イスラエル軍はガザ地区、そしてヨルダン川西岸のパレスチナ暫定自治区へも空爆を行うなど
攻撃は熾烈を極め、パレスチナ側一般市民の犠牲はさらに増加している。ネタニヤフ首相はト
ランプ氏が大統領に帰り咲くことを期待して一歩も引かず、中東情勢は混沌を極めている。
ユダヤ系アメリカ人は幼い頃から学校そしてキャンプ等でヘブライ語、イスラエル建国史を学
び「イスラエリズム」を学びます。ところがイスラエルの正義を信じ成長し、イスラエル軍に
入隊したエイタンは目の前でパレスチナ人への暴行を目撃し、衝撃を受け、疑問を抱きはじめ、
何もできなかった自分を責めます。
一方、「ユダヤ人が入植した時には誰もいなかった」「パレスチナ人はユダヤ人を殺したがっ
ている」と教えられてきたシモーン・ジマーマンは大学1年を終わった夏にパレスチナを訪問
し、現実に直面し考えを改めるようになります。
今、アメリカは揺れています。ユダヤ系ロビーストの影響は絶大です。しかし学生を中心にパ
レスチナ攻撃を止めろというデモが各地で起こり、されに賛同するユダヤ系の学生も出てきて
いるようです。まずは歴史の真実を知ることから始めなければと思わせる番組でした。(NHK
-BS 世界のドキュメンタリー 2024年 アメリカ・イスラエル・パレスチナ制作)