サニテラの仲間達

退職を機に、自分は残りの人生で何をしたいのか心の声に耳をかたむけ山小屋生活を楽しみ、世界を歩く夢を実現したいと考えてます

東南アジアの旅 ラオス‐ルアンバパーン最終日

2025-01-06 07:00:00 | 旅行
今日で24日目

さあ、今日は実質最終日のルアンバパーンです。私の身体の調子は昨夜頃から完全復活したようですが、神さんの体調はまだ良くありません。明日朝からの長距離移動に備えるためにも治って欲しく、風邪薬を服用して午前中寝ていたら、かなり調子が良くなった様です。


今日の朝ごはん

明日朝の移動の為に、朝早くに近くの大通りにタクシーやトクトクが停まっていないか確認に行きましたが全くいません。タクシーアプリのLOCAは、まだ使った事が無いので、最悪つかまらなかった時の事を考えて、ホテルオーナーにタクシーの予約をお願いしましたが、15㎞程度の距離ですがタクシーで30万LAK(2100円)、トクトクで20万LAK(1400円)、トクトクで町のホテルでピックアップして乗合スタイルなら時間はかかるが1人6万LAK(420円)で出来ると言います。乗合の場合は、私達は2人なので12万LAKとなり(840円)になります。新幹線の駅との距離とさほど変わらない様なので、妥当だと言えば妥当な値段の気もしますが、私にはそれ以上の選択肢が無いので少し高い気もしますが結局トクトクを明日朝の7時に予約をしました。

神さんが寝てる間に、明日からのスローボート1日目と2日目の安宿を予約しました。その昔には、タイとカンボジアとミャンマーの国境をまたぐ三角地帯のここ等辺りをゴールデントライアングルと言って、芥子の花を栽培して麻薬を作っていた地域ですが、今は全く安全な地域になったと言いますから世界は安全になったのか面白みが無くなったのか、もろにその地域を通りチェンライ迄行く予定なので、チェンライのホテルまで予約とってしまいました。

お昼頃には神さんも起きだしてきて、ランチや珈琲タイムに出かけようと言い出したので随分と調子は良くなって来たようで一安心です。


近くのお店の昼の顔

ランチは、神さんがグーグルマップ上で見つけた気になるコーヒーショップで、川沿いのテラスでゆっくり過ごしました。昼食の予定が喫茶となり私は珈琲で神さんはマンゴースムージーにキャロットケーキです。町をぶらぶら帰る途中にも神さんのお土産購入パワーは絶好調で、あちこち目ざとく見つけてお店で交渉です。今回は私の無くしてしまったモンベルのフィッシングキャップで、パタゴニアの物を見つけて値段を聞いたら1200円程度です。という事はバッタもんで間違いなしで何となく本物と比べたらゴワゴワしてて顎ひもがちゃちだったんですが、日本で本物は買えないしどうせ渓流釣りや山登りの時しか被らないのでこのバッタもん購入になりました。また、いつもの夏用の室内ズボンで気に入ったのがあると言い値段が22万LAKとか言われたものの欲しい神さんは結局14万LAKで手を打ってました。この値段が妥当なのかは分かりませんが、私が見てもなかなか良いと思います。


パタゴニア?の帽子

今日も快晴です!

帽子を被って今度こそ無くさないように!

日陰を歩いても暑い!

小道では、おばちゃん達の笑い声!

このお店が目標店

ここね!

中はこんな感じ

席は、1階と2階と道路を隔てたメコン川沿いのテラス席。

迷わずテラス席へ

最前列が空いたので移動!
ココでもゆっくりしました。

ホテルへの帰りに唯一のスーパーマーケットに行って値段チェックするも、特に安くも無く撃沈。


夕食は昨日見つけた地元レストランに再訪です。神さんは昨日私が食べたピラフを注文、私はココナツライスカレーです。昨日は中国人のパワーにびっくりでしたが、今日は欧州人の若者が多くてこれなら安心と思ってた矢先、凄いパワーでやってきました中国人団体様。昨日に引き続き持ち込みをどんどんしていますが、ビールはお店のものを飲んでいました。今回はツアー添乗員さんも一緒だった様で、静かにと注意されていましたがめちゃくちゃ楽しんで食事していました。ある意味羨ましくもあります。


今晩の夕食。
安定の美味しさ!

