大会も3日目、4日目になってくると、選手同様コーチもお疲れです。写真は全国選抜より。
私の生徒で6年生のAのお話です。がんばりました!!ものすごいがんばりです。今日の彼女の逆境に負けぬがんばりを見ていて、以前教えていたやはり女の子のTのことを思い出しました。
先にTのお話を。8年か9年前だったでしょうか、彼女がまだ6年生の時のこと。当時関東ジュニアはまだ東京の昭島で行われていました。私は他の年齢が早くはじまったんでしょう、たしか何日か前から現地のホテルに宿泊していました。そして、12歳女子の試合の日、Tはお母さんと2人で早起きして、千葉から電車で来ることになっていました。すると、朝早く電話。途中で気持ち悪くなって(乗り物酔いしたのでしょう、前の晩興奮して眠れず、睡眠時間も少なかったと記憶しています)電車を降りたと、そしてしばらく休んで直ったら間に合うように来るとのこと。
しばらくして、母娘は現れました、が、顔面蒼白で、立っていることもできず、とても試合できる感じではありませんでした。本人はそれでも絶対戦うというので、一応エントリーして、日影にねかせながら待っていました。オーダーオブプレーに名前が乗ると、試合コートのすぐ横の日影で寝ていました。こんなんじゃ、絶対無理だと思ったし、納得いくまでやったら、途中で棄権してもいいかな、なんて思っていたのでした。ところが、よろよろしながら試合が始まると、気が着いたら勝ってしまっていたのです。ものすごい気力です、気力だけで立って戦っていました。そして、結局、その大会、準優勝してしまったのでした。
話をAにもどします。実は身内の応援団(何人か試合観戦にきて勉強しました)にも内緒にしていたのですが、先週の日曜日のトレーニングでころんだ時に左手の骨にひびがはいってしまったのです。本人は医者に1人でいって、それを聞いた時、大泣きしたそうです。せっかく宝くじに当たる程の確率で引き当てた、関東小出場を、「出たらダメ」と言われると思ったようです。
本人が絶対出たいという意志を尊重して、一度完成されたたいそうなギブスを、Aの親の友達の医師のかたにはずしてもらったのです。ダブルバックハンドは手に痛みが来るので、ほとんどをフォアでまわりこみ、どうしてもバックで打たなくてはいけない時は片手スライスで、という作戦だったのですが、実際にはほとんど両手バックを力が入らなそうに打っていました。本人、かなり痛かったと思います。
さらにアクシデントがおそいました、熱射病にやられ、鼻血がドバドバ、止まりません。冷房の効いている本部の中に入れてもらってようやく直り、1試合終わったかと思うとまたドバドバです。しかたないので、次の試合は鼻にティッシュをつっこんだまま戦いました。これも本人が戦うというので。
2回戦で第4シードをやっつけ、3回戦勝ってベスト4に残れば全小決定という試合はがんばったのですが相手のすばらしい強打とネットプレーにやられ、コンソレの試合も勝てば全小という試合を接戦の末おとし、結局12位に終わりましたが、こんな逆境のしかも関東ランキング300位の選手がここまでやったのには、感動し、涙が出そうでした。本当に芯の強い子だとあらためて思いました。
そんな余韻に浸りながら、応援団とともにほうとうを食べ、温泉につかり、千葉に帰ってきたのでした。みなさんお疲れさまー。Oさん姉妹とお父様も応援ありがとうございました!!。そして井上コーチ、今年もお世話になりました、ありがとうございました。
私の生徒で6年生のAのお話です。がんばりました!!ものすごいがんばりです。今日の彼女の逆境に負けぬがんばりを見ていて、以前教えていたやはり女の子のTのことを思い出しました。
先にTのお話を。8年か9年前だったでしょうか、彼女がまだ6年生の時のこと。当時関東ジュニアはまだ東京の昭島で行われていました。私は他の年齢が早くはじまったんでしょう、たしか何日か前から現地のホテルに宿泊していました。そして、12歳女子の試合の日、Tはお母さんと2人で早起きして、千葉から電車で来ることになっていました。すると、朝早く電話。途中で気持ち悪くなって(乗り物酔いしたのでしょう、前の晩興奮して眠れず、睡眠時間も少なかったと記憶しています)電車を降りたと、そしてしばらく休んで直ったら間に合うように来るとのこと。
しばらくして、母娘は現れました、が、顔面蒼白で、立っていることもできず、とても試合できる感じではありませんでした。本人はそれでも絶対戦うというので、一応エントリーして、日影にねかせながら待っていました。オーダーオブプレーに名前が乗ると、試合コートのすぐ横の日影で寝ていました。こんなんじゃ、絶対無理だと思ったし、納得いくまでやったら、途中で棄権してもいいかな、なんて思っていたのでした。ところが、よろよろしながら試合が始まると、気が着いたら勝ってしまっていたのです。ものすごい気力です、気力だけで立って戦っていました。そして、結局、その大会、準優勝してしまったのでした。
話をAにもどします。実は身内の応援団(何人か試合観戦にきて勉強しました)にも内緒にしていたのですが、先週の日曜日のトレーニングでころんだ時に左手の骨にひびがはいってしまったのです。本人は医者に1人でいって、それを聞いた時、大泣きしたそうです。せっかく宝くじに当たる程の確率で引き当てた、関東小出場を、「出たらダメ」と言われると思ったようです。
本人が絶対出たいという意志を尊重して、一度完成されたたいそうなギブスを、Aの親の友達の医師のかたにはずしてもらったのです。ダブルバックハンドは手に痛みが来るので、ほとんどをフォアでまわりこみ、どうしてもバックで打たなくてはいけない時は片手スライスで、という作戦だったのですが、実際にはほとんど両手バックを力が入らなそうに打っていました。本人、かなり痛かったと思います。
さらにアクシデントがおそいました、熱射病にやられ、鼻血がドバドバ、止まりません。冷房の効いている本部の中に入れてもらってようやく直り、1試合終わったかと思うとまたドバドバです。しかたないので、次の試合は鼻にティッシュをつっこんだまま戦いました。これも本人が戦うというので。
2回戦で第4シードをやっつけ、3回戦勝ってベスト4に残れば全小決定という試合はがんばったのですが相手のすばらしい強打とネットプレーにやられ、コンソレの試合も勝てば全小という試合を接戦の末おとし、結局12位に終わりましたが、こんな逆境のしかも関東ランキング300位の選手がここまでやったのには、感動し、涙が出そうでした。本当に芯の強い子だとあらためて思いました。
そんな余韻に浸りながら、応援団とともにほうとうを食べ、温泉につかり、千葉に帰ってきたのでした。みなさんお疲れさまー。Oさん姉妹とお父様も応援ありがとうございました!!。そして井上コーチ、今年もお世話になりました、ありがとうございました。