写真にチャレンジ

広島県や近県をバイクや車で巡って、風景や花の写真を撮っています。

山口県防府市 阿弥陀寺のアジサイ

2024年06月30日 | 写真

連日梅雨らしい日が続きます。

週末も天気が優れず、出かける気になりません。

雨の日には雨の日なりの写真が撮れるのですが、気持ちが乗らないというか。


 

アジサイを撮りに山口県防府市の「阿弥陀寺」に行ってきました。

広島市からは山陽道を使い、徳山西ICで降ります。

休憩しながらでも、2時間くらいで着きます。

先日訪れた大平山入り口の近くでした。

 

この寺は東大寺別院として1187年重源上人によって建立された寺になります。

山口県でもアジサイの名所として有名なこの寺は、境内に約80種類約4,000株のアジサイが植えられています。

 

6月は「アジサイ祭り」を行っているので幟に従っていくと駐車場に着きます。

 

150台収容の駐車場(無料)にはきれいなトイレもありました。

 

受付で入山料200円を払います。

入園料でなく入山料というだけあって、道は石畳でけっこう急ですね。

受付で杖用の棒を貸し出してあったのもうなずけます。

開花状況は満開となっていました。

 

道は険しいけれど、一歩踏み入れた瞬間から冷っとした空気に包まれます。

雨上がりだったせいもあるのですが、木立に覆われた石段を登るのもそんなに暑さを感じませんでした。

 

観音橋という名の橋の欄干にもアジサイが彫られていました。

 

道の両側に植えられたアジサイを撮りながら登ること5~6分で仁王門に着きます。

 

二軀の金剛力士像を見ながらくぐると本堂が見えてきます。

 

本堂のそばにはトイレがあり、この時期だけなのか飲み物を販売しているテントがありました。

 

かわらけ投げ。厄除け・願掛けのスポットです。

かわらは1枚100円で、願い事を書いて、舞台の上から的を狙って投げて下の方にすえられた輪(福輪)にくぐらせます。投げて厄を落し、輪に通すことで願いが叶うとか。

 

本堂右側の阿弥陀橋。

秋は紅葉が見られそうです。

 

橋を渡ると、「水かけ五大尊」があります。

五大尊に水をかけることにより、煩悩を洗い流し病気平癒、厄除け、所願成就、ぼけ封じなどの祈願ができるそうです。

背景が山なので、一段と凄みを感じます。

 

本堂からはアジサイ園を通って下山します。


 

本堂周りのみならず、あらゆる道の端にアジサイが植えられていて、とにかく広い。

広さゆえに見て回るのに時間は要します。

一か所にまとめて咲いているアジサイもいいんですが、ゆっくり歩きながらあちこち見るのが良いですね。

観光地ではないので、石畳の階段などはお年寄りには少し難しいかもしれません。

また、雨の日は濡れて滑りやすくなります。

しかし、この時期に訪れる価値はある寺だと思います。

 

ご覧いただきありがとうございます。

                         夕菅(ゆうすげ)

 

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広島県府中市 神宮寺のアジサイ

2024年06月24日 | 写真

中国地方も梅雨入りしたと思ったら豪雨。

昨日は警報や避難準備まで出ました。

ニュースによれば、例年に比べて梅雨入りは遅いものの梅雨明けは平年並みということ。

言い換えれば、「短期間にいつも通りの雨量が降る」ということで、大雨が予想されます。

降らないと困る雨ですが、梅雨らしくシトシトと降ってほしいものです。


 

いよいよアジサイの時期なので、神宮寺(じんぐうじ)という所にアジサイを撮りに出かけました。

広島県の東部、福山市の北に位置する府中市になります。

広島市からは一般道で3時間弱かかりました。

山陽道なら福山西ICで降りればOK。

 

ナビに従い車を進めると、駐車場の入り口にスタッフの方がおられます。

駐車場は左右2か所ありどちらも料金は500円です。

 

駐車場にあるトイレ。(令和3年に建築)

 

ここは、真言宗のお寺で別名アジサイ寺と呼ばれています。

80種3000株のアジサイが咲き誇り、6月にはアジサイ祭りが催されています。

寺の前には睡蓮が見られる池がありました。

9時から14時くらいに開花が見られるようです。

 

寺の入り口に協力金(100円)を入れる箱があります。

 

