貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

新潟石を探せ

2024-01-21 11:11:11 | ややレア

Niigataite。ニイガタアイト。新潟石。
2003年に糸魚川で発見された新鉱物で、組成は CaSrAl3(Si2O7)(SiO4)O(OH)。クリノゾイサイト(単斜灰簾石、Ca2Al3(Si2O7)(SiO4)O(OH))のカルシウムの半分がストロンチウムで置換されたもの。
名称は認定されたり廃止されたり二転三転したようだけれど、現在は正式鉱物名になっている。

エヌズさんの本店で以前から高価な標本が出ていたのは知っていた。
で、過日、エヌズ・ヤフオク版でえらく安いのが出ていて、つい出来心でポチってしまった。




《2002年に認定された新鉱物。ぶどう石-ダイアスポアからなるロディン岩中に灰黄緑色を呈して産します。乳白色はぶどう石で薄紫色はダイアスポア。黒色結晶は含ストロンチウム緑簾石です。採集自体が糸魚川産鉱物中で最も難しく入手困難な標本です。新潟県糸魚川市 宮花海岸 29x21x14mm 15g》

値段が一桁違うのだから、たぶん針の頭くらいの結晶だろう。
腹を据えて探すことにした。

ここには……ない。

ここにも……なさそう。

これは……違うなあ。

お、ここではないか? これに違いない。うむむむ?

ブラックライトを当ててみる。意味ないか。


ふう。
結論。素人の老眼の肉眼では、確信を持ってこれだと視認・断定できませんでした。
知識もないのにこういう超レア微細鉱物の世界に踏み込んではいけなかったのかな。(そういうの何て言うか知ってる?w)
まあ、アポフィライトとダイアスポアの共生標本として十分堪能できるから、いいのです。糸魚川ではめったに出ない石だし。(負け惜しみ乙w)

どなたかおわかりの方がいらしたら教えてくださーい。


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