ども( ^_^)ノ yogaとロカボと糖尿病と大腸癌

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日本を「命の格差を軽視する国」にしないために

2017-12-28 09:25:17 | 日記


日本を「命の格差を軽視する国」にしないために言っておきたいこと
メディアと社会への要請
近藤 尚己

東京大学大学院医学系研究科准教授
「社会をあてにするな」の誤解
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53946

長野県がどん底の農村から長寿日本一になったのも、県民が一丸となって社会を変えたからである。医療機関と農民、そして行政機関がタッグを組んで衛生的で生産的なコミュニティを作ってきたのである。

つまりどこに誤解があるのかというと、おそらく「社会」を「お上」、すなわち政府や行政と狭くとらえられていることによるのだろう。しかしこれは正しておきたい。社会=政府ではない。社会とは、日本に住む私たちという集団そのもののことである。
もちろん、セーフティネットを整えることは政府の役割として極めて重要であるし、長野県が健康になれたのも、国民皆保険や生活保護制度など国の受け皿があってのことだ。雇用や教育といった、命を守るための条件づくりにも政府の役割は大きい。

たとえば、今回出版された書籍が警鐘を鳴らしているように、今や日本の子どもの貧困は先進国では最悪レベルであり、実に6人に1人が貧困である。健康格差の観点からも、子どもの貧困問題は待ったなしだ。

しかし、健康格差の問題を、「政府か」「個人か」だけにして、その他大勢のプレーヤーが傍観するようであれば、変革は起こらない。「社会」を狭く政府ととらえ、社会保障や医療制度の問題に終始してしまえば、出口の見えない議論となってしまうだろう。


行き過ぎた商業主義が背景にある。「水素水」や「がんは治療するな」論など、健康不安や病の悩みにつけ込む記事や宣伝も看過できない。

犠牲になるのは、社会的なストレスにより冷静な判断が難しかったり、情報リテラシーを十分身に着ける機会に恵まれてこなかった、社会的に不利な人々である。誤った情報の拡散は健康格差を拡大する。

「格差」は読者の好奇心を満たす週刊誌やワイドショーの格好のテーマだ。典型的には、港区のような、ずば抜けた高所得エリアと所得の低いエリアとを比較し、後者をあげつらうような記事である。あげつらうのに都合のよい住民インタビューの言葉をちりばめ「だから○○区は不健康なのだ」と、印象操作をするのである。これでは芸能人の不倫ニュースやポルノと同列である。つまり、読者の好奇心、もっと言えば「のぞき見根性」を刺激するために、特定の地域や個人をモノ扱いして使い捨てにするような記事である。このような記事に倫理的な問題はないか。

このような情報に接すれば、読者は報道された人たちや地域に対して偏見を持ちこそすれ、その人たちが抱える社会的困難を深く理解しようとはしないだろう。格差の話題をポルノ化してはならない。

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健康格差 あなたの寿命は社会が決める (講談社現代新書) 新書 – 2017/11/15

NHKスペシャル取材班 (著)

内容紹介

低所得の人の死亡率は、高所得の人のおよそ3倍―――。

「健康格差」は、健康に対する自己管理能力の低さが原因ではなく、生まれ育った家庭環境や地域、就いた職業や所得などが原因で生じた、病気のリスクや寿命など、私たち個人の健康状態に気づかぬうちに格差が生まれてしまうことを指します。

私たちは不健康・不摂生な人々に対して安易に「自己責任論」を振りかざしてしまいがちですが、現在ひそかに進行しているのは、所得や家庭環境などにより自らの健康を維持する最低限の条件すら蝕まれつつあるという異常事態です。まさに《寿命の格差》とも言うべき「健康格差」の危機的な実態に、NHKスペシャル取材班が総力を挙げて迫ります。

「健康格差」を放置していると、将来的に社会保障費が爆発的に増大していく。私たちが「健康格差」に無関心ではいられないのは、膨張する社会保障費への対策は喫緊の課題だからです。そして、私たちの誰もが健康を損なう事態になりかねないからです。

年金・雇用・介護・少子化など、NHKスペシャル取材班は様々なテーマを取り扱ってきましたが、「健康格差」はこれらのすべての根本に結びつく問題であることがわかりました。社会と健康の問題を深く考えるうえで必携の1冊です。

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この本の事なんですが、これレビューのが面白い


これまで出会ったワガママかつ傲慢で医療者の言うことを、全くきかずに、どんどん、悪化していく糖尿病患者(透析導入後は多額の医療費が無料になる)や、100キロ超えの急性心筋梗塞患者(発症原因は明らか。ベッド上安静の時期なんて介助する方が体を壊しそう。)、なかには「俺らが病気になったからお前らは給料貰えて飯食えてんだから、俺達に感謝しろ。」なんて、言われることもあるため、健康弱者と言われる人々に対し、肯定的な見方が出来ないのも事実。
本当に困ってる人のため、自分ももしかしたら困る立場になるかもしれない、と思いながら多額の税金を納めているつもりなのに、上記のような輩に多額に分配されると思うと、なんのための税金なのか、なんのための社会保障なのかと、ため息の連続です。そんな人達の意識や性分を変えることなんて出来ないと分かってはいるんですけどね。
なんだか話が逸れましたけど、本はわかりやすいです。
ただ、健康弱者すべてが良民ではない以上、病気になったのなんて自分のせいだろ!甘ったれんなー!と、言いたくなる医療現場の人間の気持ちも分かってもらえると嬉しいです。




長野県は、食生活や環境も関係しているそうですが、
医療費の負担が少ないのでも有名です。
つまり無駄な検査や薬を飲まないため
健康的で長生きが多いという説があります。

日本はどうして予防医学を推奨しないのか
疑問ですね。やはり医師会の圧力ですかね?(笑)

寿命を決めるのは社会ではなく医者かもしれませんね(爆笑)




この本には出て来ませんが23区で最低最悪が長らく足立区で(^^;
生活保護が一番多い、母子家庭、子供の貧困、高齢化
今女性の区長が中心に改善の取り組み、随分良くなってる
給食とかの改善も有名

子供育てられないから、離婚とか
住宅ローン払えないから、離婚
癌が原因で、離婚とか

離婚すると最終的に国が面倒みてくれる。。。。

コメント
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