今年参加した競作の作品を紹介します。
なお、キャプションは制作した本人の原稿を元に若干の加筆修正を行っております。
第1位
かもめ・みどり 12連 製作者:ダルマ35号さん
1:プロトタイプ
自身が小学6年の夏に乗車した1985年頃の「かもめ」+「みどり」編成。
但し、485系本来の美しい姿を再現する為(手抜きの為?)パンタ撤去前、サロの車販準備室設置前の姿としました。
2:加工ポイント
TOMIX製完成品を加工。屋根・車体の塗装を剥離した後、窓周りの整形(成型の乱れを紙やすりで処理)、パーティングライン等の処理、屋根上の別パーツ類(クーラー、ベンチレーター、ガイシ等機器類)の整形を実施。
屋根上配管の別パーツ(各種線材利用)化。車体の手掛け類の別パーツ化(Ø0.25mm燐青銅線使用)。
クハ481‐300運転台窓ガラスパーツを最新ロット製品のガラスパーツに置き換え(要車体加工)。
クハ481-100→クハ481-0化改造(ヒゲ下の空気取り入れ口変更、床下機器は未施工)。
車体再塗装実施。(GMクリーム4号、赤2号使用)
3:苦労した点
とにかく12両という数に参りました。両数が多い事によりひとつひとつの作業時間が予想をはるかに超える事態となり、予定通りの進行が出来ませんでした。
第2位
門トス スロ81お座敷 製作者:F原氏
門トスの12系お座敷『海・山』編成が登場する前に活躍していたスロ62改のお座敷列車で、仕事中に臨時列車としてよく見かけたものでした。
Tomixがスロ62やスロ81を最初に発売した時に、これを作ろうとしてお座敷の室内パーツだけを購入し、手を付けぬままいつしか年月だけが流れてしまいました…
2年ほど前にTomixが10系寝台をリニューアル生産した際に、オシ17を新規生産して、これを4両セットの中に入れて発売したので、これがよく売れました。しかし、買った人の多くが『スロは要らない…』と…
そこで、今度こそ門トスのスロ81を作ろうと考え、単品の寝台車とスロを交換し、更にスロフ62を追加して、今回の競作参加となりました。
改造箇所は、各車のトイレ窓の窓埋め、スロの妻面に何故かモールドしてあった手ブレーキハンドルの出っ張りを削る事でした。しかし、いざ妻面を削ってしまうと残ったディテールが気に入らなくなり、結局全て削ってしまい、新たに必要なパーツを取付けました。
スロフの貫通路は、幌を折りたたんだ状態としたかったので、一旦貫通路を車体と同じ材質のABS板で埋めて、再度開け直してからエコー製の貫通幌を取付けました。また、下回りは車軸発電機の増設と、台車のトイレ流し管を増設しています。
室内は、シナ座と定員が異なるので配置も違うのですが、パーツをそのまま塗装し、仕切部分にエコーの襖を貼りました。
窓埋めしたところは、サーフェイサーを吹き下地を整え、ミッチャクロン→室内クリーム→マッハ淡緑→青15号の順に塗装を行いました。そして、Excelでサボと窓の障子を作成し、それぞれ貼り付けています。
妻板の転落防止柵には、エコー製の『窓用手摺セット』にそれらしい形状のものがあったので、これを取付けました。このパーツを見つけた事が、今回の製作動機になったのかもしれません…
客車も完成したことですし、牽引する広島区のゴハチを作らねば…
第3位
国鉄長野局和式客車『白樺』 製作者:セノハチさん
KATOの12系客車の改造です、特にコレと言った特別な事はしてません。
実物がよくわからないので、写真や雑誌の作品を参考に各車窓埋めをしオロはドアを埋めました。標挿しを残したまま削ったので、綺麗に仕上げが出来なかったのは反省点です。
テールマークは寸法が違いますが、KATO製24系の物をはめ込んでます。但し、白樺の絵入りマークは準備できずに白表ですが・・・
一部固定窓になってい るので、サッシを削ってコンパウンドで磨きました。中々綺麗に行かずに満足できる仕上がりではありません。
