とうとう始まったG7広島サミット。
ここ一週間、市の中心部のみならず、郊外にも警察官の姿が良く見られるようになりました。
かつて見たことの無いような厳重な警戒態勢。
中心部は交通規制があり、近づけません。
さらに高速道路も、いつ規制がかかるか分からないため遠出も場所を考えなくてはなりません。
広島で開催されることはもちろん意義深いものであるのは確かなんですが、住民にとってはちょっと微妙な感じですね。
ということで、今日は島根県に棚田を見に行ってきました。
ネットで調べた「棚田百選」から割と近場を探してみました。
棚田百選とは、1999年7月農林水産省によって、日本全国の117市町村、134地区の棚田が「日本の棚田百選」に認定されました。
棚田は先人が山や谷を切り開き、石垣を積み上げ傾斜地に作られた田んぼで、先人たちの知恵と苦労の結晶です。
神谷(かんだに)の棚田という所で、島根県の邑南町にあります。
広島市から下道を使って2時間くらいで行けました。
バイクで行くときはいつもYahooのナビを使うんですが、こいつが時々回り道を案内するんでよね。
まあバイクなんで、少々の細い道が全然気にならないんですが、この日もあちこち遠回りさせられて、結局3時間くらいかかりました。
途中にあった「ほたるの館」という施設ですが、すでに閉館していました。
だいたい棚田っていうのは山の谷間に田んぼを作るために階段状にしたものなので、そこに行くまでには細い道を登っていくことになります。
入り口に案内板がありましたが、かなり古いもので良く見えません。
少し登ると、田んぼが見えてきましたが、そこは草が伸びた畑状態。
そんな所が何枚もあり、稲作の衰退が見てとれます。
更に上ると、田植えを終えた田んぼが沢山見えてきました。
庭石曹(ニワゼキショウ)
案内板で示された棚田の上半分くらいでしょうか。
棚田百選が決まった全盛期には、水を張った綺麗な棚田が見られたものと思われます。
棚田の維持管理は大変だと思いますが、この美しい景観をいつまでも守っていきたいものです。
帰り道、広島県に入った所に道の駅ならぬ「川の駅 常清」という施設があり、ここで昼食をとりました。
特産品や土産物を売っており、アユが食べられるレストランもあります。
ご覧いただきありがとうございます。
夕菅(ゆうすげ)