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詩集を作りました

もう昨年のことですが詩集を作りました。

100ページほどで25編が収められています。

ほとんど当ブログに掲載されている作品なので、

改めて読むまでもありませんが、 紙媒体として眺めてみるのも、

また趣があって良いのではと思っています。

「Amazon」でも買えますが、

当ブログをご覧になった方は、無料で差し上げます。

お名前と送り先、ひと言メッセージなどを書いて、

メールで送って頂ければと思います。 → bell@po.wind.ne.jp

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反響が続々と!?


「すてきな時間」の反響が続々と届いている。

っていうか、買ってもらったのではなく、
知人への献本だから、お礼状みたいなもの・・・?
続々というよりポツポツです。

中には、本を玄関に飾ってある、なんていう人も。
ホントかな。

どの手紙も割りと好意的なので、すっかり気分良くして、
何度も読み返している。とくに女性からの手紙は。
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本屋へ行く。

 「すてきな時間」を置かせてもらおうと、
この街ではいちばん古い、老舗(しにせ)のK書店さんに、
頼みに行った。
街の中ほどに建っているせいか、
週末の夕方だというのに人もまばらだった。
ぼくの本はどちらかというとアート関係かなと思ったので、
その書棚のある2階までエレベーターで上がった。



レジに行って若い(たぶん20代)女性店員に、
あの本を置かせてもらえますかと控えめに言うと、
ちょっと待って下さい店長を呼びますとどこかへ電話をかけた。
むずかしい話しは嫌だなと思いながら5分くらい待っていると、
エレベーターからエプロンをかけてるのに怖そうな顔つきの、
店長らしき人が降りてきて、怪訝そうにぼくの方へ近づいてきたので、
あの本を置かせてもらえますかとこれまた控えめに言うと、
本をパラパラめくって、わかりました、一週間くらいかかりますけど、
といって、あっさり置かせてくれることになった。


 ホッと胸をなで下ろして、
せっかく来たのだからと本を見て回った。
ちょうど「アートン社」の絵本展をやっていた。
ぼくはこの会社の絵本がけっこう好きだったので、
ぐうぜんのことに嬉しくなって足を止めた。
韓国やインドの絵本、そして宇野亜喜良氏の絵に見とれた。
その中の一冊を紹介します。

ジャミパン

アートン

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「母は、あんぱんやクリームパンにくらべてジャムパンを格下のように考えていて、
軽蔑をこめてジャミパンと呼んだ。」
          「ジャミパン」より引用。

 巻頭のこのフレーズが気に入ってしまって、迷わず買ってしまった。
宇野亜喜良氏の絵は、微妙な心や謎めいたものに、ピッタリはまっている。
さすがだなーと感心した。

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 ちかくのソファには、中年くらいのおばさんが、本を見るではなく、
ただぼんやり座っていた。
それにしてもいろいろな本が世の中にはたくさんあるものだ。
このたくさんの種類に混じって、
ぼくの本が1冊だけ置かれるのか、5冊くらい置いてくれるのか、
それとも・・・。
それをたしかめに行くことなど、タクシー代がかかるのと、
素人の浮かれ気分みたいで格好悪い気がしたので、
もう止めておこうと思った。
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本の紹介~「ブタとガンマラー」~

ブタとガンマラー

翔雲社

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 ”ガンマラー”は、沖縄の方言で、”いたずらもの”という意味だそうです。
この物語は、
35年前に沖縄であった本当の話を元にしています。
したがって、沖縄の方言もところどころに出てきます。

いたずらものの少年たちは、ブタをいじめては遊んでいました。
ある日、ブタ小屋のおじさんに見つかった少年たちは、
一週間、ブタの世話をするように言いつけられました。
つぎの日から、4人の少年たちのブタ小屋に通う毎日がはじまります。

いたずらっ子の少年たちと、ブタを通して描かれる心温まるストーリーです。


 この絵本をプロデュースしたオリーブさん(HN)は、
ネットで偶然読んだこの物語りに感動して、多くの人に伝えたいと思い、
作者の了解を得て、出版を思いたったそうです。
本にしたいと思いたったのが、作者でも出版社でもなく、
ネットを介して偶然読んだ、一人の女性の思いだったのです。

 その辺の出版逸話など、HPで書かれてありますので、
ぜひご覧になって下さい。→「ブタとガンマラー」
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詩画集「すてきな時間」自作詩を語る

