ひしだまの変更履歴

ひしだまHPの更新履歴。
主にTRPGリプレイの元ネタ集、プログラミング技術メモと自作ソフト、好きなゲームや音楽です。

Tsurugiにアクセスするクライアントツール・ライブラリー

2024-12-03 00:00:00 | PG(RDBMS)

Tsurugi Advent Calendar 2024の3日目です。

Tsurugiにアクセスするクライアントツールやライブラリーを簡単に紹介します。

  • ライブラリー
    • Tsubakuro(Java通信ライブラリー)
      • JavaでTsurugiにアクセスするときに必ず使用するライブラリーです。ツールを作るなら、これを使うのが良いでしょう。
    • Iceaxe(Javaライブラリー(高レベルAPI))
      • JavaでTsurugiにアクセスする(SQLを実行する)プログラム(アプリケーション)を書くなら、TsubakuroよりもIceaxeの方が便利です。
  • ツール
    • tgctl
      • tsurugidbの起動や停止を行うCLIツールです。
    • tglogutil
      • tsurugidbのトランザクションログを圧縮するツールです。
    • tgsql(Tsurugi SQLコンソール)
      • SQLを実行する対話形式ツール(REPL)です。
    • tgdump
      • テーブルのデータをダンプする(バイナリーファイルを出力する)CLIツールです。
    • Belayer
      • Web APIでテーブルの管理を行います。Web APIを受け付けるサーバー部分はOSSとして公開されていますが、Web APIにアクセスするクライアントツール(UI)は有償だそうです。
    • Altimeter
      • tsurugidbの運用監視ツールです。これはTsurugiの書籍の発売以降に開発されたものなので、書籍には載っていません。有償サポートに入ると使用できるそうです。
    • Embulkプラグイン(embulk-input-tsurugidbembulk-output-tsurugidb
      • Tsurugi公式ではありませんが、自分が個人的に作ったEmblukプラグインです。
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Tsurugiのバージョン体系

2024-12-02 00:00:00 | PG(RDBMS)

Tsurugi Advent Calendar 2024の2日目です。

Tsurugi本体のバージョンは、初公開されたものがTsurugi 1.0.0-BETA1で、その後BETA2, BETA3…とバージョンアップしてきました。
今年の9月にBETAが取れてTsurugi 1.0.0となり、現在のバージョンは0.1上がってTsurugi 1.1.0、次のバージョンは1.2.0になる見込みです。

一方、TsurugiにJavaでアクセスする為の通信ライブラリーであるTsubakuroのバージョンは、初公開時が1.0.1で(1.0.0はリリースミスがあったため、すぐに1.0.1が出ました^^;)、その後Tsurugi本体がバージョンアップするのに合わせて1.1.0, 1.2.0…と0.1ずつ上がってきました。

そして、Tsubakuroを使用しているJavaライブラリー(高レベルAPIであるIceaxe)やJavaアプリケーション(Tsurugi SQLコンソール(tgsql)原価計算ベンチマーク請求処理ベンチマーク等)のバージョンはTsubakuroのバージョンと一致しており、Tsubakuroのバージョンアップに合わせてバージョンが上がっています。

そういうわけで、Tsurugi 1.1.0に対応するJavaライブラリーやJavaアプリケーションのバージョンは1.7.0です。
バージョンの値がずれていて分かりにくいですが^^;、そもそも、Tsurugi本体のバージョンアップとクライアントライブラリーのバージョンアップは同時に行われるとは限らないものです。今後、開発が安定してくれば、Tsurugi本体のバージョンが上がってもクライアントライブラリーのバージョンは上がらないことが有り得えると思います。


ちなみに、Tsurugi公式ではなく自分が個人的に作っているTsurugiのEmbulkプラグイン(embulk-input-tsurugidbembulk-output-tsurugidb)もTsubakuroを使っていますが、初公開が0.1.0で、その後は0.0.1ずつバージョンアップしてきました。
Tsubakuroのバージョンアップだけでなくプラグイン本体の修正でもバージョンアップしてきたので、対応するTsurugiのバージョンとは、さらに不一致でした^^;

なので、Tsurugiが1.0.0になるのに合わせてプラグインも1.0.0にしました。これなら分かりやすいと思います!

…しかしこれを書いていて思ったんですが、今後、Tsubakuroのバージョンが上がらなくなったらプラグインのバージョンも上がらなくなるので、そうしたらTsurugi本体のバージョンとは乖離してしまいますねorz

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Tsurugiとは(2024年版)

2024-12-01 00:00:00 | PG(RDBMS)

Tsurugi Advent Calendar 2024の1日目です。

Tsurugi』は、メニーコア・大容量メモリーをターゲットとしたOSSのRDBMS(インメモリーDB)です。
Tsurugiは数十コア~100コア超でスケールすることを目指しています。(10コア以下ではPostgreSQLの方が性能が良いらしいです)

昨年10月に初公開となるTsurugi 1.0.0-BETA1がリリースされ、その後BETA2, BETA3…とバージョンアップしてゆき、今年の9月にTsurugi 1.0.0(BETAが取れたGA版)となりました。

1.0.0になってもSQLの機能的にはまだ足りない部分もあるのですが^^;、1.0.0(GA版)がリリースされたことにより、商用サポートも始まりました。

現時点の最新バージョンは1.1.0であり、今後もまだまだバージョンアップしていくと思われます。

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