蚊取線香

去年作ったハーブガーデンに
イタリアンパセリと
スープセロリを足す。

鉢に植える為の花も買ってきた。

さてと
庭仕事しますか。
虫除けの
蚊取線香を出してくる。

うちのは
普通の半分の大きさで
煙が少ないタイプだ。

二つの渦巻きが合体して
円形になっているが、
不器用な私は
分離するのにかなり苦戦する。

中心部を指で押しながら
右と左に渦巻きを
引き離そうとする。

ビロロ～ン
ジャバラみたいだ。
もう少し・・もう少し・・
バキッ！
あっ、折れた。

もおっ！

蚊取線香って
折れちゃったら使いにくい。
下げらんないし。
結局、新しい渦巻きに挑戦。

そういえば
クーラーなんて無くて、
建てつけの悪い
スキマだらけの網戸と蚊帳に
夏の涼を託してた時代。

モウモウと
部屋の上部を漂っている
蚊取線香の煙。

子供心に吸い込んだら
虫みたいに死ぬかもしれないと
思って怖かった。
人間も基本、
虫と同じだしね。

今もチラッと思うけど
子供の頃から吸っていて
生きているんだから大丈夫だ。

やっぱり虫除けは
蚊取線香が一番かな。
渦巻きも
缶のデザインも
ぶら下げるブタの陶器も
何か好きだ。

不眠の季節

昇段試験の楷書を練習。
うまく書けない精か
寝不足の精か頭が痛い。

春・・・
それは私にとって
不眠の季節。

睡眠時間が短いのは
いつものことだけど、
この一週間は眠った時間が
感じられないくらいだ。

夜はテレビをつけたまま
布団に入る。

これから
寝なきゃいけないんだぞ。
というプレッシャーを
脳みそに与えないように。

騙しながら
ごく自然な感じで
うたた寝風に眠りに入るのが
ベストなんだけど。

テレビのタイマー切れる。
また電源入れる。
またテレビのタイマー切れる。
またまた電源入れる。

一時間タイマーは
あっという間に切れる。

ますます目が冴えてるじゃん。
まあ、毎年のことだし
仕方無いな。

天気がいいなぁ。

天気の誘惑に負けちゃならねぇ。
昇段試験の練習するのだ。

しかしなぁ、
どんどん空が青くなり
どんどん雲が白くなり
気温もますます上がっていく。

あっ
相方遊びに行くと言う。
一緒に行く？と言われて
心は大揺れ、
でも我慢するのじゃ。

行ってらっしゃ～い、
シクシク。

さあ、高貞碑臨書しましょ。
やっぱりなぁ、
うまく書けない・・
かなり練習しなきゃダメだね。

焦る。

室内も温度が上がってきたのかな
なんか変な汗出てきた。


そして、焦ったまま
この時間になっちまった。

迷走冷蔵庫

瞑想の小道、
日があたらない場所も
だんだん賑やかになってきた。


メイソウと言えば、
少し前に書いた
アイスクリームだけが溶ける
謎の現象が続く冷蔵庫の話。

今度は全く冷えなくなり、
故障ランプが点滅し出した。

コンセントを抜き差しすると
冷える・・・だけど、
アイスクリームは溶けたまま。

そして
氷を作ろうとすると
ガゴーガゴーとスゴい音。

冷蔵庫は迷走中。

今日、
修理業者に来てもらったけど
ガスが無くなり
コンプレッサーに負荷がかかって
冷えなくなるらしい。

後日溶接修理になった。

何かこの冷蔵庫ハズレで
文句を言いたいところだけど、
来た業者が
落語家みたいな風貌と
軽快な語り口で
文句言うのを忘れてしまった。

やっぱり人選は大事なんだな。

風に吹かれて

片隅で聴いていた
ボブ・ディラン・・・。

ボブ・ディランという名前を
知ったのは、
ガロの学生街の喫茶店が
流行った時だった。

それから
何十年
ボブ・ディランの曲は
バックに流れながら
過ぎていった。

だけど最近、
気がつくと流れてる
風に吹かれて。

日曜日に行った
金屋そばにも流れていた。

たんたんと進んでいく
メロディと
考えさせられる深い詞、

ハマってしまいました。