そしていつものビール

帰りには、ナイトマーケットにまたまた寄り、神さん得意のお土産吟味です。明日のボートでの食事の為にパンを買って、夜の一杯の為におつまみ買ったらお金が底をつき、明日からのお金が無いのでATMで200万LAKを下ろしました。これで多分タイまでは大丈夫だと思いますが。。。

明日の宿のチェックアウト時間が早いので、多分その時間にはいないと思う宿のオーナーにどうすれば良いか聞くと、朝7時のチェックアウト時にはフロントデスクにいると言うので安心して今晩も一杯のんで明日に備えました。

このホテルの従業員は殆ど英語が出来ません。出来るのはオーナーだけです。従業員に私達のお願いを伝えるのは、いざとなったら携帯電話の翻訳アプリを使えばどうにかなりますが、質問した場合の回答がラオ語で言われても分からないのでオーナーにチェックアウト時はどうしたら良いか聞いておこうと思った訳です。

今日の出費 5,888円
昼食    13.2万キープ
お土産   34万キープ
夕食    7万キープ
お土産   12万キープ
ビール等  7.9万キープ
明日の朝食 9万キープ

PS.このホテルの隣の部屋に泊まってたマレーシア人の女性が、今日のお昼前に次の街に旅立ちました。何処に行くのか聞くと、中国ラオス鉄道で中国昆明まで行くそうです。私もチベットは行きたい場所のひとつなので羨ましく思いましたが、今の中国へは、日本人が下手に入国したら、いつ何時に何の理由で捕まるか分からないと思ってて絶対に入国しないと決めているので尚更です。早く中国も民主化するか、若しくは近平さんの次の主席になって野望が消えたと思ったらいってみたい!でも、多分私の元気な内には無理なんだろうな。


東南アジアの旅 ルアンバパーン3日目の街散策

2025-01-05 07:00:00 | 旅行
今日で23日目

昨夜、ラオスのこれからのルートを決めたので、今日はバイクを借りてスローボート乗り場まで下見に行き、帰りにはここ等辺りで有名なお寺を見学に、更に時間が有れば、クアンシーの滝にも行こうかと思いました。結果はクアンシーの滝はバイクで1時間以上の距離があることと、今までの観光地のレベル実績から見る価値はあまりなさそうだと想像して、身体の休息を優先しました。

朝食時に、ホテルオーナーにレンタルバイクを9時30分に借りたい旨申し出て、きちんと準備してくれました。日本だとレンタルした場合は満タンでの返却が普通なので(カンボジアでも同じでした)そのつもりでいましたが、ここは空で貸し出す様です。途中で気付きガソリンスタンドを探しますが、グーグルマップに出てくる近くのスタンドはどこもフェイクです。その内にとうとうバイクはガス欠で止まってしまいました。まあ、自分でガソリンレベルを最初に確認しなかったのは私のミスでもありますが、貸し出すときにその旨をきちんと伝えろよ!とも思ってしまいます。途中で色んな人にガソリンスタンドはどこか訪ねるも、皆英語は通じませんから、手まねでバイクのガソリンだと伝えると分かってはくれますが、道を真っすぐ行けというくらいです。この国のガソリンスタンドの外見を知らないので、日本と同じようなガソリンスタンドなのか、インドネシアの田舎みたいに小さな店に1リットル単位で瓶で売っているのかさえ分かりませんから参ってしまいます。歩くしか方法がなくとぼとぼバイクを押していると、自動車部品販売店が有ったので、同じようにガソリンスタンドの事を聞きますが全く言葉が通じず、iPhoneの自動翻訳機がある事に気が付いて、「ガソリンスタンドはどこですか」とラオ語で聞くと、急に親切に教えてくれました。iPhoneのMAP上で教えてもらい、その場所が近くだったのでやっと一安心です。そしてこのラオスでのガソリンスタンドは日本と同じスタイルでした。因みにガソリンの値段は約170円/ℓでした。


安定の美味しさ!

