今日も凄い雪降りです。
積雪は1メートルを超してます。
明日朝にかけ、市内で更に30センチ積もるとの予報です。
同じ県内でも小国は244センチ、尾花沢236センチ。
この雪 いつまで降り続けるのでしょうか・・・
「いくたびも 雪の深さを尋ねけり」・・・正岡子規
天を恨まず・・・と東日本大震災後 気仙沼市立階上中学校答辞で梶原裕太さんが
しかし苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、助け合って生きていくことが、これからの私達の使命です。と読みました。
自然は 時にはとても恐ろしい事を起こします。
雪の被害が無いことを祈るばかりです。
YouTubeが削除されたようです。
裕太くんも今は高1
普通の高校生です。
そっとしてあげるべきですね。
でもあまりにも良い文章なので全文を載せておきます。
「本日は 未曾有の大震災の傷も 癒えないさなか 私たちのために 卒業式を挙行していただきありがとうございます。
ちょうど 十日前の3月12日。春を思わせる暖かな日でした。
私たちは そのキラキラ光る日差しの中を希望に胸を膨らませ、通いなれたこの学舎を 57名揃って 巣立つはずでした。
前日の11日。 一足早く渡された、思い出のたくさん詰まったアルバムを開き、十数時間後の卒業式に思いを馳せた友もいたことでしょう。 「東日本大震災」と名づけられる天変地異が起こるとも知らずに・・・。
階上中学校といえば 「防災教育」といわれ、内外から高く評価され、十分な訓練もしていた私たちでした。
しかし、自然の猛威の前には、人間の力は あまりにも無力で、私たちから大切なものを 容赦なく奪っていきました。
天が与えた試練というには、むごすぎるものでした。 つらくて、悔しくてたまりません。
時計の針は 14時46分を指したままです。 でも、時は確実に流れています。
生かされた者として顔を上げ、常に思いやりの心を持ち、強く、正しく、たくましく生きていかなければなりません。
命の重さを知るには、大きすぎる代償でした。
しかし、苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、助け合って生きていくことが、これからの 私たちの使命です。
私たちは今、それぞれの 新しい人生の一歩を踏み出します。
どこにいても、何をしていようとも、この地で、仲間と共有した時を忘れず、宝物として生きていきます。
後輩の皆さん、階上中学校で過ごす「あたりまえ」に思える日々や友達が、いかに貴重なものかを考え、いとおしんで過ごしてください。
先生方、親身のご指導、ありがとうございました。先生方が、いかに私たちを思ってくださっていたか、今になってよく分かります。
地域の皆さん、これまで様々なご支援をいただき、ありがとうございました。 これからもよろしくお願いいたします。
お父さん、お母さん、家族の皆さん、これから私たちが歩んでいく姿を見守っていてください。 必ず、よき社会人になります。
私は、この階上中学校の生徒でいられたことを誇りに思います。
最後に、本当に、本当に、ありがとうございました。
平成23年3月22日
第六十四回卒業生代表 梶原 裕太」