相模湖畔で見つけた「日本一まずいらーめん」
山梨にドライブに出かけた際、相模湖畔で見つけた怪しい店。「日本一まずいらーめん」という看板を見て、思わず寄ってしまった。「まずい」と言う割に、提灯には「味自慢」の文字。電話番号も4-3819で「よし3杯食う!」。釣られた感は否めないが、周囲に飲食店も少ないので突撃。
まず店の入り口で巨大な天狗のお面がお出迎え。しかも無駄に目が赤く光るシロモノ。壁面には何故か、織田信長、武田信玄、豊臣秀吉など武将の名前がデカデカと書かれていて、店内にも鎧や槍から手裏剣、歩兵銃の弾丸など様々な武具が置かれている。謎のコンセプト。
メニューには普通のラーメンもあるようだが、名物は「地獄ラーメン」という唐辛子をふんだんに使ったものだという。初心者向けの「地獄の入り口」から、地獄の1丁目、2丁目、3丁目…と辛さに応じて増えていくという。せっかくのマズさが、辛さで駆逐されてしまうのでは…？
結局オーダーしたのは2丁目。語呂合わせで「二げたくなる程辛い」というが、実際に啜ってみるとそうでもない。上に乗った具は結構イケるのだが、スープは辛さに頼っていてコクがなく、麺も手打ちの割にコシがない。言うほどマズくはないが、旨くもないので反応しにくいぞ。
自称・日本一マズいラーメンは言うほどマズくない。だが、たいして旨くもないのでリアクションがとりにくく、なんだか気まずかった。ただ、店内のカオス感はなかなかのレベルなので、観光地としては面白い。話のタネに一度、行かれてみては？
<店舗データ>
【店名】 日本一まずいらーめん らーめん関所
【住所】 神奈川県津久井郡相模湖町与瀬1429-3
【最寄】 JR中央本線「相模湖駅」より徒歩15分
★2005年に閉店との情報あり。
★2007年12月29日に火事になり、現在は建物も消失。残念。
