ここのとろこ毎日、ギリシャ関連のロイター の記事を読んでいるのだけれども、ギリシャ反緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)のツィプラス党首の意見というのは以下のもの。
・ギリシャに対する緊縮要請は反人道的なものなので、全て無効とする。
・自分たちが楽をするため、EU諸国には今後も支援はしてもらう。
・ユーロから離脱すると更に悲惨な結果になるので、EUからは出ていかない。
どこかの国の政党ができないことをできると言って票を獲得した状況に似ている。
EU諸国からは「ギリシャよりもアフリカ諸国の方がもっと支援を必要としている。」などという発言も出ているし、ギリシャ人を遊ばせるために自国民の世論を無視してこれ以上の資金援助をする国などあるのだろうか。
テレビのインタビューで「ドイツは大国で第二次世界大戦ではギリシャに迷惑をかけたのだから、ドイツ人はギリシャ人を助ける義務がある。」と話していたギリシャ人がいたけれども、お金に対する考え方が根本的に違うのかもしれない。
ツィプラス党首の言う「新たな支援策について再交渉」だけれども、そんな交渉に応じる国などあるのだろうか。
現実的にはギリシャのデフォルトの方が可能性としては高いような気がするし、その場合、ユーロに対して円高が90円台前半まで進んでしまいそうな雰囲気。
低金利や貿易収支の悪化、量的緩和政策などでせっかく円安方向に振れ始めたと思ったのに、日本経済にとってはまだまだ厳しい環境が続きそうな様子。
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