塗装は黄緑及びアイボリーともGM塗料を使用しましたが、帯を消さずに塗ると剥げてしまいタッチアップで誤魔化してます。屋根と床下はガイアの塗料を使用してます、車輪も踏面はマスキングしてしっかり塗装しました。
車側表示灯はエコーのパーツをどうしても使ってみたく加工して取り付けました。
表記はいつもの自作です、車番は実物では切り文字ですが黒にしてます。
小さいグリーン車マークはボナのインレタ、方向幕はレボリューションファクトリーのシールです。
連結器はすべてIMONの密着自連に交換 してます、無加工で取り付けられるのはさすがですね。ただあの成型色は好みではないので黒で塗装しました。
綺麗な仕上げ、美しい塗装を目指したのですが上手くいかないものですね。
第4位
国鉄EF65 F 製作者:西のワムハチさん
KATO製EF65特急色を、ボナファイデのパーツを用いて加工、再塗装を行ないF型にしました。
ボディは分解後、塗装剥離ののちパーティングライン除去。手すり・フック類や屋上配管、ワイパーを洋白線や市販パーツで金属化。再塗装にあたって、青色とクリーム色はガイア製を無調整で使用。運転台にはタイミング良く発売されたトレジャータウン製のスピーカーを植えてみました。
下回りは台車に車軸発電機や接地装置をプラ棒・洋白線を用いて追加しています。スカートはボナファイデのパーツセットを用いてF型特有の賑やかな連結器まわりを再現しました。ただし、エアホースは重連運用の無くなった後の状態としています。
第5位
旧型客車3連 製作者:てつまろさん
30年ほど前、小学生の夏休みは九州の祖父母の家で過ごすのがお決まりだった。少し古い時刻表がおいてあり、鹿児島泉や日豊線、長崎線にあった長距離の客車ローカルに「乗ってみたい!」と想いをはせた。結局乗れたのは家族旅行で行った湯布院からの帰り、別府→小倉の客車列車1回だけだった…
今回の競作のお題が「プラ車両」なので、少しずつ増備していたKATOやトラムウェイの製品を九州仕様にドレスアップすることにした。当初の計画ではナカセイの10系プラキットを含めての6輌でしたが、諸般の事情で半分の3輌に。限定ナンバーで製作しましたが、インレタを調達できずにすっぴんです。
オハフ45 8(鹿ヤコ)
KATOのスハフ42青を改造。改造箇所は…
1:客ドアの交換(鋼板製→木製):工房ひろのパーツを使用。
2:雨樋の交換:鋼板屋根なので、キャンバス止めを削り、縦樋をφ0.03inchのプラ丸棒、雨 樋を0.4X0.75mmのプラ帯板に交換しました。
3:手すりの交換と、テールライト周りも加工しています。テールライトはケーシングにNゲー ジの銀河パーツの03系用ヘッドライトを使用し、レンズは外周を削ってオリジナルを再利用 しました。窓枠は窓パーツと一体なので、車体色を面相筆で筆塗りしました。
塗装直前に号車札挿しと種別札挿しの位置が違う(車掌室側の札挿しが車端ではなく、客ドア脇にある)ことが判り、あわててエコーのパーツに交換しましたが綺麗に接着できず、これは今後の課題です…
オハ36 97(鹿ヤコ)
トラムウェイのスハ42[布張屋根]がベース。これも分解後…
1:客ドアを工房ひろのパーツに変更
2:窓枠にアルミ色を注す
3:屋根へ半紙をラッカーシンナーで貼り付けたあと、パテで表面を整えて布張屋根を表現。
製品ではドアステップがモールドされていましたが、他車と揃えるため撤去しました。また、室内もクリームの成型色から薄緑色に変えています。
オハフ33 317(鹿ヤコ)
KATOのオハフ33ですが、こちらも…
1:客ドアの交換
2:屋根に半紙を貼り付けて布張り屋根を再現
3:テールライトを真鍮パイプの自作パーツに交換、更に妻のハシゴを真鍮線で作って取付。
実物は号車札挿しが上にオフセットしているのですが、札挿しの付けなおしはオハフ45で懲りたのでそのままです。
3輛とも艶を落としたくたびれた感じを出したかったので、屋根と下回りにつや消しクリアを吹きましたが、希釈の塩梅が判らず所々下回りが白くなってしまいました。
