Hilary Hahn & Royal Scottish National Orchestraの
演奏会行ってきました
↑ 会場は、いつものGasteig Philharmonie
過去ブログを見ると、どの演奏会も、「良かった、素晴らしかった」
と書いている気もしますが、今日の演奏会もその中でトップクラス
の素晴らしい演奏会でした。
↑ 本日のプログラム:
Faure: Pelleas et Melisande Suite op.80
Sibelius: Konzert fuer Violine und Orchestra d-moll op.47
Dvorak: Sinfonie Nr.8 G-dur op.88
Royal Scottisch National Orchestra
Stephane Deneve: Leitung
Hilary Hahn: Violine
名曲プロですね~!!
こっちでは珍しいかも
総括としては、本当に素晴らしい、新発見いっぱいのコンサートでした
各論です:
●ペレメリ組曲:
まず、オケのサウンドにびっくり。
ロイヤル・スコティッシュ管、初めて聴きますが、
これまた特徴あるサウンドです。
いつもながら言葉で表現するのは大変難しいのですが、
あえて表現すると、、、
各パートの音がまず、とっても透明。
クリスタルのような音色。
でもってこれがTuttiとなると、透明感を保ったまま、
響きが豊かな美しい音色になるんですね。
不純物の無い、混ざらないハーモニー、
BRともMPhilとも全く違うサウンド。
いずれも超一流のサウンドであることは間違いなく、でもって
高い次元でオケの特徴あるサウンドってあるんだなぁ、と
つくづく思います
すっかりこのオケのファンになりました。
Obの音色がまたすばらしく、固めのコーンとした音色。
有名なシチリアーののFlのソロも、ピカイチでした
こんな素晴らしいオケ、あるんだなぁ、と、心から思います。
●シベリウス Vnコンチェルト:
お目当てのHilary Hahn
もう、いつ聴いても、何度聴いても、期待を裏切らない素晴らしさ!!
彼女が演奏する時代に生きていて、彼女の生演奏を聴けることに、
本当に幸せを感じます
彼女のシベリウスは、以前、横浜みなとみらいで聴いているのですが、
そのときとはまた違った演奏で、これまた感動~
今日の演奏は、いろいろ考えた過程なのか、いろいろいじって
ありました。Hilaryにしては珍しくポルタメントも多用され、テンポの
変化もかなりつけてあり、随所にびっくり
でもって、彼女にしては本当に珍しくミスも何か所かありました。
いつも完璧な演奏なので、音を外すなんて珍しく、かえって
新鮮
とはいえ、音色は美しく、凛として、遠くまで通り、でもって音符が
見えるような細部まで気を配った演奏、そうの上にしっかりとした
音楽がそこにあります。
間違いないく現代のトップの演奏家の一人です
オケも、透明なサウンドでしっかりと支え、ピアノ部分も透明な
美しいサウンドで決してソロを邪魔せず、オケが全面に出る部分では
しっかりとオケサウンドを聴かせてくれます。
シベリウスはこれまで何度も聴いていますが、今までの中では
一番良かったと思います。
●アンコール1:
Bach: 無伴奏パルティータ3番からGiga
アンコールは必ずバッハの無伴奏を弾いてくれるHilary.
広いPhilharmonieに彼女の音色が響きます。
まさにバッハの思い描いた音楽はこれか?と思える
音楽がそこにありました。
●アンコール2:
Bach: 無伴奏パルティータ2番からSarabanda
いつもはアンコールにゆっくりした無伴奏を選ぶのに、今回は
上述のGigaだったのでびっくりだったのですが、しっかり、
2曲目にSrabandaを弾いてくれました。
Hilaryの無伴奏は、まさにポリフォニーが浮かびます。
細部まで本当に検討され、具現化されたバッハだと思います。
バッハがもし聴いていたら幸せだろうな。
●ドボ8:
ドボルザークの中でも、土臭さ抜群(だと勝手に思っている)
ドボ8ですが、ロイヤル・スコティッシュ管にかかるとなんとも透明感の
あるドボ8になるんですね。
どうやったらこんなサウンドが奏でられるのか、不思議
冒頭のVc, 木管群のユニゾンも透明感抜群の素晴らしい音色。
その後の、数ある土臭いフレーズもなんとも美しく!!
ドボ8のイメージが変わりました、はい。
3楽章のメロディは、もともと美しいメロディですが、これがまた
なんと表現しましょうか、という感想。
4楽章は金管群も聴かせてくれ、もちろん、Flの超絶ソロも
すばらしく、ブラボー
有名な「こがねむし~」も、イメージ一新、カッコ良かったです
本当にどうやったらこんな透明なサウンド、アコードが作れるのか、
わかりませんっ
●アンコール1:
スラブ舞曲
何番かは不明、ごめんなさい。
●アンコール2:
まったくもって不明。
スコットランドの民族音楽でしょうか?
会場からも手拍子が自然にわき起こり、
オケからは歓声もあがり、とっても楽しい曲。
でもって楽しい、あるいみオチャラけた曲なのに、
サウンドは相変わらず美しい~
アンコールは計4曲も聴け、元々のプログラムと合わせて
ボリュームたっぷり、質も高く、発見も多く、大満足
↑ 終演後の舞台:
ブラボー、連発でした
終演後はHilaryのサインもしっかりいただきました
演奏後で疲れているだろうに、笑顔を絶やさず、一人ひとりと
会話しながらサインするなんてすばらしい
最後になってしまいましたが、友人にも多く会うことができ、
また新たな友人もでき、これまた楽しかったです
素敵な夜でした
演奏会行ってきました
↑ 会場は、いつものGasteig Philharmonie
過去ブログを見ると、どの演奏会も、「良かった、素晴らしかった」
と書いている気もしますが、今日の演奏会もその中でトップクラス
の素晴らしい演奏会でした。
↑ 本日のプログラム:
Faure: Pelleas et Melisande Suite op.80
Sibelius: Konzert fuer Violine und Orchestra d-moll op.47
Dvorak: Sinfonie Nr.8 G-dur op.88
Royal Scottisch National Orchestra
Stephane Deneve: Leitung
Hilary Hahn: Violine
名曲プロですね~!!
