写真にチャレンジ

広島県や近県をバイクや車で巡って、風景や花の写真を撮っています。

呉市 入船山記念館

2024年01月28日 | 写真

先週から真冬らしい天気が続き、降雪のため通勤にも苦労しました。


山の方にはまだ雪が残っているので、沿岸部を中心とした写真撮影になります。

これまで瀬戸内の島しょ部に行くときに通り過ぎていた広島県呉市を訪れました。

まずは、「入船山記念館」

 

広島市からはR31 で1時間ほどで到着します。

大和ミュージアムからも徒歩で15分くらいで行くことができるので、大和ミュージアムとセットで訪れる人もいます。

 

駐車場は記念館のすぐそばにあり、有料ですが100円/時間と安いです。

 

鎮守府という造船と造兵(兵器製造)部門が、横須賀・呉・佐世保・舞鶴に置かれました。

呉市は明治初期まで小さな港町でした。

明治22年(1889年)に呉鎮守府が開庁してから、海軍工廠や海軍病院などの海軍関係機関が置かれ、軍港都市として発展しました。

この記念館の場所には、呉鎮守府の司令長官の官舎があり、歴代32名の司令長官とその家族が暮らしていました。

戦後は呉に進駐した連合国軍司令官の官舎として利用され、壁が白く塗装され大幅な改造が行われました。

昭和42年(1967年)に資料館なども建てられ、「入船山記念館」として、開館しました。

平成10年(1998年)に国の重要文化財の指定を受けました。

 

記念館や呉市立美術館があるこの通りは、「美術館通り」と呼ばれ、赤レンガ敷きの並木道を楽しむことができます。

R487からは一方通行となっています。

 

入り口です。門の上の飾りなどオシャレです。

 

塔時計。1日に4回メロディーが鳴ります。

 

少し歩くと右手に総石造りの火薬庫があります。近くの休山にあったものを移築したということです。

 

その上には砲身(大砲の弾丸を込める部分)が2つありました。

 

左手にある郷土館でチケット(250円)を買います。

なお、三脚・自撮り棒、飲食、ペットなどは禁止となっております。

 

少し上には観光のメイン、司令長官官舎があります。

イギリス様式を備えた和洋併設型住宅で、洋館部は公的な利用で和館は私的な利用と機能が分けられていました。

 

洋館部の客室。

 

食堂。当時の料理の模型がテーブルに乗っています。

 

壁紙は、金唐紙(きんからがみ)と言う革に似せた和紙が貼られています。

 

廊下を進むと、一変して和館。

 

外から見た和館。

 

右側が洋館、左側が和館。内部は切れ目なく繋がっています。

 

郷土資料館で呉の歴史を学びながらも小一時間で見て回ることができます。

建築に興味のある方なら、建物の見るべき点がまだまだあるのかと思います。

第二次大戦に関心のある方なら、より背景が分かるのかなとも思います。


ここだけを訪れるのではなく、大和ミュージアムとセットとか、隣の呉市立美術館とセットとかで見学するのが良いと思います。

大和ミュージアムや美術館のチケットを見せると割引もあります。

 

街中から少し離れた場所にあるので、観光客も多くなくて、ゆったりと美術館通りを歩くのも心癒されます。

 

 

ご覧いただきありがとうございます。

                         夕菅(ゆうすげ)

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福山市 阿伏兎観音

2024年01月14日 | 写真

新年早々風邪をひいてしまい、家に籠っていました。

能登の地震報道を見るたびに、他人事とは思えず、避難バッグを準備しようかと考えるようになりました。

行方不明の方々の発見と避難所生活をされている方々の不安が解消することを願っています。


この時期らしい寒さで、バイクに乗る気がしません。

今回は、スイセンの花を撮ろうと福山市を訪れました。

「やぶ椿と水仙の里」という所があり、海と水仙の花が綺麗だということです。

 

広島市からは山陽道で尾道ICを経由すると2時間弱。

経費節約のため、一般道で行きました。R2を東進して約3時間で着きました。

 

内海大橋で田島へ渡ります。この橋はなぜかほぼ直角に曲がってかかっています。

 

島に渡ってほぼ10分で、車一台分の極細の道になります。

駐車場は6台分くらいで、この日は私以外誰もいませんでした。

 

道を上がっていき、管理の方らしいご夫婦に声をかけたところ、今年はまだ水仙は咲いていないとの事。

例年よりも遅れているらしい。

ここにはヤギが数頭飼われています。

 

水仙が咲くであろう場所から見ると海が眩しいです。

海と水仙を見ながらベンチでくつろぐのが良さそうです。

 

1輪だけ咲いていました。

 

柑橘類も何本か植えられています。

 

ご主人によると、HPなどはないので、電話で開花状況を確認してから来るといいよと、名刺をいただきました。

途中の極細の道は、開花時期には一方通行で巡回路にするそうです。

 


せっかく福山まで来たので、近くの阿伏兎(あぶと)観音」

を見ることにしました。

 

ここは、1570年に岬の突端の断崖に建てられた観音堂で、昔から海上交通の人々の信仰を多く集めていました。

 

駐車場は奥にもありますが、ここに止めるのが良いです。十台くらいが停められる大きさです。

 

ここから海沿いの道を歩いて3分で到着します。

 

拝観料100円を受付で払って入ると、左側に客殿があり、その奥の階段を登っていきます。

 

観音堂を通り過ぎて、一番奥の足摺さんに行ってみます。

結構階段が急で、手すりを持ってないと怖い感じもします。

 

ここからだと観音堂と断崖の関係が良く分かりますね。

こんな場所に作ろうという発想がよく浮かんだものだと思います。

荒々しい岩肌と朱塗りの観音堂が、不思議な調和をしています。

 

観音堂に登ってみると、お堂の周りをぐるっと一周できるようになっています。

靴を脱いで進んでいくと、怖い怖い。

手すりは膝くらいの高さしかなく、その向こうはすぐに断崖。道幅(?)も80cmくらいしかありません。しかも板が海に向かって傾斜している。

 

恐る恐る歩きながらも景色は最高。

 

お堂の最先端には、おっぱい絵馬が沢山飾られています。

地元の方によれば、「おっぱい観音」とも呼ばれており、「安産祈願とか、母乳がいっぱい出ますようにとお願いする」らしいです。

 

ここに来たら是非歩いてみるべきです。

 

阿伏兎観音自体は、バリアフリーではないけれど、30分程度で見学できます。

 

駐車場の上が、阿伏兎山自然公園になっており、周りに遊歩道(山道)もあるようなので、時間と気力があれば登ってみるのもいいかな。

 


スイセンの開花時期は1月末~3月上旬とのことなので、また今度訪れたいと思います。

 

ご覧いただきありがとうございます。

                            夕菅(ゆうすげ)

 

コメント (2)
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