 自作詩について、いろいろ説明するのは、苦手だなと感じます。
詩は読み手によって、感じるように読んでもらえば良いわけで、
わざわざこういう意味ですという、説明を加える必要はないし、
なにより、作者自身が、自分の詩の良し悪しについてよく分かっていない、
というのがいちばんの理由です。

 新刊「すてきな時間」に収められている10編の詩の中で、
どの詩があなた(作者bell)はいちばん気に入ってますか?と聞かれたら、
どれも読み返したくないくらい、出来れば触れたくないくらいの気持ちなのですが、
しいていえば次の詩を掲げます。
この詩はいちばん巻末に、やや地味目に掲載してあります。

「気象予報士」

「雨が降り、海に流れて蒸発して、
また雨や雪になる。
これが水の循環なんですけど、
地球全体の水の量っていうのは、
ずっと変わらないんですよね。
だからいま降ってる雨は、
恐竜時代に降った雨とおんなじなんですよ」

頭の禿げかかった中年風の気象予報士は
抑揚をつけるでもなく
淡々とした口調でそう語った

ぼくはとたんに
古代へタイムスリップする
今日の雨は
ステゴサウルスの背びれの匂いか

 一連は、テレビから流れる中年風の気象予報士が発した言葉の引用から始まります。
ぼくがこの言葉を聞いたとき、「あ、そういうことか!」と、
なにかを発見したような感動を持ちました。
雨が蒸発してまた雨になって降ってくる、
というのは当たり前といえば当たり前なのですが、
これが恐竜時代から、増えもせず減りもせず、
同じ分量が、繰り返し行ったり来たりしながら、
循環だけを繰り返して続いてきた、ということが驚きだったのです。

 おそらくそれはもっと以前、地球創世記から、続いていたはずです。
地球に生きる生物、人間は、絶えず変化し、
生と死を怖れ、迷ったりして生きているのに、
自然は地球の中だけで、何億年も循環を繰り返してきた。
もしかしてこれは輪廻転生にも通じているのではないかと、
ふと思ったのです。

 二連目は、そういうことを学問的に当然のように話す気象予報士です。

 そして三連目で、
そういう自然の営みのスケールの大きさに気が付いたぼくの驚きを、
「今日の雨は
ステゴサウルスの背びれの匂いか」
という2行に表してみました。 

 ちなみにこの詩は、始めは「タイムスリップ」という題名だったのですが、
カタカナでは映画タイトルみたいで、叙情が損なわれていると感じたので、
ふつうに「気象予報士」に変更しました。

 それから「ステゴサウルス」とは恐竜の名前ですが、
サウルスなのか、ザウルスなのか、よく分からなかったので、
英語では「Stegosaurus」になっていたので、濁点なしのサウルスにしました。

すてきな時間―詩画集より。 アマゾンで発売中。
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本つくりました

すてきな時間―詩画集

翔雲社

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詩画集を出版しました。(5月18日発売)
前に手作り詩画集としてつくった「坂道」の改訂版みたいな内容なのですが、
今回は出版社から出したので、本の出来ばえはしっかりしています。
よろしかったら買って下さいね。

下記のサイトでも扱っています。
bk1
クロネコヤマトのブックサービス
ジュンク堂書店


●なお、ぼくのサイン入りが欲しいという、奇特な方は、直接メール下さればお送りします。(請求書つけますけど・・)
住所とお名前を書いてこちらへご連絡下さい。→  bell@po.wind.ne.jp
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本の紹介~「もけらもけら」~

もけら もけら

福音館書店

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 最近、絵本に興味があって、本屋やネットで探したりしています。
絵本の良いところは、内容がシンプルですぐに読める、形式が自由であるということです。
子供向けというイメージがありますが、じつは結構おとなが見ても面白いのです。

 30数ページですが、全編が擬音のような言葉だけしか出てこない。

 ぴた ごら ぴた ごら
 しゃばた しゃばた 
 ぷて ぽた ぽと
 ぐがん ぐがん だぱた とん
 じょわらん じょわらん


 絵は○△□を変形させたような、意味不明の抽象的で単純なもの。
読み終えても、何のメッセージも意味もないのだが、
しかし、この本を見ていると、なにか懐かしいような、
子供のころのときめきを甦らせてくれる。
黙読するより声に出して読むことをお薦めしたい。
いや、そんなこと言わなくても自然と声が出てしまうだろう。

 文はジャズピアニストで知られる山下洋輔氏。
絵は現代美術画家の元永定正氏。
1990年発行ですでに第27刷になっているので、ロングセラーといっても良い。
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