貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

オーラライト23の23とは

2023-01-03 13:52:43 | おべんきょノート

何だかよくわからない石なので、要点整理。

・カナダ、スペリオル湖北部ローレンシア楯状台地にある原住民の聖地「Cave of Wonders」で(あるいは一帯で?)発見された紫水晶。
・H&E社のロバート・シモンズ氏やGeiger minerals社のデヴィッド・ガイガー氏が特別な「パワー」を持つ石として提唱した。
・しばしば犬牙状結晶(ドッグティース)やファントム(山型成長層)が見られる。
・下記の23種類の鉱物が内包されていると言う(だいたい顕微鏡レベル)。すべての結晶(個体)にこれらが含まれているわけではない。同じ場所から23種含有のものが出たらその個体が何も含まなくともこの名称を付けることができる。「パワー」は同等だとされる。

【23の鉱物名】英語風表記五十音順
アホーアイト Ajoite
エピドート Epidote
カコクセナイト Cacoxenite
ギラライト Gilalite(Cu5Si6O17・7(H2O)。1980年アリゾナ州ギラ郡で発見)
ゲーサイト Geothite
コパ― Copper
コベライト Covellite
ゴールド Gold
シルバー Silver
スファレライト Sphalerite
チタナイト Titanite
キャルコパイライト Chalcopyrite
鉄 Iron(?)
ニッケル Nickel
パイライト Pyrite
パイロルーサイト Pyrolusite
プラチナ(?)
ヘマタイト Hematite
ボーナイト Bornite
マグネタイト Magnetite
リモナイト Limonite
ルチル Rutile
レピドクロサイト Lepidocrosite

     *     *     *

しかし「鉄」って何? 純鉄は自然界に存在しない。アメジストの結晶に鉄原子が含まれているのは普通だからか。
なお「プラチナ」は英語サイトの説明にはなく、22となる。クォーツを入れて23なのか。

まあ「パワーストーン」系の人たちが言うことなので、よくわからないことが多いのは致し方ない。あまり深入りはしない。まあ、こまけえこたあいいんだよ、AA略。
なのに何でこんなこと書いているかというと、「意味と効能」ばかりで「事実」が簡潔に記されているところがないので。

     *     *     *

ついでにおまけ。有名だけどよくわからん「スーパーセブン」。あちきは持ってない。
 ・水晶、アメジスト、スモーキークォーツの3種類のクォーツに、ゲーサイト、レピドクロサイト、カコクセナイト、ルチルの4種類の鉱物が含有されたもの。
 ・アメリカの著名クリスタルヒーラー、A・メロディ女史が、ブラジルのエスピリトサント鉱山から採れるものに対して命名した。
 ・「セイクリッドセブン」と呼ばれることもある。
 ・エスピリトサント鉱山産以外のものもこの名称で流通しているらしい。

いろいろありますね。


アメジストまたまた ②エッチド・アメジスト

2023-01-02 14:57:15 | 単品

前記事のと同時に The Stone of WAKOU さんから購入した「エッチ度」ではなく(よしなさい) 「エッチド・アメジスト」。蝕像というやつね。ブラジル産。エッチド・アメジストというのはアメジストの中では割合高いけど、これはお安かった。

色は淡い。アメジストは、淡い系と濃い系があるけど、あちきはどうも淡いものが好みみたい。
複雑な形をしているので、角度によって姿が変わるし、輝く面もあちこちで現れては消えるしで、ぐるぐる回して見ていると楽しい。

そして白熱灯光の透過では、ウイスキーのような色を見せる。なんかいい匂いがしそう。

蝕像ものというのは繊細でとてもいいですね。うちにはアイスクリスタル、フローライト、ゴシェナイトといったのがあるけど、どれもきらきらと美しい。
そのうちもっとダイナミックな蝕像アメジストに出会えたらいいなと思ってるけど、水晶の蝕像というのはけっこう地味みたい。なんでですかね。