第6位
広ウへ クハ55320 製作者:会長
以前から進めていた、KATO製旧国を加工した『プロジェクトU』の第3弾として、クモハ41とクハ55を切り継いで製作しました。
この車両を選んだ理由としては、クハ55の切妻車でノーシルノーヘッダ車が手元に欲しかった、変形車のクモハ41126と組ませたかった事です。
当時の宇部電車区には、このタイプに該当する車両は、320・324・328の3両が在籍しており、328は正面手摺が多すぎて却下、324は前面警戒色の塗り分けラインが、正面隅柱と乗務員扉との中間でマスキングが面倒なので消去法で決まりました。
切継ぎ方法は、これまでと変わらず客ドアの隅で継いで、継ぎ目を目立たないようにしましたが、仕上げ中にこの部分が割れてしまい、見苦しくなってしまいました。
シルヘッダーの撤去には、電動工具を初めて用いたので、作業そのものは楽に進み、以前作成したクハ55073より、早く加工が終わりました。
車体表面は、サフェーサーの1000番を筆塗し、ペーパーで研磨したのですが、雨樋の下に研磨残しが出来てしまい、仕上げが荒くなってしまいました。
車体を切り継ぐことによって、戸袋窓が一つの扉に重複してしまう個所があるので、該当箇所の窓桟を撤去して、下段上昇窓を移植しましたが、誰にも気付いてもらえず自己満足で終わってしまいました(涙)
塗装は、モリタのぶどう2号、GMの黄色5号を用いて、ベンチレーターは塗装を省略しました。
客ドアには、トレジャータウンの半自動扉のインレタを貼りましたが、引越しのドサクサで以前購入したものが見つからず、慌てて買い直して完成後に見つかったという悲しい歴史が隠されています(笑)
本来は、クモハ40023も並行して製作しておりましたが、こちらの方は窓移植の数が多く期限に間に合いそうになかったので、クハ55のみのエントリーとなりましたが、これもいつかは完成させ、このシリーズを終わらせたいと思っています・・・が、時期は未定です
なお、キャプションは制作した本人の原稿を元に若干の加筆修正を行っております。
第1位
かもめ・みどり 12連 製作者:ダルマ35号さん
1:プロトタイプ
自身が小学6年の夏に乗車した1985年頃の「かもめ」+「みどり」編成。
但し、485系本来の美しい姿を再現する為(手抜きの為?)パンタ撤去前、サロの車販準備室設置前の姿としました。
2:加工ポイント
TOMIX製完成品を加工。屋根・車体の塗装を剥離した後、窓周りの整形(成型の乱れを紙やすりで処理)、パーティングライン等の処理、屋根上の別パーツ類(クーラー、ベンチレーター、ガイシ等機器類)の整形を実施。
屋根上配管の別パーツ(各種線材利用)化。車体の手掛け類の別パーツ化(Ø0.25mm燐青銅線使用)。
クハ481‐300運転台窓ガラスパーツを最新ロット製品のガラスパーツに置き換え(要車体加工)。
クハ481-100→クハ481-0化改造(ヒゲ下の空気取り入れ口変更、床下機器は未施工)。
車体再塗装実施。(GMクリーム4号、赤2号使用)
3:苦労した点
とにかく12両という数に参りました。両数が多い事によりひとつひとつの作業時間が予想をはるかに超える事態となり、予定通りの進行が出来ませんでした。
第2位
門トス スロ81お座敷 製作者:F原氏
門トスの12系お座敷『海・山』編成が登場する前に活躍していたスロ62改のお座敷列車で、仕事中に臨時列車としてよく見かけたものでした。
Tomixがスロ62やスロ81を最初に発売した時に、これを作ろうとしてお座敷の室内パーツだけを購入し、手を付けぬままいつしか年月だけが流れてしまいました…
2年ほど前にTomixが10系寝台をリニューアル生産した際に、オシ17を新規生産して、これを4両セットの中に入れて発売したので、これがよく売れました。しかし、買った人の多くが『スロは要らない…』と…
そこで、今度こそ門トスのスロ81を作ろうと考え、単品の寝台車とスロを交換し、更にスロフ62を追加して、今回の競作参加となりました。