ナンバー無しのレンタルバイク

ガソリンスタンド


その後は、案外遠かったスローボート乗り場まで行き、切符売り場にいたお兄ちゃんから詳細を聞くと、事前情報通りの値段で当日でも現地で切符は買える事がわかり、8時から切符販売するようで来た方が良いと確認できました。出発時間は8時30分との事でした。その確認が出来れば十分なんですが、道中で面白そうな場所があれば寄ろうと思っていたのに何も興味を引くような物も場所も無く、町まで戻ってきてしまいました。町に戻ると例のラオスで一番美しい寺院と言われ本堂背面の黄金の木で有名なWat Xieng Thong(ワットシェントーン)に直行で行きましたが、すごい数の観光客です。そしてほとんどが中国からのツアー客の様です。ここは入場料も必要なお寺でゆっくりと見学したかったのですが、あまり騒がしかったので、一通り見て直ぐに退散です。かなり残念だったのは、本堂の後ろ壁面の黄金の木と言われる壁絵が有名で、私はその絵は貝を使った絵だと思っていたのですが、なんと色鏡をカットしたものだった事です。お寺を出て昼食の為に
レストランを探しながら町をバイクで流すと、まったりした良さげなレストランを見つけて昼食でした。その後にクアンシーの滝まで行こうかとも考えましたが、やはりたったの30㎞でしたが、無理は止めてメコン川を望む珈琲ショップでまったりした時間を過ごし、さて帰ろうとしたらバイクのカギを無くしたと思い大騒ぎしてお店の中や、バイクを停めてる場所までの往復して探してたらテーブルの下に落としていて神さんから呆れられたり、一方で神さんはバイクのヘルメットを後前被って顎ひもがかからないと騒いで、私から大笑いされたりと色々とありますが楽しく過ごしています。


スローボートの切符売場

スローボートチェック中


ワットシェントーンのチケット

美しい外観です!

横から

本堂裏の黄金の木

綺麗なんですけどね。

中国人ツアーから占領されてて、黄金の木を近くから観れずにいるところ。

昼食はココで

入り口

とても美味しく頂きました。


喫茶店

メコン川を目前にゆっくり過ごしました

珈琲抹茶とココナッツ抹茶。
両方とも美味しかった!


夕方からは、気になっていた地元食堂に行ってみましたが、ここが大当たりでした。値段も安いのに食事もとても私達の口に合っていました。なるほどいつも混んでいた筈です。ここでも驚くべき光景を見ました。中国人の夫婦がお客として入ってきました。彼らは外の店で買った500㎖のビール4本と何やらのおつまみを持っていました。席に座るとオーダーの時に給仕のお祖母ちゃんを連れて欧州系のお客さんのテーブルに行って中国語で何やら言いながら指さしオーダーをしています。それも堂々とした態度で行うので他の欧米のお客さんも少しびっくりしています。そしてそれから、お店にコップを貸してもらい自分らのビールを注いで飲み始めました。勿論この店にもビールは売っていますが持ち込みビールをです。つまみも食べ始めました。そこに仲間と思われる中年の中国人のグループが入店してきました。何やら会話をしていましたが、勿論私が想像した通りの流れで、仲間は外にビールを買いに出て、先に入店していた夫婦同様に持ち込んだビールとつまみで宴会が始まりました。上から目線の中国人が増えて幅を利かせ始めると、日本もこんな風になるのかと恐ろしい光景でした。
私達夫婦は、君子危うきに近よらずの如く、食事後はさっさと会計を済ませ店を後にしました。帰りには、今夜の乾杯用にビール2缶とポテトチップスを地元の小さなご夫婦でやっているお店で買って帰りました。


看板

店はこんな感じ

料理は量も味もとても良かった!

ホテル近くのお店。
毎晩、ココでビール買って

こんな感じで締めてます。


明後日の早朝にここを出発するので、今日の夜に、ホテルのお風呂を使って洋服や下着の洗濯です。部屋干しで乾きにくいですが、今晩から干していれば明日中には乾くでしょう。


洗濯して部屋干し中
洗濯紐や折りたたみハンガーは日本からの荷物。

今日の出費:4,028円
レンタルバイク 18万キープ
ガソリン    9万キープ
昼食      13万キープ
喫茶      10万キープ
ビール等    6.7万キープ

PS.
この国の車もバイクもナンバープレートが付いていないものが多い。半分位は付いていない様です。観光客を乗せるトヨタのハイエースの新車でもほとんど付いていません。勿論?私の借りたレンタルバイクにも付いていません。こんな感じの国のレベルなのに、そんなに物価が安いとは感じません。
ヘルメットは付けてもらいましたが、街中でヘルメットつけてる人はほとんど見ません。



