マルキン本舗系、味噌の新ブランド「正龍軒」
東武線・春日部駅の西口から歩いて4分ほど。ふじ通りの中央一丁目交差点から東に入った路地に2024年12月25日にオープンした「正龍軒」へ。こちらは「百年味噌ラーメン マルキン本舗」や「ふわたま辛麺専門店 サンシン」などを展開する株式会社T.H.Sの新ブランドだ。午前11時から夜12時まで通し営業というありがたい存在である。


店内はL字カウンター7席と2人がけテーブル6卓の計19席。ラーメンは「定番味噌」を筆頭に、チャーシュー+味玉+海苔の「特製味噌」、背油入り「霜降り味噌」、辛玉入り「辛味噌」を用意。さらに「醤油ラーメン」もラインナップしている。それぞれチャーシュー、味玉、背油、辛玉、のり、もやし、バター、コーンを追加可能だ。
焼き餃子、揚げ餃子、唐揚げ、フライドポテト、枝豆、もやし炒めといったツマミ類や、ライス、チャーハンなどもあり酒類も充実。一杯飲る客の姿もチラホラと。今回はメニューに『まずはこれ!』とある「特製味噌(1200円)」にライス(150円)を添えて注文。なおライスは同料金で大中小を選べるが弱気に「中」でお願いした。


着丼までは10分ほど。スープは豚骨をベースに、赤味噌を主軸にした味噌ダレを重ねたもの。赤味噌の塩味と辛味に適度な甘味とラードが加わり丁度良い塩梅に。そこに合わせるのは太陽食品「麺彩物語」の麺箱から出された黄色い中細ストレート麺だ。力強いスープに対してはやや弱い感もあるが、モチっとした食感は悪くない。
チャーシューは薄切りの豚バラ肉が2枚。ジューシーで味噌スープとはもちろん、ライスとの相性も抜群である。味玉は黄身ネットリで良い味に。ミンチ肉やフライドオニオンが多めに入っているのも嬉しいところだ。チャーシューの下には鉄鍋で炒めたシャキシャキのモヤシが。ほか大判の海苔が1枚と刻みネギ、柚子皮が乗る。


赤味噌主軸のスープもミンチやチャーシューなどの具材もライスによく合う。これならサイズは中でなく大にしておくべきだったな。卓上にはおろしニンニク、一味、エスビーコショーの大きな缶があるのでお好みで味調整を。資本系と侮る事なかれ。よくまとまった一杯、美味しく完食した。次回は「霜降り」を啜りたい。
<店舗データ>
【店名】 正龍軒(しょうりゅうけん)
【住所】 埼玉県春日部市中央1-52-2
【最寄】 東武線「春日部駅」西口徒歩4分