星蜜記

ホシ蜜と申します。リンパ浮腫、乳房再建、食べ歩き、ワンコ(柴7歳)のことなどあれこれ思うままに綴っています。

じゅんが逝って一年。ななちゃんの下剋上?

2022-06-24 23:59:24 | いぬ時々ねこ
じゅんのお骨はまだ家にある。
いつか人とペットとが一緒に入れる樹木葬霊園を探してみようとは思っているのだけど…。

お供えのお花は欠かさない。
といっても、いつもは出来合いの小さいブーケ。
一周忌には、元気カラーの黄色いバラがじゅんっぽいかな?と思って、こんな感じにしてみた👇


毎日欠かさず小さな可愛いお猪口に入れたお水を供えて手を合わせる。
そして、「じゅん、生まれ変わって早く帰っておいで」と話しかける。
今日はその後、お骨をしばらく抱っこしていた。
じゅんは6キロ半もあるどっしりちゃんだったけれど、随分軽くなっちゃったなぁ。

これはじゅんとれんちゃんの初対面の時。大好きな写真。
生後2カ月のれんちゃんは、じゅんよりも小さかったのに、あれよあれよという間にじゅんの倍近くまで大きくなった。
れんちゃんはじゅんが好きでちょっかいを出すけれど、じゅんはうるさがって立ち上がり両手で猫パンチを繰り出して応戦していた。
面白かったなぁ。またあの姿を見たいのになぁ。

じゅん亡きあと、我が家の覇権を握ったのは不敵な表情のこいつ👇

黒猫ななちゃんは、かなりじゅんに遠慮して暮らしていた。
なんとなく、それぞれの生活エリアがじゅんは1階、ななちゃんは2階になっていた。
ななちゃんが1階に来てじゅんの近くを通ろうとするだけで、理不尽な猫パンチを見舞われて、そそくさと2階に逃げていた。
それが今では縦横無尽状態。家の中のどこにでも神出鬼没。我が物顔でソファーを占領してたり、昼寝をしている私の腹の上で呑気に毛繕いをしたり。
やたらとよく喋るようにもなり、「なー!」と人を呼びつけては、かつお節をくれ!膝に乗せろ!撫でろ!クローゼットを開けろ!と、その要求はとどまる所を知らない。
もうほーんと大変
じゅん、早く生まれ変わって帰ってきて、ななちゃんをなんとかしておくれー

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ワクチン接種に行って来たよん♪

2022-03-07 23:59:13 | いぬ時々ねこ
ワクチン…といっても、人間じゃなくてワンニャンのほう。

毎年この時期にじゅんとななちゃんとれんちゃんのレッツゴー3匹&ホシちゃん夫婦で行くのが恒例だったから、今年からはじゅんが居なくて寂しいなぁとちょいしょんぼり

ななちゃんは、動物病院までの道中「ナー!ナー!」と怒っていたけれど、診察室に入ったら観念したのかされるがまま。
ぼけちゃったけど、この情けない顔!👇

先生に「毛並みがいいねぇ、何かやっているんですか?」って言われたけれど、なんにも。そしたら「栄養が行き届いてるんですね」と。
ななちゃんはどんなプレミアムフードよりもやっすいモンプチが大好き。
それなのにツヤツヤだし医者いらずの元気婆猫。なんて安上がりなやつなんだ。よしよし。これからもこの調子で頑張ってくれ。
今年は13才でいい年になってきたので、年齢に応じた健康アドバイスをいただき、ワクチン注射をして終了。

れんちゃんはブルブル震えたりハァハァいったりじたばたしたり。

「いやわーん!帰るわーん!」と、情けない顔になっている。
ワクチンの前に、体重測定やお手入れもしてもらえた。体重は重いままだけど、もう何も言われなくなった。先生にあきらめられちゃった? ま、毛並みも良いと褒めてもらえたし、れんちゃんも私もデブなのがベストなのかもね
ま、何事もなくワクチン注射終了。

また、来年そろって元気に行けますように!