様々な種類のアジサイ。

 

このお地蔵さんがこの寺のロゴになってるそうです。

 

6月一杯はアジサイ祭りで、苗の販売も行っています。


 

6月の上旬だったので、満開という訳ではありませんでしたが、いろんな種類のアジサイを見ることができました。

ゆっくり写真を撮りながら歩いても、小一時間で回れるので、時期が合えば寄ってみてはいかがでしょうか。

ただ、階段などがあるので、車いすやベビーカーでは難しい面もあるとは思います。

 

ご覧いただきありがとうございます。

                           夕菅(ゆうすげ)

 

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島根県 大井谷棚田

2024年06月16日 | 写真

沖縄は梅雨明け前の大雨が降っているというのに、中国地方は梅雨入りすらしていません。

連日の夏日にちょっと参っています。


 

田植えの季節もそろそろ終盤を迎えます。

棚田を撮りに、島根県鹿足郡吉賀町の大井谷の棚田に行きました。

 

広島市からは、R2→R187と進み、看板に従い左折します。

3時間弱かかりました。

 

このループ橋を登ると、駐車場入り口の看板が見えます。

 

土曜日の午前でしたが、駐車場には他に車は停まっていませんでした。

 

ここに車を置いて、展望台に上ってみます。

新設されたであろう鉄製の階段を登ると展望台までの道がありますが、ご覧のように草が伸び放題で歩きにくい。

 

展望台からの眺め。

 

展望台を降りて、棚田を横に見ながら道路を登っていきます。

結構急な坂です。

 

途中に、廃バスが置いてありました。

旧国鉄のバスなので、30年以上ここに放置されていることになります。

 

坂の頂にphotoスポットの看板があり、そこからの風景です。

 

最高地点のバス停があり、ここから先は車で行けない模様です。

 

「助はんどう」という岩があり、その昔干ばつの際にここにだけ僅かに溜まった水を地区の皆で分け合い生き延びたということです。

 

付近で見つけたタンポポとグミ。

 

一軒の野ざらしの廃屋。

 

当時活躍したであろう釜戸。

 

秋には、棚田のライトアップがされるようです。

これはこれで綺麗かも。

 

ゆっくり写真を撮りながら、小一時間ほど歩きました。

ほとんど人を見かけることはなく、小鳥のさえずりと水の流れる音だけの穏やかな時間を過ごすことができました。


 

色々な場所の棚田を訪れていますが、どこも田んぼの数が減っています。

平地の田んぼに比べて管理が難しく収穫量が少ないため、放棄されるようになった。

加えて過疎高齢化により担い手がいなくなったということも大きい。

1990年に棚田百選に選ばれた棚田も、半分の場所で減少しているらしい。

 

「日本の原風景」という言葉があります。

神社、小川、雑木林、昆虫など、昭和の里山風景ではないでしょうか。

畑や水田もそれにあてはまり、全水田の6%しかない棚田は令和の時代になっても残すべき日本の原風景ではないでしょうか。

 

苦労して積み上げたであろう石垣の上に、雑草が伸びているのが残念でなりません。


 

帰路、R187沿いに気になるものを発見。

何かを採石している工場かとも思われるが、現在は稼働してない模様。

調べてみると、「河山鉱山」のホッパー(鉱石を一時的に保管する場所)らしい。

引き込み線の跡も見られる。

1658~1971まで鉱山として活躍し、最盛期に栄えた関連する施設、住居も今はほとんど見ることができない。

 

ご覧いただきありがとうございます。

                               夕菅(ゆうすげ)

 

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岡山県 石火矢町ふるさと村

2024年06月09日 | 写真

ニュースで九州南部が梅雨入りしたと報じていました。

いよいよジメジメのシーズンが訪れそうですね。


 

備中松山城を訪れた足で、ふもとの石火矢町ふるさと村を見て歩きました。

 

城の登り口にあるもので、主に武家屋敷と紺屋川沿いの町並みがあります。

 

駐車場はいくつかありますが、武家屋敷前の駐車場(無料)に停めました。

ここで、散策マップをゲット。

 

通りはこんな感じで、白壁が何か所か見られます。

 

武家屋敷は2つあり、いずれも入場料500円のため、外から写真に収めることにしました。

武家屋敷(旧 埴原家)

 

