母かずえ94歳の誕生日

本日の記事、大変長いです。お時間の無い方はどうぞスルーしてください。

今日は特養に入所している母の94歳の誕生日です。次兄夫婦と交代の面会ですが、幸い今月は私の番で、当日予約が叶いました。

タイトル写真は昨年12月の面会時のもの。「パンダ食べようとしたらいけんね～」のかずえさん。いつもは娘と孫のサンバくんも一緒に行ってくれるのですが、平日ゆえ、私一人で行って参ります。

母にとって誕生日というのは昔から特別な日。たくさんお祝いして貰ったし、たくさんお祝いしてきました。だから今年もね、きっと楽しみにしてくれてるだろうから、会いに行かなくちゃね。

母の友人Sさんと言えば、あ！あのいつも素敵な絵手紙を描かれる方だ！と思ってくださる方も多いと思います。遡ってみますと、最初に絵手紙を送ってくださったのは、今から8年前の2016年。それからずっと折に触れ、また母の誕生日には、決まって心を込めた絵手紙を描いて送ってくださいます。

有難いことに、今年も3日前に届きました。何なに～？今年はどんな仕掛けがあるの～？何だかすごくおめでたい感満載ですけど～。

紐をほどいて開いてみると･･･丁寧に折り畳まれた和紙。

この辺りでワタクシ、もうドキドキワクワクです。別に私宛の絵手紙ではないのですけど。そして母より先に見せて頂くことに若干の後ろめたさを感じつつ。（母に渡してしまうともう撮影できないのでどうかお許しを）

キャー！母が大好きな赤い寒椿。
そこにSさんの優しい文字が流れるように･･･

当ブログの存在をご存知のSさんは、時々母の様子をご覧くださっているようなのです。こんな素敵なお言葉を掛けて頂いて、きっと母はまた感謝の涙に暮れることでしょう。

Sさん、いつも本当にありがとうございます　毎回思うのですが、どう申し上げれば、この感謝の気持ちがSさんに届くのか、いい年をして上手く表すことができません。不作法なワタクシめを、どうかお許しくださいませ　心より、心よりお礼を申し上げます


そして私からかずえさんへのプレゼント。娘に相談したところ「前にも作ったようなアルバムを作れば？おばあちゃん写真見るの好きでしょ？」と言われたので、ほぉほぉそうかと。表紙は紫好きのかずえさんが好みそうな画像を。表面は向かって左に空白を大きく。

裏面は右側に空白を多くとります。これは製本する際、向かって左側で綴じるための余白です。

今回は、18才の頃、地毛で日本髪を結ったかずえさんの写真が出て来たので、それを載せました。

小学校からの幼馴染の父と母。入学式の写真も･･･ね。

そして今回、フォローしている、ブログ三太の写真日記の三太さんにお願いをして、お写真を使わせて頂けることになりました。三太さんのお写真は本当に美しい。毎日楽しませて頂いています。三太さん、快くご承諾くださり、誠にありがとうございました

両面印刷した、これら8枚の用紙を

製本カバーに挟んで

製本機へ。電源を入れて、数分で製本可能となり、差し込んで1分で製本完了です。引っ越してから初めて使うので、あれっ？製本機どこに仕舞ったかしらん？と慌てて探したわ～

記事が長くなりついでに、仕上がったアルバムをご覧くださいませね。右の写真は70代だったかなぁ。写真館で撮った、かずえさんの一番のお気に入り写真です。

かずえさんの最愛の人は、私の父ではなく、かずえさんの父である義一（ぎいち）爺ちゃん。優しくてどんな時でも声を荒げることなく、とても可愛がって貰ったのだと何度も聞かされました。

出て来た写真の時系列がバラバラで、何ともまとまりのないアルバムになってしまった。

娘のお食い初めの時の写真や、母が作った籐製品の写真。籐は私が教えたのではなく、偶然母も同じような時期に習いに行っていたようです。右ページの真ん中右側は、左からもこちん、右が私です。その下の黄色いセーターももこちんだなぁ。笑

そしてこの右ページから、三太さんにお借りしたお写真です。

本当は1枚1枚が大切な作品なので、少しでも重ねるのは良くないと思いました。でも出来るだけ沢山のキレイな写真を見せてあげたいと思い、こういう形にいたしました。三太さん、こめんなさい。

かずえさん、最近はもう文字を読むことは、好んでしなくなったようです。先日様子を伺うために電話をしたところ「カラーのお写真なら、きっと喜んでご覧になると思いますよ」と言われました。だからきっと、三太さんの素晴らしいお写真を喜んで見てくれる筈！

少し前から、生ものの差し入れは禁止されています。「誕生日でもケーキはダメですか？」と尋ねたのですが、例外は認められないとのこと。あぁ、誕生日にケーキが食べられないなんて･･･　そこでネットで探しました。焼き菓子で可愛いものが無いかと。ケーキには程遠いけど、これなら、わぁ！可愛い！と喜んでくれるかな。

少々荷物が多そうですが、忘れ物が無いように、母の誕生日を祝いに行って参ります。数日前に積もった雪も、今はすっかり溶けていて、よし！張り切って行ってこい！と、目に見えぬ何かしらに祝福されているような心持ち。

ここまでご覧くださった皆様、長い長い記事に、最後までお付き合いくださって、ありがとうございました　そして三太さん、母へのお祝いの言葉まで頂いたこと、心より感謝申し上げます

母との面会の様子が撮影出来たら
また記事にいたしますね～。もういらんか。笑
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