改造箇所は、各車のトイレ窓の窓埋め、スロの妻面に何故かモールドしてあった手ブレーキハンドルの出っ張りを削る事でした。しかし、いざ妻面を削ってしまうと残ったディテールが気に入らなくなり、結局全て削ってしまい、新たに必要なパーツを取付けました。
スロフの貫通路は、幌を折りたたんだ状態としたかったので、一旦貫通路を車体と同じ材質のABS板で埋めて、再度開け直してからエコー製の貫通幌を取付けました。また、下回りは車軸発電機の増設と、台車のトイレ流し管を増設しています。
室内は、シナ座と定員が異なるので配置も違うのですが、パーツをそのまま塗装し、仕切部分にエコーの襖を貼りました。
窓埋めしたところは、サーフェイサーを吹き下地を整え、ミッチャクロン→室内クリーム→マッハ淡緑→青15号の順に塗装を行いました。そして、Excelでサボと窓の障子を作成し、それぞれ貼り付けています。
妻板の転落防止柵には、エコー製の『窓用手摺セット』にそれらしい形状のものがあったので、これを取付けました。このパーツを見つけた事が、今回の製作動機になったのかもしれません…
客車も完成したことですし、牽引する広島区のゴハチを作らねば…
第3位
国鉄長野局和式客車『白樺』 製作者:セノハチさん
KATOの12系客車の改造です、特にコレと言った特別な事はしてません。
実物がよくわからないので、写真や雑誌の作品を参考に各車窓埋めをしオロはドアを埋めました。標挿しを残したまま削ったので、綺麗に仕上げが出来なかったのは反省点です。
テールマークは寸法が違いますが、KATO製24系の物をはめ込んでます。但し、白樺の絵入りマークは準備できずに白表ですが・・・
一部固定窓になってい るので、サッシを削ってコンパウンドで磨きました。中々綺麗に行かずに満足できる仕上がりではありません。
塗装は黄緑及びアイボリーともGM塗料を使用しましたが、帯を消さずに塗ると剥げてしまいタッチアップで誤魔化してます。屋根と床下はガイアの塗料を使用してます、車輪も踏面はマスキングしてしっかり塗装しました。
車側表示灯はエコーのパーツをどうしても使ってみたく加工して取り付けました。
表記はいつもの自作です、車番は実物では切り文字ですが黒にしてます。
小さいグリーン車マークはボナのインレタ、方向幕はレボリューションファクトリーのシールです。
連結器はすべてIMONの密着自連に交換 してます、無加工で取り付けられるのはさすがですね。ただあの成型色は好みではないので黒で塗装しました。
綺麗な仕上げ、美しい塗装を目指したのですが上手くいかないものですね。
第4位
国鉄EF65 F 製作者:西のワムハチさん
KATO製EF65特急色を、ボナファイデのパーツを用いて加工、再塗装を行ないF型にしました。
ボディは分解後、塗装剥離ののちパーティングライン除去。手すり・フック類や屋上配管、ワイパーを洋白線や市販パーツで金属化。再塗装にあたって、青色とクリーム色はガイア製を無調整で使用。運転台にはタイミング良く発売されたトレジャータウン製のスピーカーを植えてみました。
下回りは台車に車軸発電機や接地装置をプラ棒・洋白線を用いて追加しています。スカートはボナファイデのパーツセットを用いてF型特有の賑やかな連結器まわりを再現しました。ただし、エアホースは重連運用の無くなった後の状態としています。
第5位
旧型客車3連 製作者:てつまろさん
30年ほど前、小学生の夏休みは九州の祖父母の家で過ごすのがお決まりだった。少し古い時刻表がおいてあり、鹿児島泉や日豊線、長崎線にあった長距離の客車ローカルに「乗ってみたい!」と想いをはせた。結局乗れたのは家族旅行で行った湯布院からの帰り、別府→小倉の客車列車1回だけだった…
今回の競作のお題が「プラ車両」なので、少しずつ増備していたKATOやトラムウェイの製品を九州仕様にドレスアップすることにした。当初の計画ではナカセイの10系プラキットを含めての6輌でしたが、諸般の事情で半分の3輌に。限定ナンバーで製作しましたが、インレタを調達できずにすっぴんです。