最近スマホを新しくした。

世にアップル信者は多いようだけれど、私はソニー信者。
なので、今回も引き続きエクスペリア。
欲しい機種にかわいい色がなくて、渋めのパープル。
って感じだったので、かわいいカバーしちゃった。
これからきれいな写真を撮れるようになるかなぁと、とっても楽しみなのだけれど、この新しいスマホで初めて撮った写真はこれ👇

従妹が小栗旬がCMしてるザ☆シュウマイがすごくおいしいというので、買ってみた。

たしかに旨い! 皮がヒラヒラしてる感じが高級感あるし、中身もギュギュっと充実。これはリピあり。
最近は冷凍食品もホントおいしくなったよね。
今度はダンナのお弁当にも入れてあげよう。



1週間前に強膜炎で眼科に行った。
1週間後にまた来てと言われていたので、今日行って来た。
もうすっかり良くなっていて、目薬も終了。
強膜炎は重度の場合は視力が低下してしまうこともあるらしいけれど、私はいつも軽症ですんでいる。ただ、繰り返してたびたびなってしまう。これは体質的なものだそうだから、ま、しょうがないね。
それ以外にも目には少し問題があるので、3カ月後に視野検査の予約を入れて今回は終了。

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認知症じぃさん疲れはワンコの笑顔で癒そう

2021-11-21 23:59:46 | いぬ時々ねこ
先週アップした「ワンコ撮影会♪」での写真をデータで納品していただいた。
95枚もあったのだけれど、その中からごく一部をアップしやっす!

幼馴染のはるちゃんとれんちゃん


はい!びろーん!






フォトグラファーの貴子さんが「すごーい!かわいい!おりこうさん!」って言いながら撮ってくれるので、本人たちは気分が良いようでこんな👇笑顔になる。

ふたりともよく頑張りました。お疲れちゃん!



今日はじじぃのご機嫌伺いに行って来た。
相変わらずで、本当に疲れる。
じじぃはもともとの性格が良くない。自分が一番偉いと思っているような人。そんな人が年をとったからといって温和な好々爺に変身するわけがない。
認知症になっても悪いところは悪いまま。わけがわからなくなっている分、話がまったく通じない分、ますます始末が悪い。
なんかねー、もう優しくするのが難しくなってきた。
これからどうしたらいいのかなぁ。もう疲れちゃったよ
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ワンコ撮影会♪

2021-11-16 23:59:21 | いぬ時々ねこ
はるちゃんとれんちゃんの撮影会は、毎年この時期の恒例となっている。
今年はお天気にも恵まれて、公園の池も木々もとてもきれい




そして、写真を撮ってくれたのはフォトグラファーの貴子さん。

れんもお手伝いするわん!


はるちゃんもれんちゃんもモデルさん頑張りました


ここまでは私が撮ったへっぽこ写真だけど、後日出来上がったデータをいただいたら、またアップしまっす

貴子さんは、いつも自然な写真を撮ってくれるステキなフォトグラファーさん。ブログはこちら→https://ameblo.jp/takataka610/
確認をさせてくれながらの撮影だし、希望も取り入れてくれるし、ワンコの扱いに慣れているからワンコ達もリラックス。
楽しい時間を過ごさせていただいたから、写真もきっといい感じに撮れているだろうな。出来上がりが楽しみ

午前中で撮影は終わり、その後は貴子さんに紹介してもらったドッグカフェへ。
それはまた続きの記事で(@^^)/~~~
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れんちゃん7才♪

2021-11-08 23:59:34 | いぬ時々ねこ
日曜日はれんちゃんの7才の誕生日だった。
ケーキでささやかにお祝いをした

ケーキを前にして過酷な「マテ」。顔が超真剣になっている(笑)

ケーキ👇はお肉と野菜のケーキをダンナが買ってきた。


このほかにも鶏肉とキャベツを混ぜたものやら大好物のチーズやらのご馳走。盆と正月カムトゥギャザー状態でれんちゃんヒャッハー!ヾ(・▽<)ノ

7才と言うともうシニア犬だというらしいけど。
早いなぁ。ここまであっという間。その分、私も一緒に年をとったわけだけれど、これからはゆっくりまったり一緒に老いていこうじぇ!