武家屋敷(旧 折井家)

 

通りを歩いて行くと、分岐点に案内板があります。

 

とりあえず左に行って頼久寺に行きました。

ここは庭園が見られるお寺です。

 

次に高梁キリスト教会堂に行きました。

明治22(1889)年に建てられた岡山県内最古の教会堂です。

 

ここから紺屋川美観地区が始まります。

 

川に沿って古い建物が、当時の面影を残しつつ建っています。

 

倉敷の美観地区などとは違って規模は小さいので、小一時間もあれば、見て回ることができるので、高梁市に行くのなら備中松山城とセットで訪れるのが良いでしょう。

 

ご覧いただきありがとうございます。

                            夕菅(ゆうすげ)

 

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岡山県 備中松山城

2024年06月02日 | 写真

久しぶりに岡山県に行ってきました。 

GoogleMapの「行きたい場所」には、岡山県も何か所か登録してあるんですが、日帰りするにはちょっと距離が遠くて、なかなか行けていませんでした。


 

今回は備中松山城を撮りに出かけました。

広島市からは山陽道→岡山道で約3時間。高速料金は休日割引で3000円弱。

普段下道ばかり利用してる身からすると、高速道路は退屈で仕方ない。

ACCを90km/hにセットしてると、ほぼすることがない。

 

ナビで「城まちステーション」を目指して進むが、国道からは結構狭い道が続く。

駐車場係の方が案内をしてくれて、二輪用駐車場の奥の車用の駐車場に停めました。

ここには土産物屋やトイレがあり、シャトルバスの乗降場所になっています。

 

往復500円を払い、バスで7~8分登ると「ふいご峠」の駐車場に着きます。

平日はここまで車で登ってくることができますが、駐車台数は十数台分しかありません。

自販機がここより上にはないので、ここで飲み物を準備しておくのが良いでしょう。

 

登り口には杖になる棒が置いてあり、レンタルすることができます。

ここから、大手門→三の丸→二の丸→本丸→天守 とひたすら登っていきます。

 

道は、まるで「登山」という感じで、このような道が続きます。

 

途中の案内板を見ながら、自分を励まします。

 

途中、「あわてず、ゆっくり進むべし」とか「この先 足元悪しきにつき 気を付けて歩むべし」など城主からのアドバイスが書かれた立札がありました。

大手門が見えてきました。

 

三の丸。

敵から身を守りながら、鉄砲や弓矢を使うための穴。

 

二の丸。

ベンチがあり、城下を見下ろせるため、弁当を食べたりするのに良い。

 

これは飾り物のネコ。

 

本丸に入ると迎えてくれるネコ城主「さんじゅーろー」。

定位置の座布団の上は暑いので、日よけの下にいた。

 

ここまで来るのに、約30分。もっとかかったような気もするが、こんな山道では敵も疲れ果てるであろう。

 

500円を払って、天守へ。

築城は鎌倉時代(1240年ころ)。

城までの道があまりにも過酷なため、平時、城主はふもとに居住していたようです。

その後いろいろと城主が変わり、明治6(1873)年に廃城令が出され、全国の多くの城で天守や建物が取り壊されました。御根小屋(藩主の居宅)は破壊されましたが、天守や櫓(やぐら)、門などは不便な山の上にあったことが幸いし、そのまま放置されたということです。

 

「石落し」。攻め来る敵に石を落として応戦。

 

「武者窓」。正方形の角材の角を外側に向けて並べることにより、外からは内が見えにくく、内からは広角に敵を見ることができる。

 

食事や暖房用の「囲炉裏」。天守閣の中に囲炉裏があるのは、全国でも珍しい。

 

「装束の間」。天守の最上階にあり、城主一家の居室で床下に石が敷かれており、忍びの者でも侵入が困難とされています。

戦に敗れ落城の折には、城主一家の死に場所になるそうな。

 

廃城令や先の大戦から逃れたこの城も、昭和、平成と修復や復元をされています。

昭和14年の復元時には、地元の小中学生や女学生が2万枚の瓦を山頂まで担いで登ったらしい。

 


若い頃には城なんて興味すらなかったのですが、年を取ると、築城からの変遷や当時の人々のを思いを想像するのが楽しくもあります。

 

ご覧いただきありがとうございます。

                            夕菅(ゆうすげ)

 

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