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ものすごい事になりました。両者とも全開100%の戦いで1stセットからタイブレークに。
タイブレーク5-5のポイント、ナダルのドロップをバックハンドでクロスにアプローチからナダルストレートにパス→プエルタクロスボレー→ナダル、ダイビングしながら返球を試みるが返らずで6-5、プエルタのセットポイント。ナダルのバックハンドダウンザラインのエースで6-6。プエルタの強力なフォアアプローチをナダル、パッシングネットで7-6。最後はプエルタの怒濤の左右振り回しでナダル返せず8-6。第1セットは両者譲らずのベストセット!!
第2、第3セットはナダルがプエルタをよせつけず6-3,6-1。
第4セット、プエルタ5-4リードで自分のサービスゲーム40-15リードから。1つ目のセットポイントはナダルのフォアハンドストレートドロップ→プエルタクロスへ返球→ナダルのバックハンドクロスパスが決まって40-30。2つ目のセットポイントはナダルのバックハンドストレートドロップをプエルタがストレートに返球、そしてナダルが前のポイントと同じようなバックハンドクロスパス→今度はプエルタすばらしいストレートドロップボレー→ナダルが信じられないダッシュでこれをフォアハンドクロスパス→プエルタのダイビングボレーはネット!(ナダル得意のジャンピングガッツポーズ)で40-40。ナダルのリターンフレームショットの後、3つ目のセットポイントはプエルタのフォアハンドアプローチネット。で、再び40-40。そしてプエルタのフォアハンド強打が数センチアウトでAdナダル。次のポイントがこの試合の勝敗を決めたといってもいいポイント!プエルタのナイスサーブでナダルのリターンはチャンスボールに→プエルタ、フォアハンド強打フォームから絶妙なドロップ→ベースラインの2m後ろに構えていたナダル信じられない俊足でこれを返球から信じられない反応速度のボレーでプエルタさわるもアウト、でブレークしてゲームカウント5-5。
そして結局ナダルがこのセット7-5で取り、6-7,6-3,6-1,7-5でフレンチ初出場で優勝です。去年は松葉づえをつきながら、出られないことを悔しがっていたそうです。
試合後の2人のインタビューを読んでみると、やはり2人とも全力の100%が出せたと言っておりました。こんな自分の最高のプレーを出し切った2人の完全燃焼試合を観られて、なんて幸せなんでしょう!と言いたくなるような試合でした。
文章による実況終わり。
写真は中京のナダルのフォアハンド!!