今日の午後、民主党の防衛部門会議が開催されて、私も参加してきました。
日本の外交・安全保障問題は、全ての国民にとって大変重要な課題。私ももっと外務部門や防衛部門の会合に参加したいのですが、普段はいつも私が所属をしている部門の会議などと重なっていて、なかなか参加出来ないのが実情です。
しかし、先週行われた前回の防衛部門会合と、そして今日の会合には、他の予定を横へ押しやって参加してきました。議題に「オスプレイ問題」が掲げられていたからです。
すでにお伝えした通り、先週、沖縄の平和行動に参加して、あらためて沖縄の米軍専用基地問題について仲間の皆さんと一緒に語り、考え、そして行動してきました。その中で、とりわけ、オスプレイの配備問題に関する沖縄の皆さんの強い懸念・・・というよりは怒り・・・を、肌で感じさせていただいたわけです。だからこそ、待ったなしで進められようとしているオスプレイの配備について、党内での議論にしっかり参加し、声を上げていかないといけません。
さて、今日の会議では、「オスプレイの沖縄配備に係る接受国通報」について説明があり、先週の森本防衛大臣の沖縄および岩国への訪問の結果などについても報告がありました。
ごくかいつまんで言うと、政府は、オスプレイは予定通り岩国に陸揚げされるが、今進められている米軍による最近のオスプレイ事故の検証が終わり、安全性が確認されるまで飛ばさない約束を米軍から取り付けた、だから理解して欲しい、という立場を説明したわけです。
参加議員からいくつもの質問(防衛省の説明に懐疑的な質問ばかり)が出ました。私からは(1)安全性が確認されるまで飛ばさないのであれば、なぜ今、予定通り陸揚げを進めるのか、安全性が確認されるまで待つべきではないか?、(2)安全性の確認というのは、何を持って安全性の確認なのか?米国が「安全性が確認された」と報告してきたら(そうなるに決まっている)、それで安全性が確認されたということなのか?、(3)オスプレイの配備について、地元自治体の許可や同意は不要だということだが、それはあくまで制度上の話であって、民主党政府としては地元自治体のご理解を得るまで努力を続ける(配備を強硬しない)ということで良いか?、という内容で質問しました。
(1)については、防衛省担当より、米軍の民間輸送会社との契約上の問題であるとの回答。理解不能・・・。(2)と(3)については、渡辺周・防衛副大臣が丁寧に回答してくれて、(2)は「ご指摘の点はもっともで、防衛省内でも、日本側として安全性の確認をどう実施すべきか、議論している」とのこと。(3)は、「当然、そういう方向で努力を続ける」という回答でした。
防衛部門会議では、今後ともオスプレイ問題を取り上げて議論を続ける、と言ってくれているので、これらの点は、引き続き、追求していきたいと思っています。
しかし、今日、議論していてあらためて愕然としました。
オスプレイの沖縄配備問題というこの大事な案件を議論しているのに、いつもいるはずの、沖縄選出の議員たちがいないことに、です。そう、とっても残念なことに、お二方とも、今日、民主党からの離党届けを出してしまったのです・・・。
沖縄の皆さんは色々な思いをお持ちでしょうし、私の意見とは違うかも知れませんが、私はこういう時だからこそ、お二人には党内にとどまって、沖縄の皆さんのために、与党内で声を上げ続けて欲しい。民主党が政権に就いている限り、防衛問題も、基地問題も、沖縄振興の問題も、与党民主党が中心になって議論するわけです。そこに沖縄選出の議員が居ないのでは、これこそまさに沖縄県民不在の意志決定になってしまうじゃないですか!
そう考えると、本当に残念でなりません。がしかし、それでも事態は待ってくれません。沖縄県民の皆さんのご意見を、県連や、支援をいただいている仲間の皆さんを通じてしっかり受け止めて、私たちみんなが代表者としてしっかり頑張っていかないといけないのです。
オスプレイ問題、引き続き追っかけていきます。