今日は終日、鳥取県鳥取市で活動してきました。
いや~、充実した視察でした。朝から、鳥取市の「スマートグリッドタウン構想」、続いて鳥取市の「教育現場でのICT利活用の現状と課題」、最後はハローワーク鳥取での「鳥取東部地域の雇用の現状と求職者支援制度の運用状況」。まあこれだけ広範囲の課題を一日で視察してしまう欲張り議員もなかなかいないでしょうね(笑)。
さて、その盛りだくさんな視察で、現場でがんばっておられる皆さんから大変貴重な情報や課題提起をいただいたので、出来れば全て報告したいところですが、鳥取から東京に帰り着いたのがすでに夜中。明日は朝から厚労委での質問なので、今日は簡単な報告だけでご勘弁を。
まずは鳥取市役所。こちらで鳥取市スマートグリッドタウン構想についてお話を伺った後、視察へ。
最初に伺った地場企業のHRDで見せていただいた、LEDを使った植物工場用のプラントモデル。普通、人工光では玉レタスは作れない(玉にならない)のだそうですが、このLEDを使ったモデルでは見事に玉が出来ています。このLEDを使った植物工場が、若葉地区で進められているスマートグリッド実証実験の一つの柱になります。(参考資料)
HRDの本社前で社長さんと。「鳥取型植物工場を全国に展開していきたい」と抱負を述べておられました。いや、ぜひ世界へ!
こちらが、若葉台地区の実証実験場所。現在は、10月の稼働をめざして建設中。左手の建物が植物工場。右手がオール電化のスマートハウス。その後ろに、ガス併用型のスマートハウスが作られる予定。ポイントは、蓄電池を共同で設置して、太陽光発電などで創電した電気をみんなで貯めて、みんなで融通し合うという「お隣同士エネルギー融通システム」。これは面白いです。ぜひ、10月に実際に立ち上がってからまた視察したいと思います。
ちなみに、この若葉台地区の実証場所には、すぐそばに鳥取環境大学のキャンパスが広がっています。この環境大学も視察させていただきましたが、キャンパスの至る所に、環境技術を駆使した節電の工夫がなされていました。
環境大学がこの鳥取市にあるというのは、まさに産官学の連携が高いレベルで実現出来るということ。ぜひ、鳥取市からさまざまなビジネスモデルを世界に発信していっていただきたいものです。
続いて訪れた鳥取市教育委員会学校教育課では、鳥取市における教育のICT化の現状と、導入促進にあたってのさまざまな課題についてお話を伺いました。やはり、一番の課題は「関係者の理解を深めること」と「財政措置」。伺ったお話は、今後の取り組みにも活かして行きたいと思います。
最後に、ハローワーク鳥取での意見交換。所長さんから雇用情勢についてお話を伺った後、特に求職者支援制度の運用状況について担当者の方々から説明をいただきました。まだ制度開始から10ヶ月ですが、さまざまな課題が明らかになってきています。こちらも、今後の取り組みに活かして行きたいと思っています。
その後、ハローワーク鳥取内を視察。上の写真は、マザーズハローワーク。比較的広いスペースが確保されていて、子どもの遊び場もしっかりと設置されていました。いいですね。
そして、駅前の「とっとり若者仕事プラザ(ヤングハローワーク)」にもお邪魔しました。こちらは、国が運営するハローワークと鳥取県の雇用担当局が協力して若年層のための雇用サービスを提供しています。こうして、国と自治体との連携が、仕事を探す若者のためにいい形で実現されているのは素晴らしいことです。
以上、簡単ですが、鳥取市での視察報告でした。
さて、視察を終えて、そもそもの目的であった中国総支部の大会前レセプションへ。今日は、中国総支部の結成10周年を記念する集いということで、総支部の先輩方も含めて大勢の皆さんが参集されていました。
私にとっても、これまで長年にわたって育てていただいた先輩方や、2年前の初当選以来、継続して応援していただいている仲間の皆さんとお会いできる貴重なチャンス。にもかかわらず、開始15分で退席しなければならなかったのが残念でなりません。退席前に皆さんに挨拶する時間をいただいたので、力一杯、お礼だけ申し上げて会場を後に。皆さんとの懇談は、またの機会にとっておきます。
そして、鳥取から5時間20分かけて、ようやく東京に戻ってきました。明日は、参議院厚労委での質問。がんばります!