テレビ番組内の発言で名誉を傷つけられたとして、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）がTBSテレビとコメ
ンテーターの八代英輝弁護士に2200万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁（伊藤正晴裁判長）は30日、名
誉毀損（きそん）を認めず、請求を棄却した。
判決によると、八代弁護士は2022年9月、TBSの情報番組「ひるおび」で旧統一教会について発言する中で「
この教団がやっている外形的な犯罪行為」などと述べた。旧統一教会側は、一般視聴者に犯罪行為をしていると
誤解されて社会的評価を低下させられたと主張した。
判決は「外形的な犯罪行為」との発言は文脈からすれば「数々の消費者被害」との表現を言い換えたものだと
指摘した。旧統一教会の信者による違法な献金の勧誘を認定した裁判例が複数存在することから、数々の消費者
被害が生じている点は真実だとし、発言に違法性はないと結論づけた。（毎日新聞 6/30 金)
このところ旧統一教会に関する報道を殆ど観ることがない。多摩市の土地購入問題とか、訴訟に関してのニュー
スを、たまに見かけるが大手メディアで露出が少ないことは、政権与党に対する忖度か？一時期沸騰するように
連日様々な問題が報じられていたのに本当に不思議だ。しかも当時は創価学会の集票、献金に関する話題もあっ
たが、いつの間にか全く目にすることが無くなってしまった。
忘れてはいけないのが、今春の統一地方選挙において「世界平和統一家庭連合」（旧統一教会）との接点を認め
た都道府県議は、立候補した228人のうち9割にあたる206人が当選（朝日新聞調べ）していた事実だ。しかも
その8割超が自民である。あまりにも低すぎる投票率によって、特定の団体が応援する候補が当選し、応援した
団体から少なからぬ影響を受けていては政治を歪めてしまう。何故過去最高の税収がありながら、さらに増税し
ようと企てるのか？既得権益を享受する人々が多すぎることが原因だ。選挙に行って投票率を上げていかなけれ
ば日本は変わらない。