その数日前、ブロ友さんのところのニャンコさんが旅立った。
悲しいな。ブロ友さんは大丈夫かな。と思っていたところ、昨日はブログを更新してくれたり私のところにイイネをしてくれたりしたので、ちょっとホッとした。
ブログでしか知らないけれど、ホントにかわいいニャンコさんで、私もとっても寂しい気持ち。6月に旅立ったじゅんが「はじめましてー。飼い主がどうもお世話ににゃりましてー」なんて、挨拶をしていたらいいなぁ。

れんちゃんもシニアだからあと10年くらいかもしれないし、ななちゃんはもうすぐ13才だからさらに早く別れの時が来るだろう。
でも、いつの日にか私がそこに行った時には、じゅん、ななちゃん、れんちゃんが総出で迎えてくれるに違いない。
そう思うと私もスキップで旅立てちゃう気がするよん!
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年下のカレは熟女好き♪

2021-10-27 23:59:27 | いぬ時々ねこ
三柴でお散歩中に公園でおやつタイム

上から1才のはるくん、れんちゃん、幼馴染のよもぎくん。

男子に囲まれてご満悦のれんちゃん👇


まだ若いはるくんは、歩きながられんちゃんに盛んにちょっかいを出してくる。れんちゃんは時折り「ウーッ」とか言ってるからイラっときているのかと思ったら、実のところ満更でもないらしい。
今週は2回ほどはるくんとふたりきりの帰り道になるタイミングがあった。
それじゃまたねー、バイバーイと別れるのだけれど、れんちゃんの後を追おうとするはるくんと、後ろを振り返りその場から動こうとしないれんちゃん。しかたがないので、また一緒に歩き出してデートタイム延長。
ふたりの歳の差は、人間で言うと約20歳!
れんちゃんやるなー



先週の記事で「風邪をひいた」と書いたけれど、なかなか治らないでいた。
治りそうになったところに冷たい雨の中を着付け教室に行ってぶり返したりして、なかなかすっきりしない。風邪のせいなのか、それとも風邪薬のせいなのか、やたらに眠気が強く寝てばかりいた。そんな感じでブログもお休みしていた。でも、そろそろ復活できるかなーと思っていたら、今朝のワンコ散歩で雨に降られてぐっしょり  こりゃあかんと思ったけど、なんか大丈夫みたい。体が気候に慣れて来たのかも。
明日はおいしいランチに行くので、パワーつけて完全復活目指しま~す

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久々に「前略、道の上より」

2021-09-18 09:01:00 | いぬ時々ねこ
頑張って遠い公園まで行くことにして、元気に出発~!
…したはずが、道の真ん中で「いやいやれんちゃん」発動!

そんなに行きたいならお母ちゃんおひとりでどうぞだわーん

あー、あー、聞こえないわーん

なんだろうねぇ、本当に。
まったく頑固なんだから。
公園の近くになるとウキウキ歩き出すくせに。

道の真ん中で踏ん張るれんちゃんを見ると、これ👇を歌いたくなる。
一世風靡セピア「前略、道の上より」【Official】

前の記事でれんちゃんの桃尻のことを書いたけど、写真はなしだったので激写してきましたよ👇 カワ(・∀・)イイ!!
黄門様が写っちゃうのは(´ε`; )ウーン…と思ったけど、いい感じにぼけた写真になったから、ま、いいかな。

で、昨日のれんちゃん👇 目の上を蚊にさされた~

公園に行ったらすごい蚊だったので速攻で退散したんだけど、それでもさされた。目の上が腫れちゃってかわいそう

だいぶ涼しくなってきて、金木犀の良い香りがしたりするこの時期、やっぱりお散歩は楽しい!
でも、まだ歩き出すとけっこう暑くなっちゃう。お彼岸過ぎてもっと涼しくなってほしいな。
今日は台風の影響ですごい雨。れんちゃんの散歩はダンナにまかせよう。
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動物病院へ

