大田道灌の山吹伝説

2013-12-26 | Weblog

私の家の近くの 某社長さんが この春、事故で亡くなりました。

49日も100ヶ日も過ぎ 奥さんが ご主人さんのお部屋を整理したら 趣味で集めてた掛け軸が数本出て来たそうです。

母と私で その家にお邪魔してる時 その掛け軸を見て 母は即

「その絵は 大田道灌の山吹の絵じゃありませんか?」

すると奥さんは

「え? ご存知ですか?」と。

母は 「七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞかなしき」 それの絵でしょ」 と言いました。

奥さんは

「ご存知なら 生前 主人がお世話になったお礼に この掛け軸を持って行って下さい」と言いました。

「いいえ、ご主人さんの宝物ですから結構です。」

「そう言わずにお持ちください。主人も喜ぶと思います。」

「いやいや・・・・」

「是非、お願いです。」

「そんなそんな・・・・」

これの繰り返しをした挙句 帰りには しっかりと母の腕に抱えられていました。

帰り道、母は

http://homepage3.nifty.com/youzantei/mitisirube/yamabukidensetu.html

これ ↑ と同じような事を話してくれました。

私もこの歌はうろ覚えに知ってましたが 意味までは知りませんでした。

何故知っていたかと言うと 中学生の時 同じクラスに 「大田」と言う人のあだ名が「道灌」だったからです。(笑)