AKB48の旅

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「シリア難民、AKB、LGBT、暴力団、刑務所」

2017年09月15日 | AKB
シリア難民、AKB、LGBT、暴力団…一見バラバラな「断片」を繋ぎ合わせて見える「ニッポン社会」とは?

『人間の居場所』(集英社)の著者・田原牧氏はノンフィクション作家であり、本書は様々な人々を取材した内容となっている。そこにはシリア難民、AKB、LGBT、暴力団、刑務所などが並び、それらは一貫性がないように見える。だが、様々な社会的に少数であろう人たちの現状を連ねてみると、見事に今の社会の様相が表れる。

 いつのまにか大きな流れとなり社会を覆っているもの、それは「単純化」だ。ライフスタイルや価値観の多様化が進んでいるように見えて、嫌なことや不都合なことはシャットアウトしてしまう。反論や議論を許さない風潮、そして思考停止が加速している。いわゆる社会の「分断」が起こっている、と著者はいう。


「シリア難民、AKB、LGBT、暴力団、刑務所」という言葉の並びに、ちょっと驚かされた。そういった類いのヘビーなアイコンの1つとして、AKBが認識されてるということなんだろうか。引用部分を読んでもどういうコンテクストなのかが分からない。記事全体を読んでも、疑問点と違和感しかない感じ。

例によって批判とかは避けるけど、それでも一点だけ突っ込むなら、「複雑系」という言葉をどういう定義で使ってるんだろう。

高橋輝実氏の署名記事だけど、ググってもよく分からないな。