台風20号が去って、今日は、久しぶりに青空がいっぱいで、遠くに白い雪をいただ
いた富士山がくっきりとうかんでいた。秋晴れのいいてんきだ。しかし、また台風
21号が近ずいている。太平洋に逃げてくれることを願いたい。昨日は、雨のなか、
令和天皇の即位式をテレビでみた。この即位の礼の伝統的な皇位継承式に用いられる
高御座は印象的だった。ヨーロッパの皇室の伝統的な即位式の式典では、王冠を頭に
教会の神父がかぶせるのをよく見かける。しかし、これに相当する日本の即位式は、
特徴がこの高御座のあるようだ。すなわち この中に入る天皇は、全面の幕が開くまで、
一切入るところは見せずに、開かれた時の天皇の姿は、全く絵にかいた飛鳥時代の
聖徳太子のようであった。この演出は、さすがで、これを見ていた外国からの
招待者は、日本の伝統に驚いたであろう。今回の即位式には、世界の183ケ國から
の出席をみている。いかに多くの国が出席したのか驚いた。イギリスのチャーチル
皇太子や王族や元首らが主席している。この即位式は遅くとも奈良時代から行われて
いたらしいが、そのころから、京都御所での即位式で行われていたのである。しかし
、現在は東京で行うことから、この約6mで重さ8トンもある高御座や皇后の王座たる
御帳台とともに、京都から運んでいるのであるが、どのようにはこんだのであろうか。