2021-07-15 23:59:30 | いぬ時々ねこ
じゅんが逝ってしまった数日後、動物病院に行って来た。
点滴に使っていた針は、家庭ごみで捨てずに病院に返すことになっていたので、未使用のシリンジやお薬と一緒に病院へ持参した。
その際に、先生にお会いして報告とお礼を言わせていただいた。
最期の様子も少しお話したところ、「冷たい病院の中じゃなくて、お家でお二人で見送られたのは良かったと思いますよ」というようなことを言ってくださった。
先生には本当に良くしていただいて、心から感謝。無理にあれこれ治療をすすめるのではなくて、じゅんのことと私たちのことを思いやってくださる対応だったと思う。
「まだほかの子(ななちゃんとれんちゃん)がいるので、これからもよろしくお願いします」と挨拶をして失礼した。

翌日、じゅんにお花が届いた。
「じゅんちゃんのご冥福を心よりお祈りいたします。R動物病院スタッフ一同」というカードが入っていた。
じゅんのまわりがますますお花でいっぱいになった。
あたたかい病院にお世話になることができて、本当に良かった。
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猫の寿命&腑抜けな私

2021-07-09 10:10:00 | いぬ時々ねこ
過去に戻ってやり直せたなら…なんてことをたまに聞くけど、私は人生をやり直すなんて真っ平御免でござる。
この大変な人生をもう1度やりなおすなんて絶対に無理!
今でこそ「人生は楽しむもの」って思えるけれど、過去の私にとっての人生はただただ辛くて疲れるものだった。
過去に戻れたからって、夢のようなバラ色の人生を歩めるとは限らないし。

でも、じゅんが死んでからは、「戻りたいなぁ」と思う時がある。
じゅんがよく居た場所をふと見ると、そこに当たり前にじゅんが寝そべっていて、じゅんが居た時間がまた自然に流れて行けばいいのになぁって、そんな風に思う。

じゅんはこちらの言うことがよくわかっているし、なんだか人間臭いところもあるし、20年生きて尻尾がふたつに分かれて人間の言葉を喋る化け猫になるんじゃないかと思っていた。でも、じゅんの命は13年だった。

13歳というのは室内外飼いの猫の平均寿命だけれど、もうちょっと長生きしてほしかった。
飼い猫全体の平均寿命は15歳。
完全室内飼いは16歳。
じゅんのような室内外を行き来している猫は13歳。
外に出すと事故にあう可能性もあるし、何か病気をもらってきちゃうこともあるので少し寿命が短い。

うちの猫は夜だけお出かけをしても良いことにしている。ふたりとも元野良さんなので、お外が大好き。
家のまわりはほぼ車通りがないし、じゅんもななちゃんも家の近辺から離れないので、あまり心配はしていない。特にじゅんは、散歩に行ったれんちゃんと夫を玄関先で待っていたり、「じゅんー、お家に入ってー」と呼ぶとウニャウニャ言いながら帰ってきたりと、まったく家から離れない。窓の外から家の中をただ覗いているなんてこともよくやっていた。
ななちゃんは出かけたかと思うとあっという間に帰ってくる。ちょっとその辺をパトロールすれば気が済むみたい。

でも、じゅんとななちゃんがヤングギャルでイケイケの頃は、全然違った。
どこをほっつき歩いているのか一晩中帰ってこないこともあったし、誰とケンカしたのか傷を作って帰ってくることもあった。
はたまた朝起きて1階に降りるとリビングが鳥の羽根だらけになっていたり、セミやトカゲのお土産は可愛いほうで、半死半生のネズミが転がっていたりと、それはもう色々とやらかしてくれた。