東南アジアの旅 ルアンバパーン散策と体調不良

2025-01-04 07:00:00 | 旅行
今日で22日目

ここルアンバパーンでは各種の観光遊び場所があるようです。像に乗ってジャングルトレッキングや昼間のリバークルーズに夕日を眺めながらのクルーズ、小高い丘からの夕日をみたりですが、私達は特にどれにもあまり興味はありません。
このホテルは朝食付きなので、朝食をとってからも午前中はまだ身体の調子も本調子ではないので、ホテルでまったりして午後から町歩きをしてきました。川沿いの洒落たレストランで昼食をとりましたが、値段は案外と安くて神さんのは3万LAK(210円)、私のは3.5万LAK(350円)です。珈琲の方が値段は高く4万LAK(280円)、ジュースは3万LAK(210円)です。異国での川面を眺めながらの食事も乙なものです。


ホテルの朝食

共有スペース


ホテル外観

昼食食べたレストラン

なかなか美味しかった

メコン川を眺めながらゆっくり出来ました。


昨夜のナイトマーケットで色んな商品の値段を知ったので、今日は商店を廻ってもっと良い商品をもっと安くと思って廻ってみたんですが、もう私達には高すぎてというか、日本人から見たら品質と値段が合っていません。びっくりするくらいの値段ですから、結局何も買いませんでした。色んなガイドブックにはラオスやルアンバパーンは物価が安いとか、ビール天国とか言われていますが、私にはそこまでの魅力は感じません。町自体が世界遺産と言われていますが、この程度の町の雰囲気なら日本のそこいら中にある城下町や漁村に農村の方が魅力に溢れているように思えます。ここまで来てそれかよと言われそうですが、世界の中でそれだけ日本が特殊で素晴らしい国だという事だと思います。だから世界中から人が押し寄せるんでしょう。タイからラオスへの夜行列車で少し話したタイ人も言っていました。「日本にはもう何回行ったか分からないほど行った。今度は熊本に行く予定だ。日本は素晴らしいし、今はとても物価が安いので今のうちに行くべきだ」と。それが日本を知る世界中の人の本当の気持ちかも知れません。逆に言うとそれほど日本人は外国に行く事が難しい時なんだと思います。


昼間は観光客はツアーに行ってて街中は少なめ

変わったオブジェ

日陰を求めて中はデカイ外人がいっぱいです。

お土産屋さん

沢山のお土産屋さんや珈琲喫茶店

良い感じの街並み

市内最大の寺院、ワット・マイ。
拝観料が2万キープだけど外から見るだけ。

夜には夕食を食べに行きましたが、私達2人とも体調が全く戻らないので、遠くまで食べに行ったらホテルへ戻るまでトイレに行けないので、遠出せず結局昨日の夜に食べた大きなフードコートみたいなところで食べましたが、予想通りその後は速足でホテルに帰りトイレに急行でした。。本当だったらビール飲んでB級グルメをたらふく食べてを繰り返すつもりでしたが、今回ばかりは、なかなかきつい状態が続いています。


晩御飯、コレもいまいち。
やはりフードコートはイマイチか?

お金持ちになった気分!


そして、夜寝る前にラオスでの出国ルートを決めました。
ここルアンバパーンから船でメコン川を遡りパークベンで1泊し、更に1日遡ってファイサーイ迄行き、そこから橋を渡ってタイへ入国しチェンコーンからチェンライまでバスで移動すると言うものです。今回来たバンコクからの夜行電車ルートは辛過ぎたので、同じルートでは戻りたくないのと飛行機も値段が高すぎた事、チェンライまで行ければチェンマイ経由でどんなルートでもバンコクまでは楽勝だと踏んだからです。
船のルートや値段、ホテルの予約等をしなくちゃなりませんが、身体が元に戻ってくれないと本当に辛い。

今日の出費 2,841円
昼食   15万キープ
お土産   5万キープ
夕食   10万キープ
ビール  10万キープ




東南アジアの旅 ラオス入国ビエンチャンからルアンバパーンまで

2025-01-03 07:00:00 | 旅行
今日は21日目

昨日の夜からひたすら寒さを我慢して、これなら3等車の方がましだったとも思いながら、東の空が明るくなってくるのを見ると、もうすぐこの修行からも解放されるという喜びさえも沸き上がり、神さんとの意見のぶつかり等小さな出来事だと思い知らされます。
車掌さんが何語かで色々言っていますが何を言っているのかさっぱりです。多分タイ側で出国手続きをして、ラオス側で入国手続きをする為の説明をしているのだと思います。タイ側の最終の駅ノンカイに着いたら出国手続きをする人と、ここでノンカイの街に下りる人に分かれます。出国手続きはこの時は列車のホームを仕切り、ホーム上の出国審査窓口4つで出国審査をやってたので比較的早く全員の審査は完了しました。列車はタイ側で私達を下車させ、線路上で6両分を進め、私達が出国審査を終了したらそのまま同じ列車に乗車できるように待っていました。


