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肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 北松戸】 ら〜麺 瑞藤「醤油 柚子あり(950円)」

北松戸「瑞藤」で啜る秋刀魚節の絶品麺

JR常磐緩行線・北松戸駅の東口から歩いて約7分。とうかえで通りを真っすぐ進み、明治神社信号を左に折れてすぐ。住宅街の一角で2024年11月22日から営業する「ら~麺 瑞藤(みづふじ)」へ。ご主人の坂本潤氏は麺屋武蔵グループでの修行を経て独立。秋刀魚節を使った完成度の高い一杯で、早くも多くのラーメンファンを魅了している。

こじんまりとした店内はカウンター6席のみ。注文方法が少し変わっていて、入口脇に置かれた3色の食券のうち注文したいモノを取り、食券と代金をカウンターの上に置くという流れである。なお満席時は食券を取らずに、軒先の青い街頭を先頭に明治神社方面に並ぶルールだ。駅から少し距離はあるが路上駐車はしないように。

麺メニューは全て秋刀魚出汁ベースで、食券の色でいうと「赤=醤油」「青=塩」「黄色=背脂」の3種を用意。醤油のみ柚子の有無を選ぶことが出来るが、ほかの追加トッピングは無く代金は3種いずれも1杯950円。麺大盛(150円)にしたい場合は白札を取ってカウンターに置く。今回は「醤油 柚子あり(950円)」を注文した。

着丼までは待つこと12分ほど。スープは秋刀魚節を主軸に、鶏や豚といった動物系、焼きアゴや鰹、昆布、煮干し、椎茸などの乾物、そしてニンニクやネギなどの香味野菜を炊き上げたもの。ひと口啜ると秋刀魚の香りと旨味が鼻に抜け、すぐに動物系、乾物と様々な旨味が追いかけてくる。実にレベルの高い、旨いスープである。

醤油のカエシはスッキリした味わいで、素材の旨味を引き立ててくれている。そこに合わせるのは菅野製麺所の平打ちの太麺だ。多加水の手揉み麺で、麺肌ツルツルのモッチリ食感でクセになる味わい。スープとの相性も抜群である。チャーシューは箸で持ち上げられぬほどホロホロの肩ロースと、炙ったバラロール肉が1枚ずつ乗る。

味付けが控えめなので肉の旨味をストレートに楽しめる。ほかトッピングにはメンマ、小松菜、刻みネギ、そして柚子皮が乗る。土の具材も丁寧な仕事が光。卓上にはペッパーミルと、秋刀魚節入りだろうか、お酢があるのでお好みで味調整を。秋刀魚だけでなく様々な旨味を楽しめる一杯。美味しく完食した。次回は塩か背脂か…

<店舗データ>

【店名】 ら~麺 瑞藤(みづふじ)
【住所】 千葉県松戸市上本郷3386
【最寄】 JR常磐緩行線「北松戸駅」東口徒歩7分

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