10月16日(土)
秋、錦繍の装いに変わる山肌をピンポイントで味わいたい、という事で、
今回の山行は谷川岳。やはり紅葉最盛期の時期は多くの登山客が訪れるということで、
5時前に出発。7時にはロープウェイが始まるので、早く行くことに越したことはありません。
前日の予報では谷川岳は概ね曇りの予報でしたので、決行です。

土合口駅前のベースプラザ駐車場に到着。今日は10名で車3台。
今日は、土合口駅からロープウェイで天神平まで行き、そこから天神尾根を登り
谷川岳の双耳峰を目指し、また天神平まで戻るコースです。
土合口駅周辺は時折ポツポツ雨も降るあいにくの天気。ロープウェイに長蛇の列はありません。

まだ紅葉の最盛期には少し早いかなという山肌ですが、それも徐々に真っ白になり見えず

登っているのかどうか不安になりながらも天神平に到着。

まだ霧の濃い中ですが、雨というほどではないので、私は雨具はまだ着ずに登り始めました。

ぬかるみ始めている登山道を登り始めると、じきに木道に変わり、

登りの続く階段になり、

そこを越えると長い鎖のついた岩場が続きます。

難しい岩場ではないのですが、むしろ濡れているために足を滑らさないように注意します。

歩き始めてから約40分ほどで熊穴沢避難小屋に到着。ここで行動食を食べ、
少しずつ雨も降ってきましたので、雨具を着て出発。

ここからは、徐々に岩場の登山道が続き、足元も滑り始めますので慎重に。

約30分で天狗の溜まり場で軽く休憩したのち、雨脚も風も強くなってきた道を肩の小屋を目指します。

約30分で肩の小屋到着です。

本当ならこの辺りで車座になって昼食を楽しむはずでしたが、
雨風を凌げるところは小屋の四方どこにもないので、小屋の中で食事をすることに。
私たち同様に小屋で食事をする人で混雑している中なんとか席を確保して、
私は小屋で400円のカップラーメンと、持ってきたおにぎりで昼食。

外は強風と横殴りの雨もさらに強くなっていましたが、谷川岳頂上目指して向かう事に。

双耳峰の一つのトマの耳は後にして、その先にあるオキの耳を目指します。
一度下りの岩場を派手にコケながら下り、またそこからの登りがひたすら続き、
雨と風がピークになった頃にオキの耳(1,977m)に登頂。

何も見えない頂上からの景色に向かって、見えたテイで(笑)。

飛ばされそうになりながら、オキの耳を後にし転びそうになりながらトマの耳(1,963m)に登頂。

びしょ濡れになりながらも登頂し、天気は変わらず雨風も強い中、下山します。


足元がさらに滑りやすくなった岩場を気をつけながら降りて何とか、熊穴沢避難小屋に到着し、
本来なら慎ちゃんが昼に食べるラーメンに入れる予定だった自家製チャーシューを頂きました。
この頃になるとようやく雨風が和らいできて、滑りやすい木道を歩いて
何とか天神平に戻ることができました。
帰りのロープウェイからはまだ紅葉には早かった山肌がようやく見えました。

土合口駅にようやく戻ってきました。
天気予報を、良い方に解釈しすぎた結果がこの雨の山行で、皆さんをびしょ濡れにさせてしまいましたが
思い出に残る景色は見えませんでしたが、思い出に残る”山行にはなったと思います。
皆さん、本当にお疲れ様でした。
本当はこんな美しい場所だそうです。