最初からお部屋の中しか知らない猫ちゃんだったら、お外に出さないほうが良いと思う。それがベスト。
けれど、じゅんとななちゃんは推定生後3カ月間、自由な外の世界を知っている野良猫だったから、外に行けなくなるのはストレスだったろう。だから、夜だけという時間を区切って外に出していたわけだけれど、たとえ命が短くなったとしても、それはそれとして、元野良猫としては楽しく過ごしたんじゃないかな。



じゅんが子猫の頃。
じゅん用に小さい座布団を用意したのに、お客さん用の大きな座布団からどいてくれない

あごの毛の黒いところが可愛いんだよね



じゅんが逝ってしまってから、2週間以上が過ぎた。
泣き暮らすことはなくなったけれど、気付くとじゅんのことばかり考えている。じゅんはどうしているのかな。楽しくお散歩しているのかな。お腹をすかせていないかな。寒くないかな。寂しくないかな。
そして、「じゅん」と小さく呼んでみたりする。
じゅんの居ない生活はとても物足りなく感じる。
なんだか腑抜け状態になってしまって、何もやる気が起きない。
この記事も行きつ戻りつ、何日もかかってしまった。
通院の予定もあるし、じじぃのご機嫌うかがいにも行かなくちゃならないし、もうちょっとなんとか力が入らないかなぁと思いながらも、この梅雨空に私までカビちゃいそうだよ。
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ペットとのお別れの方法

2021-07-04 10:16:00 | いぬ時々ねこ
子供の頃に、家では金魚とインコを飼っていた。
金魚が死んでしまった時には、気分は「禁じられた遊び」でそのへんに小さなお墓を作って葬った記憶がある。
インコは鳥カゴから脱走してしまいそれきり。

それを除くと、じゅんは私の初めてのペット。ペットというより13年間共に暮らした家族。
そのじゅんに最後にしてあげられることは、懇ろに葬るということだった。

夫と相談しながらネットで情報を得て、手足をそっと曲げて瞼を閉じ、夫が段ボールで作った箱にタオルやペットシートを敷いて、じゅんを安置した。顔や体を拭いてから、冷たくてかわいそうだったけれどハンカチで包んだ保冷剤をお腹のところに置いて、体にタオルをかけた。使い慣れた枕の上に小さな頭を乗せたり、食べ物を少し供えたりした。

365日24時間受け付けをしているという「ペットの空」さんのホームページが親切そうだったので、そちらに葬儀をお願いした。
葬儀といっても簡易なもので、火葬車が自宅まで来てくれるというもの。
一両日中の夜にお願いしたところ、その日の20時半に来てくださることになった。電話をしたのは夫だったが、電話対応も親切だったようだ。

一緒に居られるのは20時半まで。
それまでできるだけ話しかけたり撫でたりして、残された別れの時を過ごした。
夫に買ってきてもらった生花に囲まれたじゅんは、本当に眠っているようで、覗き込むと今にも「んん?」と起きて動き出しそうだった。

ほぼ時間通りに火葬炉付きの車が来た。なんの表示もなく大きさも形も変哲の無い、外からはそれとはまったくわからない普通の車だった。
家の前は車が置ける場所なので、そこで葬儀を行うことにした。
別れの時間を十分にいただいてから、夫がじゅんを炉に寝かせた。
これが本当に最期の時。私たちとじゅんが離れてしまう瞬間。じゅん、ひとりにさせてしまってごめんね。
お花は6輪くらいなら供えることができるそうなので、そうさせてもらった。
炉の扉が固く閉じられた。
じゅん、13年間ありがとう。
手を合わせて見送った。

家で1時間半ほど待って、骨上げに呼ばれた。
小さくなってしまったじゅんを、小さな骨壺に納めた。
きれいな覆袋がかぶせられたじゅんの骨壺は熱いくらいだった。
亡くなってから保冷剤を添えていたので、とても冷たくなってしまったじゅん、やっと温かくなって良かったね。
尻尾と指と爪のじゅんの小さな小さなカケラも3つ、カプセルに入れて渡して下さった。

