最近の報道では、トランプが北朝鮮だけでなく、中近東のイランなどに関して発言する
記事が一面を呈していた。つい、1週間まえには、ホルムズ海峡での日本の商船
が、何者かに襲撃を受けて火災になったとの事件があった。乗務員はすべて避難し、無事
であったが、犯人は明らかとなっていない。日本の犯罪を見ると障害事件などでは、犯人
はすぐに判明するが、このような、政治の絡んだ国際間の事件の場合は、どうして、犯人
が、判明しないのであろうか。商船に乗っていた乗務員が、逃げているのであるから、船
を襲撃し、爆破した犯人を知っていないはずはないとおもうが。アメリカ側は、イラン
の革命防衛軍の仕業と言っているがイラン側は、アメリカが仕組んだものだと反論して
いる。このように、戦争になるケイスは、このような報道のやり取りから始まるものだ。
例えば、良い例では、日本が、昭和12年に起こした盧溝橋事件が挙げられる。
中国の北京西南部の盧溝橋付近で、演習中の日本軍に対して、十数発の射撃があった
とのことで、中国軍との戦争が開始されている。この射撃があったが、その犯人は、日本
側は、中国軍だと主張して、戦争に入って行ったのであるが、後には、日本側が仕掛け
た行為であったことが判明している。このように、戦争の開始は、些細なことから始まる
ものだ。安倍総理が、イランとアメリカが仲直りすることの調停出かけた矢先のことで
日本政府も、困っていると思う。しかし、戦争が、このような、些細なことから起こらない
ことを祈るばかりである。
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