普段、あまりご縁のない雑誌に名前とインタビューが掲載されるというのもちょっと不思議な感覚なのですが・・・
SAPIO(サピオ)という雑誌の8月8日号から、医療ジャーナリストの伊藤隼也さんが書いた「うつで病院に行くと殺される!?」というかなり刺激的なタイトルの連載記事が始まりました(第2弾とか)。その第1回の記事の冒頭、いきなり私の発言が引用されています:
冒頭に紹介したシンポジウムには、国会議員も3名出席していた。その一人、民主党の石橋通宏参議院議員は、"きちんと精神科を受診した結果、薬の副作用で自殺する"という精神医療の実態に驚きを隠さなかった。
「これまで労働安全衛生法改正(職場健康診断でのメンタルヘルスチェック義務化)に関する議論の中で、向精神薬による被害や精神医療の問題という視点は全くなかった。民間の方から様々な意見を頂き、厚生労働省からも多くの情報を入手していたが、これらの問題についての話は一切出なかった。正直言って残念。これからの議論にいかしていきたい」
ここで言及されているシンポジウムとは、今年4月に都内で開催された「精神薬の薬害を考えるシンポジウム」のこと。私も一参加者として会場に行ったのですが、折角だからと壇上に招かれ、ひと言、意見を述べた時の話がここに引用されたわけです。シンポジウムの内容については、私もブログで報告していますので、ぜひこちらもご覧下さい。
SAPIOを愛読されている方はいいとして、普段、SAPIOを読まない方は、立ち読みでいいので・・・いや、ぜひ買って読んで下さい(笑)。この向精神薬や精神医療の問題については、労働安全衛生法の改正とも絡んで非常に重要な課題になってくると思います。その実情を知り、考えるためにも、伊藤さんのこの連載記事はフォローする価値ありです。