また今年も招かざる客がやってきた。
毎年新緑がきれいな今頃の季節に必ず来る。
山茶花の葉にびっしりといるのはチャドクガの幼虫だ。
この数と食欲旺盛さで、放っておくとあっという間に葉は食われてしまう。
葉は食われてもあまり気にはしないのだが問題はその毒針だ。
小さな体に10万本以上の針があるそうだがそれに触れたら大変。
私は10年以上前に1度経験しているが、近所の友人が最近被害を受けた。
ひとたびその針に触れると体中が真っ赤に晴れ上がり、かゆみ、痛みでしばらく悩まされる。
近くの遊歩道にも山茶花が植えられているが散歩途中で刺される人も多いのではないだろうか。
公園にも植えられていることが多く子供たちにも被害が出てくる。
虫としては刺したつもりはないだろうが、とにかく迷惑な話だ。
近くを歩くときは本当に気をつけなければならない。
私は毎年今頃の季節は葉をじっくりとチェックしチェックしている。
早めに発見して駆除することが第一だ。
本当はタマゴの段階で発見するのがいいらしいがそこまでは難しい。
見つけたらその枝を切り取り焼き捨てることにしている。
残酷かもしれないがこれが一番いい方法だ。
殺虫剤を噴霧すると糸をたらして降りてくる、誤ってそれに触れたら大変だ。
2本ある木の1本で見つけたが、まだこれからも出るだろう。
毎朝目を凝らして観察を続けるのが日課になりそうだ。