ちょっと間があいちゃったけれど、「京都・大阪ちょい旅 その4 もみぢ家別館・朝ご飯♪」の続き。
写真多めでダダダーっと行きまっす

高雄を出発して嵐山のちょっと先のほうにある西芳寺さまへ。
本堂👇

靴を脱いでお邪魔しまーす。

本堂で何をするかと言うと…

写経!
こちらの👆お手本を筆ペンでなぞる。

熱心に筆を動かすかたが。
私も外の風が気持ちよく感じられる椅子の席に座って、無言で真剣に取り組んだ。
できあがり!👇


へたっぴでも心を込めて一生懸命書くことがいいのよ!
こちらのお寺の参拝の方式は、この「延命十句観音経」の写経となる。
書き上げた写経は、奉納することもできるし、持ち帰ってお守りのようにしたり不安なことがあった折に見返したりするのも良いそう。
さてさて、参拝の後は楽しみにしていた庭園の拝観ですよ。


なんて美しい緑の絨毯!


別名「苔寺」と呼ばれる西芳寺さんの庭園には120種類もの苔が、季節ごとに色々な表情を見せてくれる。

聖徳太子の別荘地といわれるこの場所に、731年に行基菩薩さまというお坊様が開山し、1339年に夢窓疎石さまという禅のお坊様が中興開山して現在の庭園の原型を作られという、とてもとても由緒あるお寺ですよ。

数多の偉人たちがこの地と縁があるそうですが、最近だと、アップル社を設立した故スティーブジョブス氏も頻繁に参拝したそう。

庭園の中には三つの茶室があり、その中の一つである湘南亭には幕末の頃、蟄居を命じられた岩倉具視が一時期移り住んでいたことも。
五百円札、懐かしいですねぇ。
その湘南亭👇



途中ですが、デブ過ぎてものすごい貫禄になってしまうワシの着物姿👇

裾が短くて着付け失敗。まだ初心者だからしょうがないよね

気を取り直して、続きいきまーす

この素晴らしいお庭を拝観するためには、必ず参拝(つまり写経)が必要となる。

参拝は、ハガキかWebで申し込む予約制。
参拝冥加料はハガキの場合は3000円で、Webの場合は4000円。
私たちはWeb申し込みで。Web申し込みした人は、写経に使った筆ペンをいただける。

事前に申し込みが必要とか、拝観には写経がセットとか、冥加料が3000円~4000円とか、なんかハードルが高いって感じだけれど、それは「観光公害」からこの場所を守り、少人数でひとりひとりが心静かにお参りできるようにするため。

それは、本当に心から訪れたいと思う人だけが、この地を大切に守りながら参拝/拝観するという優れた仕組みだと思う。

御朱印もいただいた👇


今まで訪れたお寺の中で、ここが一番好きかも!…と思うくらい、素晴らしかった。
すべてが清浄で、本当に心が、いや、心身ともに深く癒されるという感じ。
ぜひぜひ、また、何度でも訪れてみたい。
この後は、嵐山の天龍寺へ。
続きはまた~ (@^^)/~~~
61年前、高校生だった時、京都の叔母の家に遊びに行きました。そのとき叔母の息子の小学生と二人だけで、苔寺に遊びに行きました。
拝観料も払わず、写経もせず、誰に咎められることもなく、苔寺の庭で時間を過ごしました。歴史も知らず、有り難みも知らず、「苔が有名なお寺」と眺めただけでした。
61年前とはいえ、もったいないことをしました。