こうしてじゅんの葬儀が終わった。



じゅんの体調が悪くなってからずっと泣いてばかりいて、今でも時々は泣いてしまうけれど、この頃は平穏を取り戻しつつある。
じゅんのためにと思って行った葬儀だけれど、自分の気持ちを思い切るための儀式になったのかもしれない。これにもじゅんにありがとうと言いたい。
「ペットの空」さんにも丁寧な対応をしていただきました。ありがとうございました。
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じゅんとの別れの時

2021-06-29 17:41:00 | いぬ時々ねこ
じゅんが亡くなる前日、ほぼぐったりとしていたけれど、私が洗濯物をたたもうと床に座ると、いつものように、けれどとてもゆっくりとやって来て、私の足にぺったりとくっついて寝そべった。私はじゅんの全身を撫でながらまた泣いてしまった。
何日も泣いてばかりいて、まぶたは腫れているし目はチカチカするし。なるべくじゅんのそばにいようと、リビングの床やソファで寝ていて熟睡していなかったので、目の下には立派なクマ。本当に悲惨な顔をしていた。

この日、じゅんは吐くものがないのに何度か吐こうとしていた。その度に苦しそうな声を上げていた。その時以外にも呻き声のような声を時折り出すようになっていた。それでも、部屋の中を少し歩いたりする力はあった。

じゅんは何度も外に出たがった。なんでも望みをかなえてあげたくて、抱っこして家の周りを歩いたり、一緒に日向ぼっこをしたりした。外にいる間は不思議と吐き気や苦しそうな声は出なかった。じゅんは元野良猫だけあってお外が大好きだった。

家の中に戻ってしばらくすると、いつのまにかじゅんの姿が見えなくなった。
また外に出たいのか、玄関のドアの前に横たわっていた。
ドアを開けてあげるとヨロヨロと外に出てまた横たわった。
息はもう口呼吸になっている。その時が確かに近付いていることを確信した。
だから、何度もじゅんに言った。「もう頑張らなくていいんだよ」と。泣きながら何度も言った。
それでもじゅんは立ち上がって、少しずつ歩こうとしていた。そして、13年前の9月に私たちが初めてじゅんに出会った玄関の脇に寝そべった。

そのうちに夜になり夫が帰宅した。「じゅん」と呼ぶと、尻尾でパタパタと返事をした。この頃はまだ意識があったようだった。
幾度も立ち上がろうとしては崩れ落ち…。じゅんはまだまだ生きたかったのだろうな。肝臓さえ悪くならなければ、ほかはまだまだ元気いっぱいで、あと何年も生きられたのだと思う。もっと早く治療を始めていたら…。

この後、前の記事にも書いたけれど、「もしかしたら」という一縷の望みをかけて無謀な点滴をしてしまった。あの点滴がなければ、眠るように安らかに逝かせることができたのかもしれないのに、苦しい時間を長引かせてしまった。

うっかりウトウトしてしまいハッと目を覚ますとじゅんはまた玄関の近くに居た。心臓は動いていたけれど、意識はないようだった。名前を呼んでも、もう尻尾が動くことはない。じゅんは時折り体を震わせた。それからの1時間は夫とふたりで、じゅんの体を撫でながら見守った。
やがて急に足を伸ばしたり手をギュッと縮めたりした。その後、じゅんの体に置いた手のひらに感じていた生命の流れのようなものがぴたりと止まった。夫がじゅんの体に耳をあてて確認すると、心臓も止まっていた。朝4時50分。じゅん、お疲れさま。もう苦しくないよね。



13年前の9月、拾われてうちの子になった夜、暴れてあれこれひっくり返した後、小さなカゴにおさまった。
小さくてふわふわのじゅん。
仮の名前は「鼻クロさん」だった。
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じゅんの闘病記録

2021-06-27 23:59:49 | いぬ時々ねこ
じゅんが逝ってしまってから3日。
悲しみはまだまだ薄まらない。
ななちゃんとれんちゃんが居てくれるけど、やっぱりじゅんはじゅんしかいない。
誰もかわりになれはしない。
やっぱりじゅんに会いたい。



