この前買ったミャンマー産翡翠原石なんですけど、他の石のついでにちょっとUVライトで照らしてみました。
「はあ、別に蛍光しないか」と思ったのですが、おいちょっと待て。
通常光の緑色とほぼ同じ光で光っている。だから蛍光なしと判断したわけだけれど、これはおかしい。
反応なしの石はもっと暗く見える。このUVライトは可視光も出しているけれどその反射光とは明らかに異なる。
蛍光? 一般的に翡翠は蛍光しないと言われているけど。うーむ。
で、ほかの翡翠も照らしてみた。
ロウカンは、真っ暗。何も見えない。
ブレスレットは、ぼんやりと光る。これも通常光と似た色。
高等明度のカボッションも、若干光る。ただし緑のものは薄い青になり、ラベンダー翡翠はごく薄い緑。
色の濃いものも同様。ラベンダー翡翠は、青っぽい緑。
糸魚川ものはどうか。
ごくごく微弱ではあるけれど蛍光しているように見える。特に肉眼よりは写真のほうがはっきりわかる。
それぞれに予測もつかない色の変化を見せる。ほかの石ではこういうのは見たことがない。
ううむ……。
可視光のまったくないライトでやってみないと本当のところはわかりませんけど、どうも、二種類の可能性があるように思われます。
①非常に微弱だが蛍光する
②紫外線が石の中で反射屈折して可視光を作っている
翡翠は独特の質感を持っていると書きましたけど、そのことと関係しているのではないか。他の石とは異なる変わった屈折反射をするのかもしれない。
ブレスレットが時たまぼわっとした光を帯びることがあるのも、こういう性質と関係しているのかもしれない。
よくわかりませんけど、不思議な石であることは確かなようです。
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