アメジストまたまた ①60年前のアメジスト

2023-01-01 18:03:39 | 単品

前に「アメジストは万民の宝石」と書きました。ほんとは違う言い方をしたかったのだけど、そう書くと非難轟々になりそうなのでやめる。まあ安くても美しいものがたくさんある。あちきなんぞには実にありがたい石です。
色も濃かったり薄かったり、青っぽかったり赤っぽかったり、模様があったりインクルがあったりといろいろ。産地もたくさんあって、それぞれに特色がある。
で、お手頃価格のものだとつい手を出す。同じ種類のものをたくさん集めるという嗜好はないしそんな経済的余裕もないのだけど、アメジストとアイオライトとムーンストーンはけっこうたまってしまった。(比較的お安いものばかりだね)

ネタもなくなってきたので、そんなアメジストたちを総ざらいしようかと思いまして。
石屋さんもお休みで皆さんお暇でしょうし。(自分と一緒にするな)

まずは最近 The Stone of WAKOU さんから購入のブラジル産「Old Stock 1960's」。
60年前だぜ。ってあちきよりは若いか。(君は古いねえw)
「アメリカの老舗業者より1960年頃の在庫品を譲り受けた」とある。オールドストックというのは、絶産とか廃坑とかでもう採れない貴重品という場合もあるようだけど、これがそうかどうかは知らない。

普通に見ると「黒曜石ですか?」みたいな姿。
60年のうちに煤けてしまったのか。あちきと同じか。(君は汚くなった、だろ)
表面に何かが付いているのかとちょっと削ってみたけどそうではない。(君も表面削ったらどうだい?) 血が出るわい。
年とともに褪色するというのは聞いたことがあるけど、暗く濃くなるなんてあるんですかね。

ところが透過光だと素晴らしく美しい紫を発する。この色、なかなかない、いい色です。

方向によってはまた違う色になる。

さらに白熱灯光の透過だと、赤く「カラーチェンジ」する。
ルビーも真っ青(ないないw)の鮮やかな赤。肉眼だともっとすごいのですけどね。

まあアメジストを白熱灯光透過で見ると赤くなることはしばしばある。ブランドバーグとかもそうみたい。けど、この真っ赤っ赤はすごい。

60年を経て味わいを深めたのでしょうかね。
一見ド地味だけど光を透すと多様に輝くなんて、あちきみたいじゃないですかね。(どこがじゃい)
ともあれ、面白い石です。


謹賀新年

2023-01-01 08:44:35 | 漫筆

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

元旦はやっぱりサンストーン。去年も同じだったけど、別の石。

これ、透過光。普通サンストーンはラメのキラキラを見るため反射光で見る。
けどこやつは石の色自体がきれいなので、透過するとまさしくお日様。ラメもきれいなんだけどあちきの写真では写せない。
ちょっと光を変えると別の妖しい恒星のよう。



日本人には太陽は神様。「お天道様」と呼んで日の出日の入りには手を合わせて拝んだ。
最近は地球温暖化とやらのせいか、少し疎ましく思う人も多い。日焼けはガンになるとかもね。
太陽はあちきらの目では燃える玉だけど、振動数の違う次元では太陽は「住める土地」であり、そこには「太陽人」が住み活動している。彼らは太陽系全体、地球や金星を始めとする惑星生命を見守り養っている。つまり人間にとっては神に等しい存在である。こういう「恒星人」は宇宙の至る所に存在するがあちきらには認知観測できない。と19世紀の近代スピリチュアリズムの霊界通信にはある。(うむむむ)
信じるも信じないもご自由。けれどあんまり傲岸不遜にしているとお天道様は怒って「太陽フレア」の鉄槌を下されるかも。大事なデータはUSBに収めて鉛の箱に入れておいたほうがいいかもしれませんよ。(新年早々脅すのはよしなさい)

まあなかなか大変な状況ではありますが、皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。