今日は、朝から梅雨のどんよりとした天気であったが、雨も降らず、多摩川の
下流の公園を回っての散歩であった。途中、写真のように、季節の花の紫陽花
が咲いていたので撮って来た。紫陽花と言えば、紫と青と赤とピンクの色と思って
いたが白い花がどうして咲いたのか、不思議に思い調べた。白いいろは、アントシアニン
と言う色素を持っていない品種で、決して土の土壌によっては、変化しないとのこと。
花の色は、土壌のヘイハーによって変化することは知っていたが、酸性は青色、アルカリ性は
赤色と、その濃度によって、途中の紫やピンクになるのだ。しかし、意外と近くで青色と
赤色が共存している場所も見かけるが、土壌の変化は如何に多いのかと思う。
紫陽花の歴史は、奈良時代に、日本の原産の花で、万葉集にも出ているように
、令和の名前の象徴ともいえる。この花は日本人に愛されたが、1000年ほどの間
忘れ去られ、ほとんど人気のない時代が続いたにもかかわらず、江戸時代に入り、
(三十三観音めぐり)などで記載されているように、広く知れ渡り、その後の花の
改善工夫で現在の美しい紫陽花が、全国的に栽培され、現在に至っている。その代表的
な場所は、関東では、鎌倉の長谷寺であろう。