絵や詩をかいています。
制作日誌
Bellアート通信 最終号
●Bellアート通信● 2007年5月30日 最終号 |
友だち もうずっとまえ 宇宙人と遊んだことがあった ぼくはそのとき まだ宇宙と地球の区別がつかなかったから みんな仲間だと思っていた ぼくたちは たしかこんな約束をしたんだ 「昼間はおかあさんがいないから いつでも遊びにおいでよ」 それからふたりで遊んだのは 二、三度だけ ある日 おかあさんが血相かえてやってきて 追いかえして あれからもうしばらく会っていない |
DETA:27cm×19cm:紙・水彩 |
●新刊案内 -5月18日- すてきな時間―詩画集 鈴木宏幸 著 B5変形版:56ページカラー:翔雲社 定価1575円(税込み) ”10編の詩と27作の絵の世界” あなたの心にやさしいTea Timeを。 ・アマゾン・bk1などで発売中。 わたしのサイン入りを希望される方は、直接メール下さい。 |
●館長のつぶやき ・みなさん、こんにちは。 しばらくぶりにメルマガを発行しました。 半年ぶりなので、なにを今さらって感じでしょうが、 お知らせしたいことがあったので、ノコノコと書いています。 じつは今まで発行していた「Bellアート通信」の絵や詩から選んで、 出版社より一冊の本を発行しました。 このメルマガは大体、3年半くらい続けていましたが、 途中で挫折してしまい、休刊状態で今に至っています。 ただ、せっかく書いた絵や詩なので、 なんらかの形に残しておきたいと思い、本にしてみたわけです。 本に載せたのはごく一部ですが、 読者のみなさんに支えられながら、絵を描いてきたので、 本を発行できたのは、このメルマガ(読者)のおかげだと思っています。 もし、よろしかったら買って下さい。↑↑新刊案内参照。 それから、このメルマガは、今回で本当の廃刊にしたいと思います。 すでに忘れられていると思うので、改めて言うことでもないと思いますが、 一応、発行登録は今号で区切りをつけます。 読者のみなさんには、大変お世話になりました。 これからは絵や詩はブログの方で、定期的に公開していきます。 Webリアル公開制作なども行いますので、たまには覗いてみて下さい。 ・ブログ→「制作日誌」 先の予定は分かりませんが、 また新しいメルマガを半年後くらいには発行したいと考えています。 今度は途中挫折しないよう、責任をもってやりたいと思っています。 読者の方と繋がりを感じるのは、やはりメルマガだと思いますので。 お付き合い有り難うございました。 今日は宣伝ばかりでごめんなさい。 頸椎症に悩まされているBellでした。 それでは、またお会いしましょう。 館長:Bell |
●感想用のフォームです。 ●購読解除・変更はここから。 ●原画購入希望はメールにて。 ●あなたのアート情報をお寄せ下さい。(掲示板) 発行者・鈴木宏幸 毎週火曜日発行 Webサイト 陽のあたる部屋 ・このメールはオンラインで開いてください。 ・無断転載・転送・引用は禁止です。 ●発行部数合計:199部 (まぐまぐ:135部 melma:30部 メルマガ天国:15部 E-Magazine:6部 Yahoo!メルマガ:13部) |
母のひとこと
ぼくが「すてきな時間」を出版して、浮かれているときに、
母がポツリとこんなことを言った。
「おんめえ(お前)の本は、字が少ねえから、みんな立ち読みでよんじまって、
買う人なんかいねえだべさ」 (注・だべさ→群馬弁)
うっ。痛いところ突いてる。それは言えてる。
字数にしたら3000字くらい。原稿用紙8~10枚くらいだからな。
一応「そんなことねえさ~」と反発はしておいたが、
そこをどうやって人に買わせるかを悩んでいただけに、
核心をついた発言だったので、まいったなという感じだった。
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・すてきな時間―詩画集 発売中。
絵を描く予定(6月)
6月2日(土)は絵を描く日にします。 |
詩画集「すてきな時間」自作詩を語る
自作詩について、いろいろ説明するのは、苦手だなと感じます。
詩は読み手によって、感じるように読んでもらえば良いわけで、
わざわざこういう意味ですという、説明を加える必要はないし、
なにより、作者自身が、自分の詩の良し悪しについてよく分かっていない、
というのがいちばんの理由です。
新刊「すてきな時間」に収められている10編の詩の中で、
どの詩があなた(作者bell)はいちばん気に入ってますか?と聞かれたら、