こっちでは珍しいかも
総括としては、本当に素晴らしい、新発見いっぱいのコンサートでした
各論です:
●ペレメリ組曲:
まず、オケのサウンドにびっくり。
ロイヤル・スコティッシュ管、初めて聴きますが、
これまた特徴あるサウンドです。
いつもながら言葉で表現するのは大変難しいのですが、
あえて表現すると、、、
各パートの音がまず、とっても透明。
クリスタルのような音色。
でもってこれがTuttiとなると、透明感を保ったまま、
響きが豊かな美しい音色になるんですね。
不純物の無い、混ざらないハーモニー、
BRともMPhilとも全く違うサウンド。
いずれも超一流のサウンドであることは間違いなく、でもって
高い次元でオケの特徴あるサウンドってあるんだなぁ、と
つくづく思います
すっかりこのオケのファンになりました。
Obの音色がまたすばらしく、固めのコーンとした音色。
有名なシチリアーののFlのソロも、ピカイチでした
こんな素晴らしいオケ、あるんだなぁ、と、心から思います。
●シベリウス Vnコンチェルト:
お目当てのHilary Hahn
もう、いつ聴いても、何度聴いても、期待を裏切らない素晴らしさ!!
彼女が演奏する時代に生きていて、彼女の生演奏を聴けることに、
本当に幸せを感じます
彼女のシベリウスは、以前、横浜みなとみらいで聴いているのですが、
そのときとはまた違った演奏で、これまた感動~
今日の演奏は、いろいろ考えた過程なのか、いろいろいじって
ありました。Hilaryにしては珍しくポルタメントも多用され、テンポの
変化もかなりつけてあり、随所にびっくり
でもって、彼女にしては本当に珍しくミスも何か所かありました。
いつも完璧な演奏なので、音を外すなんて珍しく、かえって
新鮮
とはいえ、音色は美しく、凛として、遠くまで通り、でもって音符が
見えるような細部まで気を配った演奏、そうの上にしっかりとした
音楽がそこにあります。
間違いないく現代のトップの演奏家の一人です
オケも、透明なサウンドでしっかりと支え、ピアノ部分も透明な
美しいサウンドで決してソロを邪魔せず、オケが全面に出る部分では
しっかりとオケサウンドを聴かせてくれます。
シベリウスはこれまで何度も聴いていますが、今までの中では
一番良かったと思います。
●アンコール1:
Bach: 無伴奏パルティータ3番からGiga
アンコールは必ずバッハの無伴奏を弾いてくれるHilary.
広いPhilharmonieに彼女の音色が響きます。
まさにバッハの思い描いた音楽はこれか?と思える
音楽がそこにありました。
●アンコール2:
Bach: 無伴奏パルティータ2番からSarabanda
いつもはアンコールにゆっくりした無伴奏を選ぶのに、今回は
上述のGigaだったのでびっくりだったのですが、しっかり、
2曲目にSrabandaを弾いてくれました。
Hilaryの無伴奏は、まさにポリフォニーが浮かびます。
細部まで本当に検討され、具現化されたバッハだと思います。
バッハがもし聴いていたら幸せだろうな。
●ドボ8:
ドボルザークの中でも、土臭さ抜群(だと勝手に思っている)
ドボ8ですが、ロイヤル・スコティッシュ管にかかるとなんとも透明感の
あるドボ8になるんですね。
どうやったらこんなサウンドが奏でられるのか、不思議
冒頭のVc, 木管群のユニゾンも透明感抜群の素晴らしい音色。
その後の、数ある土臭いフレーズもなんとも美しく!!
ドボ8のイメージが変わりました、はい。
3楽章のメロディは、もともと美しいメロディですが、これがまた
なんと表現しましょうか、という感想。
4楽章は金管群も聴かせてくれ、もちろん、Flの超絶ソロも
すばらしく、ブラボー
有名な「こがねむし~」も、イメージ一新、カッコ良かったです
本当にどうやったらこんな透明なサウンド、アコードが作れるのか、
わかりませんっ
●アンコール1:
スラブ舞曲
何番かは不明、ごめんなさい。
●アンコール2:
まったくもって不明。
スコットランドの民族音楽でしょうか?
会場からも手拍子が自然にわき起こり、
オケからは歓声もあがり、とっても楽しい曲。
でもって楽しい、あるいみオチャラけた曲なのに、
サウンドは相変わらず美しい~
アンコールは計4曲も聴け、元々のプログラムと合わせて
ボリュームたっぷり、質も高く、発見も多く、大満足
↑ 終演後の舞台:
ブラボー、連発でした
終演後はHilaryのサインもしっかりいただきました
演奏後で疲れているだろうに、笑顔を絶やさず、一人ひとりと
会話しながらサインするなんてすばらしい
最後になってしまいましたが、友人にも多く会うことができ、
また新たな友人もでき、これまた楽しかったです
素敵な夜でした