hiro_tagebuch

アマチュアVn&Va弾きの日記です

Fidelio

2009-10-27 08:10:35 | インポート
MPhilコンサートでした

Christian Thielemann: Dirigent
Edith Haller: Sopran
Klaus Florian Vogt: Tenor

Ludwig van Beethoven
歌劇「フィデリオ」から
アリア、二重唱、
序曲、レオノーレ序曲x3

カメラは見事に忘れたので、先日の演奏会の写真から



↑ 席から舞台を見て。



↑ 後ろを振り向くとこんな感じ。


上述のように、フィデリオから、アリアを
ソプラノ、テノール各1曲、二重唱を1曲でした。
歌手って、演奏会でも表現力豊かですね。
しかもその声量はやっぱりすごいっ
何度もアップしていますが、最終的には人の声には
敵わないかなぁ
歌っているときの表情もすばらしく、たった二人で
歌っているのに、オペラの情景が浮かぶようです
フィデリオ、まだ観たことないですが、観たくなりました


実はMPhilでベートーベンを聴くの初かも
しかも、Thielemann
ミュンヘンにいる幸せを感じます

ベートーベンだからといって、決して力み過ぎることなく、
オケ全体のサウンドで鳴らすところがさすがです。
そうなると、必然的に内声(といって対抗配置なので、
上手側なんですけど)も明確に見えてくるんですね
でもってその上に鳴る1st Vnが柔らかい

さんざん、演りつくしているベートーベンだと思うのですが、
Tutti皆、楽しそうに真剣に演奏しているんですね。
そこがなんとも羨ましい
そうそう、今日はコンマス3人が勢ぞろい(だと思う)!!
個々人の名前は知らないのですが、おそらく少なくとも二人は
1外、2外でした。今日のコンマスは、やっぱり、トムハンクス似の
人で、やっぱり彼はすばらしい
その存在感と統率力、音色、どれもピカイチ
もちろん音楽を作っているのはThielemannですが、オケをまとめて
いるのはコンマスですね

レオノーレの1st Vnの難所も、なんとも柔らかい音色でさっくりと
聴かせてくれました。ぶらぼー


チャイコフスキーのときのような、感涙に咽ぶことはなかったですが、
しみじみと心に残る、かつ勉強になる演奏会だったと思います