池袋の続き。
こういう大展示会でないと見れない翡翠のお店がいくつも出ていまして。
お目当てはもちろん、白翡翠。緑もラベンダーも混ざらない白。
しかし、なかなかない。
ようやく泉・IZUMI さんというお店で、ルースを発見。
小さいけれど、透明感もあって素晴らしい。めちゃ高価というわけではない。
お店の方は上田在住のご夫婦で、自ら採取・加工されているとのこと。
いわく「白翡翠は糸魚川ではきわめて少ない。見分けるのが難しいから」だそうで。
「白が好きなんですよね」と言ったらえらく喜ばれて、「今まで商売をしてきて一番嬉しい言葉」とまで言ってくださった。白好みはプロでもあるのだとこちらも嬉しくなったのでした。
ミャンマー産で「氷翡翠」と呼ばれる透明度のきわめて高いものもある。それはそれでとても美しい。糸魚川産で透明度のほとんどないものもたまにある。それもそれでとても美しい。
けど、この「ほんの少し透明度があって色むらもある」白翡翠は、めちゃめちゃ美しいと思うのです。翡翠という石の「質感の魔力」が最大限に発現しているのではないかと。
「翡翠の神髄は白」と改めて主張したくなるのであります。
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