よしーの世界

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クリムゾン・タイド(1995年米映画)

2021-09-13 06:36:22 | 日記
潜水艦を舞台とした映画は緊張感が長く続くし、息苦しささえ感じる。核ミサイルを搭載した潜水艦は敵に

発見されれば任務失敗、息をひそめ深海に留まるために乗組員の勤務も1分1秒たりとも油断できない状況

下に置かれる。当然艦長の命令は絶対であり何人たりとも逆らうことは許されない。ロシアとの対決は一触

即発、叩き上げの艦長ラムジー大佐(ジーン・ハックマン)とハーバード大卒エリートのアフリカ系・ハン

ター少佐(デンゼル・ワシントン)との確執は必然。


映画は監督がトニー・スコット(トップ・ガン、ビバリーヒルズ・コップ2、デイズ・オブ・サンダー)プ

ロデューサーがジェリー・ブラッカイマー(コン・エアー、エネミー・オブ・アメリカ、パイレーツ・オブ・

カリビアン)ですから、潜水艦内部の内なる対決としても派手なアクションが多用されています。狭い艦内

での息詰まる展開は見事としか言えない。


それでも主人公を演じるデンセル・ワシントン、老いた自信過剰の艦長役ジーン・ハックマンの演技は素晴

らしく映画に重みとリアリティを与えています。邦画の俳優のようにバラエティーやCMやテレビドラマに

いきなり彼らが登場することもないので、落ち着いて作品に入り込むことが出来ます。


おそらくこの手の映画はアメリカ海軍全面協力の元、撮影されているでしょうから海軍のPRには打ってつ

けで、これを観て志願する若者もいることでしょう。戦争は起こさないことが1番、劇中でハンター少佐も

言及しています。
コメント
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