ノンカイ駅

前の方に出国手続きの窓口が

こんなのが4箇所で、私が並んでいるのはこの窓口の横になります。この写真撮ったら撮影禁止だと怒られました。

そして列車は、この手続きの間に前の方に移動していて、我々は同じ汽車に直ぐに乗り込める感じです。


次はラオス側でのタイ‐ラオス鉄道のビエンチャンでの入国手続きですが、予定到着時間の朝の9時を過ぎて10時に到着しました。駅に到着後は列車からすべての荷物を持って降りて、駅内で入国手続きを行いますが、ここは昔ながらの手書きの入国審査書を書く方式でした。私達は最後の方に審査場に入り、まごまごしてる間に最後尾の10人程度になりながらも無事入国。その後はSIMの店が2店舗あったのでカードを入れ替え、ATMは見当たらずSIMの店の人に聞くとこの駅には無いと言われたので次の駅で探すしかないと思い、ルアンバパーンに行くには中国‐ラオス鉄道のビエンチャン駅に行く必要があり、この2駅を結ぶバスに乗ろうと切符売り場に行くとちょうど10時45分発のバスが出発した直後で、次は1時間後で向こうの駅には12時15分に到着予定だと言います。勿論、この時間でも私達が予約した新幹線の出発時間は13:30分で駅に入場できるのは1時間前の12時30分からなので大丈夫の筈なんですが、これまでの経験から何が起こるのか予想もつかないのが途上国なので少し高くつきますが、選べる中では一番安い乗合バスチャーターして1200円程で強制的に駅に向かいました。因みにこの他の手段は、一般タクシーとバンタクシーがありました。

到着した中国‐ラオス鉄道のビエンチャン駅には、駅の外にATMがあったので、この国の通貨であるLAK(ラオスキープ)を入手です。150万LAKを引き出して日本円で約1万円なので、1円が0.007キープになります。駅は物凄く立派な建物ですがTHE中国式で色々と残念な感じです。列車は1日に5本程度しか動かないので、列車到着の1時間前にならないと駅に入れないし切符も買えません。


駅外の有料トイレと牛。写真を撮ってる側にATM

中国ラオス鉄道のビエンチャン駅


駅が電車出発の1時間前になると入場出来ますが入る時は、切符とパスポートチェックがあり荷物検査も空港と同じ要領のX線検査があります。私達はネットの12GOとかいうサイトでチケットを購入したので携帯電話に送られてきているデータとパスポートを見せ駅に入ろうとしたら、係官が「これでは入れないから、切符売り場で切符に変えてこい」と言われました。そんな仕組みなんだと思い、急いで切符売り場に走って向かうと切符売り場の周りでうろうろしていたおばさんに、「どうした?切符が欲しいのか」みたいな事を言って来たので、「切符は持ってるよ」とそのネットの画面を見せたら、「大丈夫ここにいろ」とか言って他の誰かと話し始めているので、私達はどうせ何かお金をせびろうとしているだけだと思い、その後は無視して個人向けの切符売り場の列に並んでいたら、そのおばさんが私達の所に来て、「この内のどれかだ」と沢山持っているパスポートの写真コピーを見せ始めます。その中に私達のパスポート写真もあり「これは自分だ」と言うと、おばさんも私達を見てうなずきそのパスポートのコピーと一緒に透明袋に入っていた新幹線のチケットを私達に渡してくれました。そこで初めてこの人が12GOアプリのエージェントだと分かりましたが、せめてのぼりや本人が12GOのジャケットを着るとか、もう少し分かるようにしてくれよと思いましたが、そのおばさんのおかげで、私達もチケットを入手出来、先の駅の入場口に再突入した訳です。でもそのおばちゃんの手にはまだ多くの人のパスポート写真があり、全員に渡せたのか否かの判断は出来ませんでした。


12GOのおばちゃんから渡された切符。コレで新幹線にも乗れます。

改札がオープンされて人が押し寄せてます!

