中国地方は大雨が続いています。
大雨でJRが止まると、通勤時間が倍増します。
車の中に1時間もいると、出社した時点で疲れ果ててしまいますね。
以前から行ってみたいと思っていた「鬼ノ城」に行ってきました。
鬼ノ城は、解明されていないことも多いのですが、7世紀頃建てられた古代山城で、広さは東京ドームの6倍を超えます。
城門が4か所、水門6か所、角楼1か所を配し、城内に必要な水を得るため貯水池もあります。
築城した人物も諸説ありますが、天武天皇のもとで吉備太宰を務め、吉備国一帯を治めていた「石川王」(いしかわのおおきみ)が建てたというのが有力です。
広島市からは山陽道で2時間半くらい。
事前に調べた通り、近くの砂川公園からの3kmが道が細くて運転しずらいです。
離合する場所はあるのですが、カーブミラーが適切に配置されてないため、対向車の発見が遅れて離合できずにバックする場面が何回かありました。
駐車場は広くて、トイレやビジターセンターがあります。
ビジターセンター。ここで事前学習をします。
山城の全体図。
さて、どのように見て回るかを考えるんですが、どのルートも距離が長い。
梅雨のさなか、7月の蒸し暑さの中で、1時間以上歩く気が起こりません。
なので、西門と角楼だけを見に行くことにしました。
結構急なんだけど。えっ、これを登るの?
7~8分も歩くと、西門跡に着きました。西門跡までは、車いす対応の道が一応あります。
この門は復元されたものですが、こんなものがこんな場所に千年以上前に作られていたと思うと、人の力ってすごいなあと感じます。
門が1階だとして、2階、3階には上がることが出来ません。
門をくぐって表に出ました。
上部に飾られているのは盾の復元。
中央の盾は、鬼の絵が描かれています。
この壁は土塁といって、土を何層も突き固めたりして作られたものです。
角楼跡(すみやぐらあと)。敵を素早く発見するための場所。
この上に建物があったかどうかは不明。
岡山市内が見渡せます。
ここから新羅や唐が攻めてくるのを見張っていたのでしょうか。
散策ルートは、このような道を歩くことになります。
所々に休憩所があります。
ビジターセンターで歴史を学習しても小一時間で見学を終えました。
ここは、城跡を見ながらのウォーキングコースという感じですね。
城が残っている訳じゃなく、建物を見て楽しむのではなく、遺跡を見ながら当時に思いを馳せるものですね。
実際、ここを訪れる人の9割は、私のように西門近辺を見るだけに終わると聞きます。
公共の交通機関でのアクセスも無く道幅が狭いため、トレッキングの準備をしてまで再訪するかと聞かれると考えてしまいます。
気候の良い時期に訪れるのがいいでしょう。
ご覧いただきありがとうございます。
夕菅(ゆうすげ)
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