以下はじゅんが亡くなる2~3日前に途中まで書いたもの。
じゅんの闘病の備忘録として加筆の上、投稿しておこうと思う。



日曜日にまた動物病院に行って来た。
点滴の量を増やすことになった。
これまでシリンジに入れた60mlのリンゲル液を2本分点滴していたけれど、それが3本に増えた。これまでの2本は半ば練習で、実際のところその3本が体重に対しての適正な量らしい。
じゅんとななちゃん👇

じゅんの背中のアナ👆 これは点滴の針を刺しやすいように、先生が毛を剃ってくれた。この写真は先週の金曜日のもの。この時にはまだお水が飲めていたけれど、今はもうだめ。飲めないし食べられない。

食べてくれれば状況は変わるかもしれなかったので、なんとか食べさせたかった。
先生に強制給餌の相談をしてみた。鼻から管を入れてお腹に直接栄養を送る方法もあるし、手軽にシリンジであげる方法もある。
シリンジで食べさせる方法を教えてもらい、シリンジも分けてもらった。
極端な話だけれど…と先生が言っていたのは、70歳のおばあちゃんを羽交い絞めにして口の中に食べ物を押し込んで過ごす最期の時ってどうなのかなというようなこと。たしかにね。無理のない程度にしてみよう。

(このあたりまではブログを書こうとする気持ちがあったが、この後はもうじゅんのことだけでいっぱいいっぱい。他のことは手につかなくなった。)



上記の病院に行った日から、シリンジでの強制給餌を夫が試してみた。
じゅんはとても嫌そうで、よろよろと逃げていくようになった。じゅんの大好きなパパなのに、最後の最後に嫌なパパになってしまうのは、じゅんにとっても夫にとっても可哀そう。結局3回くらいでやめてしまった。

水も食べ物も受け付けず、じゅんの体に入っていくものは点滴だけになった。
点滴をすると少しは力が出るようだった。最後まで自力でトイレに行けていた。
点滴は亡くなる前夜までおこなったが、これには後悔が残る。
前日夕方にはもう命が消えかけているように見えたのに、望みをかけて点滴をしてしまった。結局、そのためにじゅんの苦しい時間を長引かせてしまったのではないだろうか。あの点滴が無ければ、じゅんはもっと安らかに逝けたのかもしれない。最後に私たちは身勝手で横暴な飼い主になってしまったのだった。
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6月生まれのじゅんはさようならも6月に

2021-06-25 22:00:00 | いぬ時々ねこ
じゅんは、昨日の朝4時50分頃に旅立ちました。
夫とふたりでしっかりと見送りました。

悲しくて涙ばかりが出てきますが、最後のほうは苦しそうだったので、少しホッとしたところもあります。

最後までお外に出たがったじゅん。お散歩が大好きだったじゅん。
今はきっと苦しいことも辛いことも何もなくなって、好きなところで好きなだけテケテケ歩いたりまったり寝そべったりしているのだと思います。

じゅんのために、「応援」ボタン、コメント、メッセージなどをたくさんいただきました。
本当にありがとうございました。感謝感謝です。

これからは、黒猫ななちゃんと柴犬れんちゃんをたくさん可愛がっていこうと思います。


この写真は13年前の9月。じゅんが我が家に来てすぐの頃。
子猫のくせに三角のスッとした顔をしていました。
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じゅんに毎日自宅で点滴

2021-06-20 23:59:59 | いぬ時々ねこ
先週水曜日に動物病院で「肝不全」と言われたじゅん。
病院でもぐったりしていた。
あと5歳若かったら違っていたかもしれないけれど、やはり13歳と言う年齢がネックになっているそうだ。

