平成という時代を二人の大学教授が総括しています。専門が水野氏は経済、山口氏は行政でお二人とも
本や他のメディアに登場し独自の提言を続けているので、ご存じの方も多いでしょう。平成の始まり自
民党は空前のスキャンダルにまみれ、メディアは連日汚職報道を流し、社会党が土井たか子ブームで躍
進し、その後新しい政治家が次々に登場し、いよいよ政治も刷新されるかと期待されましたが、民主党
政権は3年という短期に終わり、自民党安倍1強時代に突入します。
本書の中心にあるのは小泉政権時代から安倍政権時代に展開された「新自由主義」と、常に敵を造り攻
撃し独断専行する二人の政治家による強権政治批判です。この間大手マスコミは完全に振り回され、弱
体化し、理念なき媒体と堕し、売り上げ至上主義の経営を余儀なくされています。
アベノミクスとは何だったのか、結局大企業だけの優遇政策であり、株とは無縁の大多数の国民には負
担だけが覆いかぶさる結果となりました。特に若い世代では非正規雇用が大幅に増加し、収入は上がら
ず、税金などの負担は重くなり、格差は拡大するばかりです。
水野氏は財政健全化の為に累進課税と消費税の引き上げで対処していく事を提言していますが、私は最
初に現政府のあまりに巨大化しすぎた無駄使いを減らすべきだと思っています。一番に議員定数の削減、
議員報酬のカット(文書交通費など)議員宿舎の閉鎖売却、公務員宿舎の売却、あのコロナ対策費とい
う予算の訳の分からない使途を検証すべきで、各省庁の影響を全く受けない機関の設立が望ましい。
私は小泉政権時代から政治に強く関心を抱くようになりました。大多数の国民が幸福ならば、自民党が
政権の中心でも構わないと思っていましたが、最近の自公政権は自分たちの保身と大企業、金持ち優遇
政策しか見えません。本書等を読んで、ある程度の事を知り、身近な人と話すことが大切だと思います。
資本主義と民主主義の終焉 水野和夫 山口二郎 祥伝社新書
本や他のメディアに登場し独自の提言を続けているので、ご存じの方も多いでしょう。平成の始まり自
民党は空前のスキャンダルにまみれ、メディアは連日汚職報道を流し、社会党が土井たか子ブームで躍
進し、その後新しい政治家が次々に登場し、いよいよ政治も刷新されるかと期待されましたが、民主党
政権は3年という短期に終わり、自民党安倍1強時代に突入します。
本書の中心にあるのは小泉政権時代から安倍政権時代に展開された「新自由主義」と、常に敵を造り攻
撃し独断専行する二人の政治家による強権政治批判です。この間大手マスコミは完全に振り回され、弱
体化し、理念なき媒体と堕し、売り上げ至上主義の経営を余儀なくされています。
アベノミクスとは何だったのか、結局大企業だけの優遇政策であり、株とは無縁の大多数の国民には負
担だけが覆いかぶさる結果となりました。特に若い世代では非正規雇用が大幅に増加し、収入は上がら
ず、税金などの負担は重くなり、格差は拡大するばかりです。
水野氏は財政健全化の為に累進課税と消費税の引き上げで対処していく事を提言していますが、私は最
初に現政府のあまりに巨大化しすぎた無駄使いを減らすべきだと思っています。一番に議員定数の削減、
議員報酬のカット(文書交通費など)議員宿舎の閉鎖売却、公務員宿舎の売却、あのコロナ対策費とい
う予算の訳の分からない使途を検証すべきで、各省庁の影響を全く受けない機関の設立が望ましい。
私は小泉政権時代から政治に強く関心を抱くようになりました。大多数の国民が幸福ならば、自民党が
政権の中心でも構わないと思っていましたが、最近の自公政権は自分たちの保身と大企業、金持ち優遇
政策しか見えません。本書等を読んで、ある程度の事を知り、身近な人と話すことが大切だと思います。
資本主義と民主主義の終焉 水野和夫 山口二郎 祥伝社新書