宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
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東南アジアツアー:バリ島編~バティック制作の巻

2012-03-02 | 
約1ヶ月間に渡る東南アジアツアーから帰国しました。多くの方のサポートのおかげで、去年のタイツアーに引き続き、今回も描いて描いて描きまくりの充実した日々を過ごすことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。ブログ上で全ての体験を表すことは、とてもできませんが、かいつまんで報告して行きたいと思います。まずは、空君を伴って行ったバリ島の様子から......。

バリ滞在の目的はオリジナルのバティック制作の可能性を探ることだったのですが、静岡のバティック作家Cha*2さんが紹介してくれた、ウブド在住の元バティック作家クミさんのサポートにより、最良の展開となりました。クミさんには制作に関することから、宿の手配、はては観光まで、何から何までお世話になりました。


僕等の泊ったバンガロー。バティック工房まで歩いて3分、ウブドの中心街もすぐ行ける好条件。ここに10日間滞在しました。


バンガローの目の前に広がる田んぼ。バリは3期作だそうでちょうど田植え前の風景。毎朝この風景を眺めながら、朝食をとっていると、南国の鳥や蝶を観察する事ができました。


僕のバティックを作ってくれることになったウブド在住のバティック作家、有加ちゃん。
机の上にあるのは日本から原画を描いて持っていった、ポストカードで人気の「太陽の下で」をバティック用に描いたサロンサイズの大判。原画を布にトレースし、その上に蝋置きをしてもらった状態。


大きいサイズなので、みんなで色入れ。クミさん、有加ちゃん、有加ちゃんの旦那様のバリニーズ、ワナ君。
有加ちゃんの工房で製作中たくさんの人が訪れてくれましたが、バリニーズに嫁いだ日本人奥さんに何人も会って、こんなに多くの日本人がウブドに住んでいるんだと、ちょっとビックリ。


色入れ終了。この後定着してから、蝋を洗い落とす作業をへて完成。


蝋置き作業中の有加ちゃん。僕も体験させてもらいましたが、熟練したテクニックを要する作業で、この部分は全て担当してもらいました。


チャンティンという道具で細かく描いていきます。色入れもそうですが、非常に集中力がいる作業です。


空君も体験制作。バリの空気は彼にインスピレーションを与え、初めてのオリジナル作品が出来上がりました。


僕もバリで描き上げた原画で、2作目の制作に突入。

結果大小2作品を各2枚仕上げることができ、うち1枚ずつをサンプルとして託し発注できる事になりました。短期間でしかも初めての滞在でここまでたどり着け、クミさん、有加ちゃんをはじめとするウブドで関わった人々に深く感謝です。

このバティック作品、まずは5月の展覧会で発表しますので楽しみにして下さい。

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