オハフ45 8(鹿ヤコ)
KATOのスハフ42青を改造。改造箇所は…
1:客ドアの交換(鋼板製→木製):工房ひろのパーツを使用。
2:雨樋の交換:鋼板屋根なので、キャンバス止めを削り、縦樋をφ0.03inchのプラ丸棒、雨 樋を0.4X0.75mmのプラ帯板に交換しました。
3:手すりの交換と、テールライト周りも加工しています。テールライトはケーシングにNゲー ジの銀河パーツの03系用ヘッドライトを使用し、レンズは外周を削ってオリジナルを再利用 しました。窓枠は窓パーツと一体なので、車体色を面相筆で筆塗りしました。
塗装直前に号車札挿しと種別札挿しの位置が違う(車掌室側の札挿しが車端ではなく、客ドア脇にある)ことが判り、あわててエコーのパーツに交換しましたが綺麗に接着できず、これは今後の課題です…
オハ36 97(鹿ヤコ)
トラムウェイのスハ42[布張屋根]がベース。これも分解後…
1:客ドアを工房ひろのパーツに変更
2:窓枠にアルミ色を注す
3:屋根へ半紙をラッカーシンナーで貼り付けたあと、パテで表面を整えて布張屋根を表現。
製品ではドアステップがモールドされていましたが、他車と揃えるため撤去しました。また、室内もクリームの成型色から薄緑色に変えています。
オハフ33 317(鹿ヤコ)
KATOのオハフ33ですが、こちらも…
1:客ドアの交換
2:屋根に半紙を貼り付けて布張り屋根を再現
3:テールライトを真鍮パイプの自作パーツに交換、更に妻のハシゴを真鍮線で作って取付。
実物は号車札挿しが上にオフセットしているのですが、札挿しの付けなおしはオハフ45で懲りたのでそのままです。
3輛とも艶を落としたくたびれた感じを出したかったので、屋根と下回りにつや消しクリアを吹きましたが、希釈の塩梅が判らず所々下回りが白くなってしまいました。
第6位
広ウへ クハ55320 製作者:会長
以前から進めていた、KATO製旧国を加工した『プロジェクトU』の第3弾として、クモハ41とクハ55を切り継いで製作しました。
この車両を選んだ理由としては、クハ55の切妻車でノーシルノーヘッダ車が手元に欲しかった、変形車のクモハ41126と組ませたかった事です。
当時の宇部電車区には、このタイプに該当する車両は、320・324・328の3両が在籍しており、328は正面手摺が多すぎて却下、324は前面警戒色の塗り分けラインが、正面隅柱と乗務員扉との中間でマスキングが面倒なので消去法で決まりました。
切継ぎ方法は、これまでと変わらず客ドアの隅で継いで、継ぎ目を目立たないようにしましたが、仕上げ中にこの部分が割れてしまい、見苦しくなってしまいました。
シルヘッダーの撤去には、電動工具を初めて用いたので、作業そのものは楽に進み、以前作成したクハ55073より、早く加工が終わりました。
車体表面は、サフェーサーの1000番を筆塗し、ペーパーで研磨したのですが、雨樋の下に研磨残しが出来てしまい、仕上げが荒くなってしまいました。
車体を切り継ぐことによって、戸袋窓が一つの扉に重複してしまう個所があるので、該当箇所の窓桟を撤去して、下段上昇窓を移植しましたが、誰にも気付いてもらえず自己満足で終わってしまいました(涙)
塗装は、モリタのぶどう2号、GMの黄色5号を用いて、ベンチレーターは塗装を省略しました。
客ドアには、トレジャータウンの半自動扉のインレタを貼りましたが、引越しのドサクサで以前購入したものが見つからず、慌てて買い直して完成後に見つかったという悲しい歴史が隠されています(笑)
本来は、クモハ40023も並行して製作しておりましたが、こちらの方は窓移植の数が多く期限に間に合いそうになかったので、クハ55のみのエントリーとなりましたが、これもいつかは完成させ、このシリーズを終わらせたいと思っています・・・が、時期は未定です