AKB48の旅

AKB48の旅

「日経エンタテインメント! AKB48 10周年Spacial」の指原さんインタビュー

2015年12月02日 | AKB
高橋さんの次は、当然のように指原さん。

研究生に合格し、厳しいレッスンを続けながら、公演でバックダンサーを務めることになりました。ダンス経験も体力もなかった私にとっては、毎日がすごくつらかった。でも、それを忘れさせてくれる存在がいました。それは「地方組」との出会いでした。

共同生活を送ったのは実質1ヶ月という短い期間なのですが、今思い返すと本当に気さくなメンバー(大屋志津香、北原里英、中西優香ら)でよかったと思います。もし彼女たちとの出会いがなかったらすぎにAKB48を辞めていたかもしれません。それまでは友人が少なかったので、年齢が近いメンバーと1日中一緒にいられるというということに興奮していたのかもしれないですね。


これは有名な話だし特に目新しいことは語られていないんだけど、こうやってあらためて「指原莉乃史」の黎明期としての「地方組」というものを鑑みるに、ここに言わばP2P構造、それも指原さんにとってのみ特別の構造が立ち現れてると見なせそう。とりわけ成長期には、P2Pグループのあり方がその後の人生にとって決定的になることがある。この辺りは理論的にも語られてるところではあるけど、実際に経験された方なんかだと、自明レベルだろうと思う。

この「地方組」の1ヶ月が、指原さんのベースラインとなって、その後の台頭を支えたと言えるんじゃないだろうか。ここをくぐったことで、隠されていた文才、そして構成力が表に現れた。この「地方組」という経験こそが、指原さんにとっての強運だったことになる。その後のHKT移籍にしても、この「地方組」時代が下支えになったとも見なせるわけで、これは地味ではあるけどAKBにとって「あつみな」級のイベントに相当するのかも知れない。