その後、駅のコンコースで座って待っていると出発20分前になって初めてホームに入る事ができます。ホームに入る時もチケットチェックがあり若いいかにも中国人というお姉さんが1人ずつチェックしていました。本当に謎のシステムですし、駅も街からとても離れて作っているので駅の周りには何もなく、また駅から街に行くのにも30分も車でかかる始末です。そしてトドメがこの中国‐ラオス鉄道は首都のビエンチャンもそうですが、途中の駅も馬鹿でかいくせに田舎の村に駅があり、それも中心部から離れています。またラオスは山岳が多く鉄道はトンネルだらけで鉄橋も多く、その開発費用には莫大な費用がかかっているだろうと素人目にも簡単に予想できる事、そしてこれからの維持補修にも莫大な費用がかかるだろうが、列車本数は少なくしかも運賃は高くてラオス人にはなかなか使えない旅行者向けの鉄道で、その癖に最高時速160キロしかないのに現在速度は〇〇キロとかの表示は電光掲示板で表示しながら走ると言う自己顕示欲の現れ丸出し。この鉄道も中国の債務の罠にかかっていると思われ、ラオスも残念ながら中国に乗っ取られるだろうと妙な確信を持ったわけです。


改札口を通ってホームは広々としてます。

ルアンパバーンまでは2時間で到着です。到着後に駅を降りていくと、ホテルまで一律40000LAKでお客をバンですし詰めで載せていく仕組みがあります、運ちゃんが自分で客引きしていますが全員同じ値段で、共有のチケット売り場に連れて行かれそこで買ったチケットを我々から運ちゃんが貰って、その枚数分の売り上げが自分の手取りになる仕組みの様です。ワゴン車が人で一杯になったら出発で各自をホテルまで送ってくれます。ホテルにチェックインした時間は、おおよそ4時過ぎた頃でしたから、一休みする間もなく4時30分頃には夕食とナイトバザールへ。夕食はハズレでしたが、ナイトバザールでは神さん自身用、娘達とその旦那用、姪っ子夫婦用、孫用と、ついでに私用もお気に入りのズボンのお土産を大人買いして楽しんでいました。


ルアンバパーン駅

ホテルに到着

案外とゆったりして良い感じの部屋でした。

バスまで有ります!

良い木材使ってて本当にゆっくり出来ました。

ナイトバザールはどこ行っても人だらけでした。

晩御飯は残念な味でした。

ホテルの外見です。

帰って来てもビールです!

しかし、ここは流石に例の新幹線が中国の昆明から直接繋がっているせいか、中国人が無茶苦茶多い場所です。ここに来るまではあまり中国人の観光客を意識しなかったのですが、ここはほぼ中国の飛び地になって乗っ取られているような感じです。このルアンバパーン自体はとても良い場所で町自体が世界遺産に登録されているんですが、そのイメージが中国語の大声とマナーの悪さとで台無しのような気もした日になってしまいました。

今日の出費:44,272円
宿泊費  US148.32ドル(4泊分)
新幹線  2054バーツ
入国税   40バーツ
SIM    300バーツ
乗合チャーター300バーツ
昼食    7万キープ
乗合バン  8万キープ
お土産   99万キープ
夕食    12万キープ
ビール   4万キープ 




東南アジアの旅 バンコクからラオスへ体調不良とピンチ

2025-01-02 07:00:00 | 旅行
今日は20日目

昨夜はほとんど眠れませんでした。理由は、数日前からの下痢のピークが夜中にやってきて、お腹は痛いわ、トイレに駆け込んではくだすわで散々でした。神さんも寝不足の様ですが、神さんはどうも疲れからくる風邪のような症状です。二人共朝がきてもなかなか起き上がれません。なんとか9時に無理やり起きてシャワーを浴び頭すっきりと行きたいのですが、結局トイレへ直行の午前中です。ホテルのチェックアウトタイムは12時なので、ぎりぎりまで粘って、チェックアウトし、荷物を預かってもらい街で時間つぶしをするしかないのですが、2人とも調子が悪く、ホテルに荷物を取りに行かないといけないので、近場のコーヒーショップで時間つぶしです。お腹の調子が悪いので珈琲も飲みたくないし、神さんも風邪から胃腸の調子まで悪くなり始めていますが、何も頼まない訳にもいかず、キャラメルマキアートと抹茶ラテにクロワッサン1個を頼んで3時間程頑張りました。


