ダブルクロス・リプレイ・ストライク『天からの一撃』小太刀右京
タイトルを見ると、巨大な隕石が落ちてくるとか、そういうパターンを思い浮かべる。この本ではそれも間違いじゃないけど、主人公のプレイヤーが田中天さんだから、そういう意味も込められてるんだろうな(笑)
ダブルクロスの他のステージ(世界観)からのクロスオーバーとのことで、PCがそれぞれ別ステージ出身なんだけど。それが全部サプリメント『アウトランド』で紹介されたステージで(今までリプレイで出たものではないから)よく知らないので、“クロスオーバー”としては個人的にはあまり面白くないんだよね…。
しかし知られていないステージを紹介するという意味では上手い選択だ。「そんなステージあったんだ!」と思ったし(笑)
天さんを交えた会話の面白さは相変わらず。「俺とゲームするとどんなシナリオでもみんな憐憫とるので」とか、いくつもあって挙げ切れない(笑)
やはりタイトルの意味は『天さんからの一撃』としか思えない。一撃どころじゃないけどな(爆)
美少女に囲まれるという、一部のマンガやライト小説にありがちなパターンでありながら、いざそれが叶ってみると「実は虚しい」というのが新しい。
オビの「主人公ないがしろ」って、まずは天さんのPCを指しているだろうが、実は意味が深いかも。(深読みしすぎ?(笑))
今巻のお言葉:「俺はいつだって混乱している!」
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