どれも読み返したくないくらい、出来れば触れたくないくらいの気持ちなのですが、
しいていえば次の詩を掲げます。
この詩はいちばん巻末に、やや地味目に掲載してあります。
「気象予報士」
「雨が降り、海に流れて蒸発して、
また雨や雪になる。
これが水の循環なんですけど、
地球全体の水の量っていうのは、
ずっと変わらないんですよね。
だからいま降ってる雨は、
恐竜時代に降った雨とおんなじなんですよ」
頭の禿げかかった中年風の気象予報士は
抑揚をつけるでもなく
淡々とした口調でそう語った
ぼくはとたんに
古代へタイムスリップする
今日の雨は
ステゴサウルスの背びれの匂いか
一連は、テレビから流れる中年風の気象予報士が発した言葉の引用から始まります。
ぼくがこの言葉を聞いたとき、「あ、そういうことか!」と、
なにかを発見したような感動を持ちました。
雨が蒸発してまた雨になって降ってくる、
というのは当たり前といえば当たり前なのですが、
これが恐竜時代から、増えもせず減りもせず、
同じ分量が、繰り返し行ったり来たりしながら、
循環だけを繰り返して続いてきた、ということが驚きだったのです。
おそらくそれはもっと以前、地球創世記から、続いていたはずです。
地球に生きる生物、人間は、絶えず変化し、
生と死を怖れ、迷ったりして生きているのに、
自然は地球の中だけで、何億年も循環を繰り返してきた。
もしかしてこれは輪廻転生にも通じているのではないかと、
ふと思ったのです。
二連目は、そういうことを学問的に当然のように話す気象予報士です。
そして三連目で、
そういう自然の営みのスケールの大きさに気が付いたぼくの驚きを、
「今日の雨は
ステゴサウルスの背びれの匂いか」
という2行に表してみました。
ちなみにこの詩は、始めは「タイムスリップ」という題名だったのですが、
カタカナでは映画タイトルみたいで、叙情が損なわれていると感じたので、
ふつうに「気象予報士」に変更しました。
それから「ステゴサウルス」とは恐竜の名前ですが、
サウルスなのか、ザウルスなのか、よく分からなかったので、
英語では「Stegosaurus」になっていたので、濁点なしのサウルスにしました。
本つくりました
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詩画集を出版しました。(5月18日発売)
前に手作り詩画集としてつくった「坂道」の改訂版みたいな内容なのですが、
今回は出版社から出したので、本の出来ばえはしっかりしています。
よろしかったら買って下さいね。
下記のサイトでも扱っています。
●bk1
●クロネコヤマトのブックサービス
●ジュンク堂書店
●なお、ぼくのサイン入りが欲しいという、奇特な方は、直接メール下さればお送りします。(請求書つけますけど・・)
住所とお名前を書いてこちらへご連絡下さい。→ bell@po.wind.ne.jp
本の紹介~「もけらもけら」~
もけら もけら福音館書店このアイテムの詳細を見る |
最近、絵本に興味があって、本屋やネットで探したりしています。
絵本の良いところは、内容がシンプルですぐに読める、形式が自由であるということです。
子供向けというイメージがありますが、じつは結構おとなが見ても面白いのです。
30数ページですが、全編が擬音のような言葉だけしか出てこない。
ぴた ごら ぴた ごら
しゃばた しゃばた
ぷて ぽた ぽと
ぐがん ぐがん だぱた とん
じょわらん じょわらん
絵は○△□を変形させたような、意味不明の抽象的で単純なもの。
読み終えても、何のメッセージも意味もないのだが、
しかし、この本を見ていると、なにか懐かしいような、
子供のころのときめきを甦らせてくれる。
黙読するより声に出して読むことをお薦めしたい。
いや、そんなこと言わなくても自然と声が出てしまうだろう。
文はジャズピアニストで知られる山下洋輔氏。
絵は現代美術画家の元永定正氏。
1990年発行ですでに第27刷になっているので、ロングセラーといっても良い。
制作終了~
久しぶりに仕事をした感じです。
もっと10枚くらい描けるかと思っていたけど、
結局一日で5枚でした。
詩を書くのも悩んでしまいました。
なにか感想がありましたらどうぞ。
また体調が良いときに、描いてUPしたいと思います。
では、おやすみなさい。
「田舎の空の下で」・4枚目の絵・
ぼくの住む町は |
「不機嫌」 ・3枚目の絵・
やわらかく赤みを帯びた乳房 |
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