AKB48の旅

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東スポWeb記事「AKBドラフト会議”真の狙い”は劇場への原点回帰」

2013年11月16日 | AKB
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/203398/

なかなか興味深い論点のように思う。記事の体裁としては、例によって消息筋の話風にしつらえられてるけど、書かれた内容からは、しっかりと取材した感触が伝わるようだし、事実関係の記述にも、明らかな誤りはないように思う。「東スポ」でありながら、それなりの信憑性があるように見える。

「AKBドラフト会議」についての私見は既述だけど、人事権の一部委譲というポイントは、この記事でも、やや曖昧ながらも押さえられてるし、その帰結が「劇場への原点回帰」になるのだとしたら、議論としての基本線は同じと言うことになる。ただ、記事中では「断言」されてるけど、実際に「原点回帰」は起こるのかどうか、そこは秋元氏案件の常にして、先のことは分からないと思うぞ。

既述の私見に加えるとすれば、人事権の委譲はどこまで行われるのかが興味深いかな。今回のような、「AKBドラフト会議」での限定された範囲に留まるのか。それとも次第に拡大されていくのか。実際のところ、さっしーにはこれを越える人事権が、既にして与えられてるのは明らかだと思うし、もちろんそれは、さっしーという異能のメンバー故の特例なのかも知れないし、実際、HKT劇場支配人という後付けの役職が付与されてる。けれども、それでもそんな拡大は、今後さっしー以外にも起こるのか。拡大されたとして、その帰結はどうなるのか。

さらには、組織なりプロジェクトの要諦は人事と予算として、さすがに予算関係の権限の委譲は、常識的に考えて無理だろう。秋元氏自身も、「経営には参加してない」旨、繰り返し表明してるし、氏の言動や行動を見る限り、そこに嘘はないだろうと思う。けれども、ここに「常識的」という言葉が挟まれてる以上、そこは秋元氏なんで、何をしでかして来るか分からない。