前回製作したモジュール「小川のある風景」に続いて、今回製作にかかったのは、これまた日本のレイアウト風景の鉄板「火の見やぐらのある風景」です。
まだ小学生の頃、トミックスのレイアウト写真に胸躍らせていた少年は、“あの”阿部さんの城新鉄道の記事を見て、まさに雷に打たれたような衝撃を受けてしまいました。三つ子の魂…と言いますが、その時の少年は気が付けば老眼の酷い51才のジジィになってしまいました。
肉眼ではピントも合わない中、今回も競作に出すからにはと、自分の限界に挑戦しましたが、期限に間に合す事が出来ませんでした…
ギリギリで慌てるのも夏休みの宿題みたいで、少しも成長していませんが、ここは「レイアウトに完成無し!」という事で、ここまでの製作について説明します。
モジュールの大きさは、規格サイズの900×300mm、すべて自作で前回同様、振動で共鳴しないように路盤下には18mm厚の合板を使用、両端には接続のためユニトラックを使用していますが、枕木の間隔をあけるために、シノハラのコード83のフレキを加工して、スパイクでがっちり固定、レールの接続部分には溝を付けて、カタンカタンと音が響くよう加工しました。
モジュールの場合、地形がどうしても平面になってしまうので凸凹させるためにスタイロフォームとスチレンボードで形作り、それを木工用ボンドに浸したキッチンペーパーで覆い、タミヤのテクスチャーペイントで着色、それに灰をぶっかけて刷毛で刷り込み、艶消しクリアーで定着させ、その後に細かなニュアンスを付ける、いつものやり方です。
元山陽本線でもある岩徳線をいつも見ているので、線路の雰囲気は特急列車が走るような感じになっています…これが可部線沿線に住んでいたならば雰囲気も変わるのでしょうか…?
肝心の火の見やぐらは雨宮のエッチングキットを組んだもので、赤色に塗ろうと思ったのですが見た事ある実物はみな銀色なのでそれに倣いました。赤色は退色するからなのでしょうか、このあたりは地域特性かもしれませんね…
消防機庫は自作ですが細かいディテールは間に合いませんでした。草も生やしていかなければなりません…この踏切に似合う警報機も作らなければ…