ねこなんて大っ嫌い

ってずっと思ってたのに。
死にそうな子ねことの出会いが生きる力を与えてくれました。
バツ2でも結構幸せにやってます!

母かずえ 静かな旅立ち

2024-10-27 05:55:55 | 母 かずえ
10月25日金曜日。翌日の仕事のため、準備をしていた午後10時前、施設から電話が入りました。それはたまたま当日宿直だった施設長さんからの電話でした。

「10分程前に、かずえさんが息を引き取られました。大変残念ですが、最期まで本当によく頑張られたと思います。とても安らかな最期で、立派な大往生です」声を詰まらせながらのお知らせでした。

そうか、そうだよね。今日で食べられなくなって11日目だったもの。もう頑張らなくていいってあたし、言ったもんね。

以前の様に、母と話をしたり笑い合ったり出来なくなって、どれくらいの時が経つのだろう。

お母さん、よかったね。もうお腹も空かないし、嚥下が上手くいかないからってイヤな吸引をされることもない。

お父さん、とうとうお母さんそっちに向かっちゃったよ。迎えに行ってくれてるだろうね。どこかで飲んだくれて、気付いてないなんてことになっていたら、私がそっちに行った時、お父さんのことぶん殴るからね。ちゃんと迎えに行ってあげてよ。

ひとりでブツブツそんなことを呟いていたら、涙が止まらなくなった。方向音痴で、一人ではどこにも行けなかった母が、迷わず無事に父の元に辿り着けるのかどうか、考えていたら凄く不安になって、その内腹立たしくなってきた。

この怒りの様な感情を、父への苛立ちにすり替えることで、自分を保とうとでもしていたのだろうか。



昨日の朝一番に、母に会いに行って来ました。その頬は、つるっつるのツヤツヤで、冷たくなってしまったことが受け入れ難いと思うほどにキレイだった。

すっごくお母さんらしい最期だったね。穏やかで争いごとを嫌い、笑う時は私みたいにガハハと笑わず、何事も控え目だった母かずえ。静かにスヤスヤと眠るように旅立っていった母かずえ。

ケンカも一杯したけど、お母さんがかずえさんで良かったって、今あたし、心の底からそう思ってるよ。

お母さん、ありがとう。私がそっちに行くまでの間、つまらないかもしれないけど、渋々でも良いからお父さんと仲良くしててね。

母が父の元へ無事に辿り着けることを、皆さまにも祈って頂けたら有難いです。(注:本人が行きたがっているかどうかは別として)

母かずえ、94歳と8カ月。
最後の最期まで、本当によく頑張ってくれました。

これまで母を見守ってくださった皆様、心から感謝申し上げます。


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