何とか朝ごはん


喫茶店で時間潰し

こんな感じで辛い身体をゆっくり出来ました。


その間の話で、神さんはもう日本に帰りたい、そもそもジャングルみたいなところにも、都会にも行きたくない。日本が一番いいと言い始める始末で、ここでも私と意見がぶつかります。神さんも身体の調子が悪いのであまり前向きにはなれないのでしょうが、そんな事を言われても困ってしまいます。ここまで来たら最後まで付き合って欲しいと思います。

粘った珈琲ショップからホテル近くのフォーの店に遅い昼食食べに行きました。ここのフォーは1杯70THBもして、友人の家の近くの私達お気に入りのお店の30THBの2倍以上もします。同じバンコクでも値段差が大きい事にも驚きです。


この店もお客さんが多かった。

例のお店の2倍以上の値段とは思えないけど。


いよいよ日も傾きかけて来たのでバンコクの中央駅まで移動です、MRTでBang Sue駅まで行き、国鉄のBang Sue駅に繋がっているのでそのまま地下道を歩いて駅に到着ですが、それでもまだ17時を過ぎた時間。夜行列車の出発時間は21時25分なので、4時間以上も待たないといけないので本当に暇を持て余しました。お腹の方は昨日の夜がピークだった様ですが、まだ調子悪くトイレの近くのベンチで待機中です。と思っていたのですが今回も私の感は冴えわたります。私達が待っている椅子の近くに電光掲示板がありそこには、今日乗る国際列車133号のビエンチャン行きの表示があり、しかも長距離列車の発車エリアでしかも指定されている1番2番線の改札入口ですし、長距離列車の発車時間が来ればその改札から人も入っていきますが、なんだか乗車する人数が少ない気がして、駅員さんに聞きにいき「133号の列車に乗りたいけどココの改札で良いのか」と聞いたら、なんと違うと言います。ここをずっとまっすぐ行って、ゲート7番が入口だと教えてくれました。そのゲート7番までが遠い事遠い事。500mはあったと思います。その場所には沢山の国際色豊かな老若男女が自分の出発する列車を待っています。出発20分前にならないと改札を入れない仕組みで、列車が出発すると次の列車に乗る人が入れ替わりながら改札からプラットフォームに吸い込まれていきます。でもそうすると私達が最初に待っていた場所にも1番2番プラットホームがあり、同じ駅なのにここにも1番2番プラットホームがあり誰もが間違いやすいと思いますが、ココはBとの表示もあるので、Bの1番2番なのかもしれませんが、実に分かりにくい。こんなトラップにも引っかからずにきちんとプラットホームにたどり着けたのも運が良いおかげだと思います。


さぁ出発です
ココまで辿り着くのも大変でした。

いよいよ乗り込む準備

夜の9時25分発なので9時5分に改札入場です。私達は寝台が予約取れなかったので2等車の椅子席で12時間の長旅となります。この133号車は寝台車両は2両、2等車両1両、3等車両2両の客車5両に機関車両1両の6両編成です。2等車はまだクーラーが付いていてクッションがある椅子ですが、3等車はクーラー無しで椅子も90度曲がった直角椅子ですから、まだマシだと思うようにしましたが現実はそんなに甘くはありませんでした。南国特有のクーラーの効きすぎでユニクロの薄いダウンジャケットを着ても寒くて眠れません。ブランケットの貸し出しサービスをしてくれましたが、乗客の皆が頭の先から足しの先までくるまっているのでみんな寒いと思っているんでしょう。もう少し冷房の温度を上げれば済む話なんでしょうが、それをしないのがタイ式なんでしょう。私達は風邪をひかないように震えながら眠いのに寝たら死んでしまう様な気がして朝が来るのをひたすら我慢の修行僧のような12時間でした。神さんとお互いの身体が当たる部分が少し暖かくて、この冷感地獄で朝日が見えた頃にはこの責めにも何とか耐える事が出来たと、昨日のすれ違いも忘れて喜び合った一瞬でした。


見かけはいい感じですが

横になれないのは辛いですが、まだシートが良かったです。でもクーラー温度は絶対に10度台だったと思います。

今日の出費 8,445円
国際列車  5,377円
交通費MRT  80バーツ
朝食     94バーツ
喫茶     290バーツ
昼食     140バーツ
お菓子      70バーツ