知人から 「メタボ、メタボって 大した事ないやん!」と
ガッカリされる。
私:「フフフフ・・・そりゃあ 俺の本当の姿を見てない
からさ・・・人前で裸で居るわけでは ないからな・・・
増してや 他人様の前でをや・・・」
知人:「・・・・」
不気味に笑う私を気味が悪いと思ったのだろうか
そこで 会話が止まった。
このままでは 収まりが悪いので 私は再び口を開く・・・
私:「どれだけのメタボか、ここでご披露するわけには
行かない が イメージが沸くよう 此間、この場所で
会った 少年との交流をお話ししよ う・・・」
知人は目を輝かせて 怪談話でも聞くように
私の話に神経を集中させたのであった。
ジリジリと日差しが強い 昼間、私は庭の家庭菜園で
トマトの苗の手入れをしていた・・・
私の様な二枚目の男が 麦わら帽子を被ると
カッコ悪いのか 通りの若い女性がクスクス
笑っている・・・
君らがどう思おうと 俺は 既婚者だ、君ら如きに
良く思われようと思っていないからな)
等とブツブツ心の中で呟いていると
通りがかりの 少年が立ち止まり 私の腹を指さし
黙って立っていた。
私:「どうした 坊主?近所の子か?」
少年:「叔父さんの腹・・・赤ちゃんがおると?」
私:「叔父さんは おばちゃんじゃ~ねえから
人間の子供は宿さんが・・・
よくぞ 気づいたな 坊主!今日はベルトをしてねえからな。」
野卑っぽく まるで、山賊のようにダイナミックに
語り始める俺に 少年はキョトンとした顔で 怯えもせず
私の腹をジッと見つめている
(ほう~中々 肝の据わった少年じゃわい・・・)
そう考えると子供の好奇心を無視するわきゃ~いかず
この子の疑問に付き合ってやる事にした。
私は、声を殺し おぞましい顔で
私:「昨日の夜 ここで採れたスイカを喰ったら
スイカの子供がでけたとタイ 誰にも 申されるな」
少年:「スイカっ!?」と大声で叫ぶ
私:「ば、馬鹿者っ!人が聞いたら なんち思うかっ・・・
声が大きいっ!シッ」と
口の前で人差し指を立て 制したのであった。
少年「スイカ、食べたら スイカの赤ちゃんができると?」
私:「ああ、一人で丸々一個喰ったらな・・・
だから 気を付けるんだぜ 少年!スイカは家族、
分け合って喰うもんだ・・・」
マジマジと、私の腹を見つめる少年に
私:「熱中症になっちゃ~いけねえ さ~ 早くお家に
帰んな お母上が心配してるぜ」
少年はうなずき この事を早く母親に話したいのか
駆け足で帰っていった。
私:「おい 坊主 親に言うんじゃ~ねーぞっ!
馬鹿と思われるからなっ」
この話をしている途中 振り返ると 知人の姿が無かった・・・
人の話は最後まで聞けっ!
令和6年追記・・・
党首討論、れいわの山本代表だけ盛り上がっておるやんけェ~
山本太郎氏 何年も街頭演説で 直接、民と対話しているので
選挙前だけ民の味方の党首達とは 訳が違う・・・
山本太郎氏以外の党首達の話が 全然心に刺さらないのだ
そりゃ~ 今迄の 間違いを反省する事もなく 正しき
貨幣論を認めようとせず いつ迄も 自分らの保身の為に
経世済民の心を捨てちまっているから あのような 心が籠らない
ボケ~た主張になっちまうのである。
偶に 太郎ちゃんに 突っかかろうとするが 忽ちに 返り討ちに
遭っちゃうので見ごたえがある。 そりゃ~普段 剣術の稽古しとらん