よしーの世界

好きな神社仏閣巡り、音楽、本、アートイベント情報を中心にアップします。

自民党総裁選の既視感

2021-09-11 07:57:56 | 政治
2001年「総理の質に欠ける」とまで言われて、政権支持率、自民党の支持率とも最低に落ち込んだ森自民

党総裁の後を受け、行われた自民党総裁選は「自民党をぶっ壊す!」「私の政策を批判する者はすべて抵

抗勢力」等のワンフレーズでアピールする小泉議員を連日テレビが取り上げ、小泉総裁になってからの総

選挙は小泉劇場と銘打ち、お祭り騒ぎのようなマスコミ報道だった。そしてこの時から日本の景気の低迷

が始まった。


残念ながら小泉政権時代に構造改革は出来ていない、野口悠紀雄氏の本でも批判されているが、小泉内閣

は経済構造の改革という立場からすれば最大の抵抗勢力だったと同氏が看破している。そして日本はアベ

ノミクスで実体経済が改善することはなかった。賃金は低下の一途をたどり、格差はさらに拡大している。

コロナ騒動の前のデータを見れば一目瞭然だ。


自民党を中心とした政権がコロナ対策でも後手後手の対応で日本経済は落ち込んだままだ。コロナ感染者

数では日本より桁違いに多いアメリカ、欧州はプラスに転じているが、日本はマイナスが続く。それでも

自民党総裁選が始まれば、テレビは毎日その模様を面白おかしく放送する。やはりテレビをはじめとして

大手マスコミは既得権益の塊なのだと思い知らされる。今のまま自民党の総裁が誰になっても、自民党の

政権が続けば日本が浮上することはない。次の選挙で自公が勝てば今までの政治が継続されるだけだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする