ジュズダマ(イネ科)
ジュズダマ、全体的には減っているんじゃないでしょうか。10年ほど前、近所で見つけた時はものすごく久しぶりで感動したものです。その後排水路にそって毎年下流へと数を増やしています。
姿はトウモロコシに似ています。背は1mから1.5mくらい。実のように見えるのは葉鞘が変化した包だそうです。雌花は中に3個の花がありますが働くのは1個だけ。下の方にショロリンと柔らかい糸のようなものを出しているのがそれです。上の方で稲の穂のように包から飛び出しているのが雄花です。
秋になると、この包が黒く熟し、日が経つにつれ、黒→灰色→白と変化していきます。硬くて、表面に琺瑯(ほうろう)か陶器のようなつやがあって、袋に入れるとチャラチャラといい音がします。昔はお手玉に入れたようですね。これを糸を通してつないで数珠。私はネックレスにしていました。
つやつやのきれいな実
伝来の茶器のよう
糸を通してつなぎ始めたら止まらない(笑)
今ではビーズとセットになったジュズダマのキットもあるようです。
たくさん実っていてもだれも採りません。女の子がいたら一緒に遊ぶのですが。
詳しく知りたい方は下記のホームページが分かりやすいです。
http://www.kobe-c.ed.jp/shimin/shiraiwa/juzudama/juzu6.html
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