入院して治療する方法もあるけれど、猫の場合は特に、家とは異なる環境におかれること自体が、ものすごいストレスになる。もしかしたら入院中に最期の時を迎えることになってしまう。最期は家で過ごすことが本人にとっては良いのではないだろうか。
毎日通院して点滴をする方法もある。しかし、それも猫にとってはストレス。
以上のようなことを先生が丁寧に説明をしてくださり、落ち着いて過ごせる自宅で点滴をしながら見守ることになった。

点滴のやり方をおぼえるために家族と一緒に来てくださいとのことだったので、翌日の水曜日、半休がとれた夫とじゅんと3人で動物病院に行った。

先生に教わりながら実際にじゅんに点滴をした。
時間をかけてとても丁寧に教えてくださったけれど、針を刺すときはやはり緊張した。
シリンジに入れた60mlの液剤を2本分皮下に注入する。
これを、これから1日1回自宅で行うことになった。

4枚に渡るわかりやすい資料もくださった。


今週は自分の通院の予定がある。じゅんの調子が良さそうだったら行こうと思っている。
歌舞伎のチケットもとってあった。仁左衛門さんと玉三郎の桜姫東文章。これは誰かかわりに行ってくれる人を見つけなくちゃ。早々に完売した入手困難なチケットなので、誰かしらみつかるんじゃないかと思うんだけど。残念ではあるけれど、今はやはりできるだけじゅんと一緒に居たい。
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肝不全のじゅん、頑張ってます。

2021-06-19 23:33:00 | いぬ時々ねこ
水曜日の診察で、このままの状態が続くならば「その時」が来るのは土日くらいかも…と言われていた。
木曜日のじゅんはぐったりしていた。もうこのまま逝ってしまうのかもと思った。
夫が出社するまでは控えめに泣いていたが、ひとりになったら誰はばかる事なく座り込んでオンオンと泣いてしまった。
そうしたら、窓の近くでじっとうずくまっていたじゅんが、ヨロヨロとやって来て私の脚にぴったりと寄り添った。いつもと同じ、私が弱っている時にはこうしてそばにいてくれる。余計に泣けてしまった。
「じゅん」と呼ぶと、パタパタと尻尾で返事をしてくれる。
私はじゅんとの別れを予感して悲しみの中にいるけれど、じゅんは体がだるいながらも、いつもと同じに過ごそうとしているのだろうか。
そうか。そうだね。いつもと同じく気分よく過ごそうね。
窓を開けて部屋に風を通した。
じゅんが気持ちよさそうに外を眺めはじめた。

少し離れたところからそっとズームで撮ってみた。なんだか毛がパサパサだし目もくぼんでいる感じだなぁ。
何か食べてくれないかと、ワンコ用の「わんみぃ」という液状のおやつを指の腹にのせて匂いを嗅がせてみたところ、続けて少し舐めてくれた。
あんまりずっとそばに居ることがストレスになってはいけないと思い、じゅんの好きにさせておいたら、少しウトウトできたようだった。
そして、そばに寄ってきた時にはじゅんの気が済むまでずっと撫で続けた。
金曜日のじゅんは、朝に少しヨーグルトをなめた。その後、チュールもほんの少しだけなめた。
気付くと自力でソファに乗っていた。目にもやや力が戻って来ている。
そして土曜日。今日のじゅんはほとんど何も食べてくれない。でも、たまにそのへんをフラフラ歩く足取りは、3日前よりしっかりしている気がする。
食欲さえ出てくれれば持ち直してくれそうなんだけれど。
先生は「猫用のものにこだわらずなんでも食べさせてみて。何かのきっかけで食べるようになるかも」と話してくれた。
チュールやウェットフードのほかに、子猫用ミルク、薄めた牛乳、ヨーグルト、クリーム、プリン、アイス、チーズ…。色々試しているけれど、どれも顔をそむけてしまう。困った…。
すかさず残り物目当てにやってくるのは、食いしん坊のれんちゃん。まったく空気を読まないヤツ。( ;^ω^)ちょw
明日はまた病院へ連れて行くことになっている。ストレスになると思うけど、頑張ろうね。そして、明日は何か食べてくれますように。
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コメント (3)
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